2020年06月15日更新
Notepad++の使い方!テキストエディタのダウンロード・日本語の設定方法を解説
Windows PCでとても軽くて省エネに役立つと、話題のテキストエディタが「Notepad++」です。この記事では、まだNotepad++を使ったことがない方のために、インストールする方法や基本的な設定方法等の使い方を、ご紹介します。
目次
- 1Notepad++とは?
- ・Windows用テキストエディタ
- ・Notepad++の特徴について
- 2Notepad++をダウンロードしてインストールしてみよう!
- ・ダウンロードする方法
- ・インストール方法
- ・日本語に設定する方法
- 3Notepad++の使い方
- ・ファイルを新規作成してみよう
- ・作成したファイルを保存しよう
- ・HTMLファイルの作成
- ・自動挿入機能
- ・エンコードの変更
- ・検索と置換
- ・スタイル設定
- ・テーマの変更
- ・プラグインの追加
- 4Notepad++のおすすめプラグイン
- ・HTMLTag
- ・NppFTP
- ・WebEdit
- ・Zen cording Python
- ・Customize Toolbar
- 5Notepad++を試しに使ってみよう!
Notepad++とは?
プログラマーにとって、使いやすいエディタを選択することは、仕事の効率を上げる上で絶対に欠かせません。いろいろなエディタを試しても、なかなかいいものに出会えないといった声が聞かれます。そんな方におすすめしたいのが、Notepad++です。
現在、多くのプログラマーから支持されているテキストエディタのNotepad++とは、どのようなものなのか、この記事では、Notepad++の人気の秘密と、具体的な使い方を解説します。
Windows用テキストエディタ
Notepad++とは、Windows向けのテキストエディタです。MacやLinuxでは利用できません。オープンソースで開発が行われている点が、大きな特徴です。
無料で使える
優れた機能を持つエディタの中には、有料で配布しているものがありますが、Notepad++は完全に無料で利用できます。とても優れた機能が満載のエディタを、無料で利用できる点で大変人気があります。
ソースコードの編集に便利!
Notepad++が人気の理由は、他のテキストエディタと比べると、ソースコードの編集に便利な機能が多く搭載されている点です。テキストの編集に比べると、細かい作業が格段に増えるソースコードの編集に使える、多くの機能を、完全無料で利用できる点が支持されています。
プログラマーに人気!
ソースコードの編集がしやすいことで、Notepad++は特にプログラマーの方々から、大きな支持を得ています。ここ最近では、プログラマーが最も多く使っているテキストエディタが、Notepad++と言われています。
Notepad++の特徴について
Notepad++が特にプログラマーから支持される特徴は、次のような特徴です。
動作が軽い!
Notepad++はとても動作が軽く、作業がサクサク進む点が大きく支持されています。その上、搭載されている機能の能力やボリュームと比べると、消費する電力も少なくて済む点は、長時間作業することが多いプログラマーの方々から重宝されています。
豊富なプラグイン
Notepad++には、プラグインが豊富に用意されている点も大きな特徴です。基本的な機能に実装されていないけれども必要性が高いものは、ほとんどプラグインで用意されています。特に、ソースコードの編集に便利なプラグインが、たくさんあります。ぜひ、必要なプラグインを見つけて実装してみましょう。
ショートカットキーも豊富
基本的な機能にショートカットキーが割り当てられているのは、当たり前です。Notepad++では、プラグインで追加した機能に対しても、ショートカットキーを使えます。作業効率が大きく上がるということで、利用する方が増えています。
Notepad++をダウンロードしてインストールしてみよう!
