Slackが日本語に対応!スマホとPCでの日本語化の設定方法は?
利便性の高いビジネスチャットツールとしてかねてより注目を集めていたSlackですが、2017年11月に日本語への対応が発表されました。そこでSlackの日本語化に関する設定方法を、スマホとPCそれぞれの場合でご紹介します。
目次
Slackとは
Slackはビジネス向けに最適化されたチャットツールです。主に社内SNSの用途やクラウド型業務で導入されることが多く、大別すればSlackはチャットワークなどと同系統のものといえます。
チャットツールというと日本ではSkypeやLINEが先んじている分野ですが、Slackはプライベートの要素を排除しつつビジネス向けの用途に特化したものと考えればわかりやすいでしょう。
Slackの歴史は比較的新しく、2013年にアメリカで誕生しました。しかし日本語に対応していないという理由で、日本国内での利用は一部に留まっていました。
2017年11月Slackがとうとう日本語にも対応!
そんなSlackですが、2017年11月にはついに日本語版がリリースされ、国内でも利用が急速に普及しつつあります。
公式発表によると2018年6月時点で日本のユーザーは50万人にのぼり、日本でもSlackは独自のポジションを築き上げたと言えるでしょう。
日本語化するとどこが変わる?
Slackを日本語化すると、次の2点が変更されます。
①フォント
②メッセージ作成・送信時におけるEnterキーの取扱
まず①については、フォントがメイリオからMS Pゴシックに変更されます。次に②についてですが、カーソルがメッセージ入力欄の中にある場合、Enterを押すとテキストエディタのように改行されます。
英語版の場合はEnterキーを押すとその時点でメッセージ送信が実行されるため、英語版でEnterキーでのメッセージ送信を常用していたユーザーは仕様の変更に戸惑うかもしれません。この操作の代替策として、Ctrl+Enterの組み合わせによりメッセージ送信が実行可能です。
Slackの表示言語をPCで日本語に設定
Slackの表示言語を切り替えるための設定方法と影響について、PC・スマホ別にご紹介します。まずはPCでの設定を見ていきましょう。
変更で影響を受ける範囲
Slackを日本語化した際、個人用と管理者用とで変更に伴う影響の範囲が異なります。
・個人用…Slackの各種メニューやSlackボットの言語が英語から日本語に変更
・管理者用…上記に加え、ワークスペースでの言語設定が英語から日本語に変更
管理者がSlackを使用する場合、個人用だけでなくワークスペースの表示言語も日本語化しておく必要がある点には注意が必要です。管理者側の設定を済ませていないと、ワークスペースでの招待メールや新規登録者の言語設定が英語のままになってしまいます。
変更方法
PC版Slackの日本語化設定方法は下記の通りです。
<個人用>
ブラウザもしくはSlackアプリで、Slackのメイン画面を開きます。
続いて画面左上のユーザー名をクリックし、"Preference"を選択します。
画面左側のメニューから、"Language&Region"をクリックします。
続いて"Language"より、"日本語"を選択します。
(※English(US)から、日本語に切り替えます)
変更確認のポップアップが表示されますので、”Change to 日本語"をクリックします。
<管理者用>
ブラウザもしくはSlackアプリで、設定と権限メニューを開く
→"ワークスペースの言語"を選択
→"日本語"を選択し、"保存"をクリック
(「保存しました」の日本語表示が出ればOK)
以上、ごく簡単な手順で日本語化が可能です。
Slackの表示言語をスマホで日本語に設定
次に、スマホでのSlackの日本語化設定をご紹介します。
変更で影響を受ける範囲
Slackを日本語化した際に受ける影響はPC・スマホで特に違いはありません。先述のPC上での設定変更に関する「変更で影響を受ける範囲」の項目をご参照願います。
なおPCとスマホを両方持っているユーザーであれば、PC上でSlackの日本語化を済ませるとスマホのSlackアプリでも日本語化が反映されます。
変更方法
スマホ版Slackの日本語化設定方法は次の通りです。
まず、Slackメイン画面右上の"…(縦長)"をタップします。
続いてメニューリスト一番下の"Setting"をタップします。
リスト内の"Language"をタップします。
"日本語"をタップします。
確認画面で"Change to 日本語"をタップします。
メニュー画面へ戻り、日本語化が反映されていれば設定完了です。
以上の通り、Slackの日本語化作業はPC・スマホとも非常に簡単です。個人用としてはもちろん、ワークスペース上の設定も必要である点にも注意すれば、管理者として日本語版Slackを運用するのは容易でしょう。Slackの日本語化と快適な運用のために、この記事をご活用ください。