Notepad++の具体的な使い方を、ここから解説します。まずは入力作業などの使い方に入る前の、Notepad++をダウンロード・インストールして、初期設定方法を解説します。
ダウンロードする方法
Notepad++を使うために、まずはダウンロードしましょう。Notepad++はフリーソフトサイトの窓の杜などにも掲載されていますが、ダウンロードサイトは元々の作者のサイトに設定されています。Notepad++の作者のWebサイトから、ダウンロードしましょう。
上記のリンクがNotepad++のWebサイトです。画像では日本語化していますが、実際は英語の画面です。左サイドバーの「ダウンロード」をクリックします。
ダウンロードページに入ると、リリースされたバージョンが一覧になっています。特にこだわりがない場合は、一番上の最新版をクリックしましょう。インストール用ファイルをダウンロードできるページに入ります。32bit版と64bit版を選べます。お使いのPCに合わせた方を選びましょう。
ダウンロードするファイルは「インストーラー」「zipパッケージ」などから選べます。特に選択する必要がなければ「インストーラー」を選んでクリックします。インストールできるインストール用ファイルが、ダウンロードされます。
インストール方法
ダウンロードしたインストール用のファイルは、PCの「ダウンロード」のフォルダに入っています。ダブルクリックして開きましょう。
セットアップウィザードが開きます。「次へ」をクリックします。ライセンス契約に同意して、インストール先のフォルダを設定します。特に設定を変えるつもりがなければ、何もせずにそのまま進んでしまって構いません。
インストールするコンポーネントを選びます。必要に応じて、インストールするものとインストールしないものを選びましょう。
「インストール」をクリックすると、PCへNotepad++のインストールが始まります。
インストールが終了したら「完了」をクリックして終了します。
日本語に設定する方法
zipファイルをダウンロードすると、日本語化されていない場合があります。日本語化されていない場合は、日本語に設定しましょう。インストールしたNotepad++を開いて、上部のメニューバーから「Settings」>「Preferences」>「Localization」と進みます。
「English」と表示されている部分のプルダウンを、クリックします。Notepad++で設定できる言語を選択できます。「日本語」を選択すれば、日本語に設定されます。
Notepad++の使い方
Notepad++のインストールが完了したら、具体的な使い方に入っていきましょう。ファイルを新規作成するところからの、Notepad++の基本的な使い方を、ひとつずつ解説します。
ファイルを新規作成してみよう
まずは、Notepad++のエディタを新規作成する方法を解説します。
上部のメニューの「ファイル」をクリックして「新規作成」を選択するか、上部に並んでいるアイコンの中から「新規作成」のアイコンをクリックします。
新しいエディタが作成されます。
作成したファイルを保存しよう
作成したファイルを保存する方法を解説します。
新規保存する方法は、メニューから「ファイル」を開いて「名前を付けて保存」をクリックします。保存先を指定できます。保存先を指定して保存します。
一旦保存したファイルを上書き保存する場合は、上部のメニューアイコンの保存ボタンをクリックします。ワンクリックで上書き保存できます。
HTMLファイルの作成
HTMLのソースを編集するのに、通常のテキストエディタのモードでは分かりにくいため、タグが色分けされるHTMLモードで編集できるように使い方を工夫しましょう。
まずは、HTMLを作成する前に新規作成したファイルを保存します。「名前を付けて保存」から保存します。すると、保存先のフォルダを選択して、ファイル名を付けられます。ファイル名を「index.html」にして保存します。
そのファイルに、HTMLを書きこみます。上記の画像の様に、タグが色分けされて表示されます。また、区切りの部分に四角形が表示されるため、どこからどこまでが一区切りなのか、一目でわかるようになります。
自動挿入機能
HTMLを組み立てる場合は、タグを入力した場合に閉じカッコを自動挿入できるように設定できます。ちょっとした手間ですが、膨大なタグを入力する際は、かなり便利な機能です。タグの閉じカッコだけではなく、通常のカッコを使った場合の閉じカッコも自動挿入するよう設定できます。ぜひ設定しましょう。
上部のメニューバーから「設定」を開き「環境設定」をクリックします。
左側のメニューから「自動補完」を選びます。自動的に挿入したいものを選択してチェックを入れることで、自動挿入を設定できます。
エンコードの変更
ファイルが文字化けしてしまった場合は、エンコードを変更することで読めるようになります。エンコードの変更や設定の方法は、メニューバーから「エンコード」をクリックします。Notepad++で利用できるエンコードが一覧で表示されるため、その中から選びます。
検索と置換
テキストやコードを作成したり編集したりする時は、絶対に欠かすことができない機能が「検索と置換」です。Notepad++で「検索と置換」を使う場合は、上部のメニューバーから「検索」をクリックするか、ショートカットキーの「ctrl+F」を押します。検索画面が開くので、こちらから検索します。
スタイル設定
Notepad++の使い方では、使いやすいように文字色や背景色といったスタイルを変更可能です。スタイルを変更する場合は、上部のメニューバーの「設定」から「スタイル設定」を選択します。上記の画像の、スタイル設定画面が開きます。こちらから、色やフォントなどを変更できます。
テーマの変更
「スタイル設定」では、あらかじめセッティングされたテーマを選べます。自分で一つずつ設定するのではなく、テーマで設定したい場合は「スタイル設定」の上部の「テーマを選択」のプルダウンをクリックします。
プリセットされたテーマが表示されるため、そちらから利用するテーマを選択します。
プラグインの追加
Notepad++にプラグインを追加する方法は、次のとおりです。
上部のメニューバーの「プラグイン」から「プラグイン管理」を選択します。「利用可能」のタブを開くと、Notepad++で利用できるプラグインが表示されます。利用したいプラグインにチェックを入れると、プラグインを追加できます。
Notepad++のおすすめプラグイン
Notepad++には、多くのプラグインが用意されています。しかし、どのプラグインを入れたらいいのかわからない方もいるでしょう。こちらでは、特におすすめしたい、Notepad++の最強プラグインをご紹介します。
HTMLTag
HTMLTagには、HTMLのタグを編集する際に便利な機能が付いています。タグを編集している際は、対応していると閉じるタグがどこにあるのか、わからなくなるケースがあります。HTMLTagを入れておくと、対応するタグの位置がひと目でわかります。タグを選択する機能のほか、タグの中のコンテンツだけを表示する機能などもあります。
NppFTP
NppFTPは、Notepad++にFTP機能を実装するためのプラグインです。NppFTPを入れると、サーバーからダウンロードしてきたファイルを編集したら、そのままNotepad++からアップロードできます。
WebEdit
タグの中には頻繁に使うものもあれば、それほど利用頻度が高くないものもあります。WebEditを入れると、ツールバーに頻繁に使うタグのボタンを実装できます。ショートカットキーに割り当てることもできるため、作業効率が大きく上がります。
Zen cording Python
Zen cording Pythonは、HTMLを省略形で記述した時に、それを展開してくれるプラグインです。簡単な記述で一気にタグが展開されるため、使いこなせれば作業効率が一気に上がります。
Customize Toolbar
ツールバーの中には、使いたい機能がなかったり、自分はそれほど使わない機能のボタンが入っています。Notepad++のツールバーに不満があるのであれば、Customize Toolbarを入れましょう。こちらのプラグインを入れることで、名前の通り自由にツールバーをカスタマイズできます。
あなたにとって必要なボタンと、必要ではないボタンをこのプラグインで整理して、より Notepad++を使いやすいものにしましょう。
Notepad++を試しに使ってみよう!
この記事では、たくさんのプログラマーから支持されている話題のテキストエディタ、Notepad++の特徴や使い方を解説しました。起動が早く、プラグインを色々と追加しても、動作の軽さにほとんど影響がない点は、プログラマーだけではなくてテキスト編集をしている方にも魅力的でしょう。
数多く解説してきましたが、Notepad++の使い勝手の良さは、実際に使ってみないと分かりません。プラグインをいくら追加しても、完全無料で利用できます。ぜひまだNotepad++を使ったことがない方は、一度試しに使い勝手を試してみましょう。