Lastpassの使い方!2段階認証でパスワード管理する設定やインポート方法を解説!

パスワード管理に特化した、専用のWebサービス「Lastpass」を紹介します。2段階認証やマスター・パスワードを使ってアカウント名やメールアドレス、パスワードが安全に管理されます。Lastpassは一度使うと便利すぎて手放せなくなるでしょう。

Lastpassの使い方!2段階認証でパスワード管理する設定やインポート方法を解説!のイメージ

目次

  1. 1Lastpassとは
  2. クラウド上の無料パスワード管理サービス
  3. Lastpassの特徴について
  4. 価格は?
  5. 2Lastpassのメリット
  6. 2段階認証でセキュリティ対策も完璧
  7. パスワードを自動で生成可能
  8. アプリ内にブラウザの機能がある
  9. webサイトにログインするたびにパスワードを保存できる
  10. セキュリティが低いパスワードの強化も可能
  11. アカウント作成も素早くできる
  12. 多要素認証の設定も可能
  13. 3【Lastpassの使い方・設定方法】スマホ編
  14. iPhoneの場合
  15. Androidの場合
  16. 4【Lastpassの使い方・設定方法】パソコン編
  17. Macの場合
  18. Windowsの場合
  19. 5【Lastpassの使い方・設定方法】Chrome拡張機能編
  20. 6Lastpassを使ってセキュリティを高めよう!

Lastpassとは

ログイン用アカウントやパスワードなどWebサービスのログイン管理はどのように行っていますか?オンラインサービスが充実し、それと同時にIDやパスワードは増えていくばかりです。今回は2段階認証、パスワードファイルのインポート、エクスポートができる人気のLastpassの使い方を含めたセキュリティ・アップの解説です

パスワード管理

クラウド上の無料パスワード管理サービス

Lastpassはパスワード管理とその周辺専用のクラウドサービスです。よくあることですが、ログイン用アカウント名やパスワードは本人が考えたものが、あっさりと通ればよいのですが、名前の前後に数字が付いたりメールアドレスがあるのにと思いつつ、手間取ることが多くなり、それに加齢もプラスして、アカウント名やパスワードを覚えておくのも限界に近づいていました。そんなときに出会ったのがLastpassです。

このLastpassはパスワードの2段階認証、パスワードのインポート、エクスポートにも対応した無料ソフトです

Lastpassの特徴について

Lastpassは、ブラウザの拡張機能として動作するWebアプリです。Webサービスのログイン用アカウントやパスワード管理には、今まで色々なことがいわれてきましたが、ランダム なパスワードの生成もできてその強さが表示されるので、パスワード管理の手間を大きく軽減できます

パスワード管理

利用環境は?

Lastpassは、iPhone、Android、MacとWindowsといったOSに対応しています。そして各OSのブラウザにアドオン的に動作するのですが、Internet Explorer、Firefox、Chrome、Opera、Safariに対応しています。また、利用にあたっては、Chromeなどブラウザが持っているパスワード情報をインポートできるようにもなっていますので、IDの種類が多かったり、パスワードの種類も多いかたにはインポート機能は便利です。

Lastpassはパスワードファイルをインポートだけではなくエクスポートもできるので、レコードの1行目がタイトル行で、エクスポートされたテキスト・ファイルと同じ項目順のCSVファイルをテキストエディタで作ってもインポートできます。CSVファイルのタイトル行は、"url,username,password,extra,name,grouping,fav"となっています。

iPhoneのイメージ

価格は?

このLastpassはWebアプリとして10年超のロングセラー・アプリです。今では企業の従業員のアカウント、パスワード管理にも使用できるオンラインアプリとして、ユーザー数の増加傾向がまだまだ続いています。現在、Lastpassの価格体系は、大きく分けると、「個人・家庭向きプラン」と「企業やチーム、エンタープライズ向けプラン」の2系統があります。そこで今回は「個人・家庭向きプラン」を中心に全般的な解説を進めていきます。

価格大系

上と下の画像は現在オフィシャル日本語サイトに掲載されている価格表と機能制限についての一覧です。フリープランのポイントは、30日間はフルに使えて、その後は、オプション機能に制限が掛かります。しかしパスワード管理をする基本機能は、無料で使い続けられますので、この解説を使い方の参考にしてください。30日後に使えなくなる主な機能の代表は、6桁の認証コードがメッセンジャーで届く多要素認証があります。

マスター・パスワードを使った2段階認証はそのまま残ります。

30日間のオプション体験

「プレミアム」は1ユーザー1年毎に$36(約4000円)。「ファミリーズ」は最大6ユーザーまでアカウントが取れるプランで1年毎に$48(約5200円)になります。海外の有料サービスの説明によくあることですが、上記金額の月額は目安を示しただけで、実際には年払いのみですので注意してください。

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Lastpassのメリット

次はLastpassを使用して、パスワード管理をするメリットについて解説していきます。

良いイメージ

2段階認証でセキュリティ対策も完璧

Lastpassはパスワード管理の安全性を高めるために「2段階認証」が使われています。また、最近のスマートフォンでは、「(ID+パスワード)+生体認証(指紋・虹彩)」といったスタイルでパスワード管理する手法もありますが、これは2段階認証ではなく「2要素認証」と呼ばれています。

虹彩認証

2段階認証の設定方法

Lastpassの2段階認証はオンライン・サービスで使うアカウントの「ID+パスワード」を別途Lastpassの「ID+パスワード」で保護する仕組みになっています。

認証方式

パスワードを自動で生成可能

Lastpassの特徴のひとつにパスワードの自動生成機能があります。下の画像はPC版LastpassをChromeの拡張機能としてインストールしたときのものです。①Chromeの右上に並ぶ拡張機能の中からLastpassアイコンをクリックします。表示されたメニューの中から「安全なパスワードの生成」をクリックします。②ここに指定された条件を元にパスワードが表示されます。

また②に直接既存のパスワードを入力して、その下の緑のインジケーターでパスワードの強さを計ることもできます。

PWの自動生成

パスワードの利用方法にもよりますが、インジケーターの4~5の評価のものが安全といえます。③生成されるパスワードの桁数を指定するところになります。横のスライドバーが操作しづらいときは、桁数を直接クリックして上下ボタンで決めることもできます。④パスワードの覚え安さの調整ができます。「読みやすい」か「All characters(記号も含む全文字・数字)」が安全なようです。⑤パスワードの指定条件を簡単に指定できます。

アプリ内にブラウザの機能がある

LastpassにIDとパスワードを登録しているサイトをランチャーのように使って、直接起動できるようになっています。拡張機能アイコンをクリックして、更に「Open My Vault」(保管庫を開ける)をクリックすると、下の画像のようにログイン情報を含んだ全アイテムが表示されます。格子の赤枠内の各アイテムをクリックすると新しいタブでパスワード管理されているサイトが表示されます。

ランチャー機能

また、スマートフォンではログイン情報の一覧から、任意の項目を直接選択するとLastpassのブラウザ機能で素早く情報表示ができます。残念ながらスクショできない作りでした。

webサイトにログインするたびにパスワードを保存できる

Lastpassの使い勝手の良さをわかりやすくするために、ブラウザでのID、パスワードなどのログイン情報の自動保存、自動入力をやめて見ました。Webサービスの試用やショッピング・サイトなど100件以上のパスワード管理が今までブラウザの中で行われていました。

LastpassでもIDとパスワードログイン情報の自動入力ができますが、今回は解説のため手動で行っています。下の画像はGoogleアカウントでのパスワードの入力フォームです。

入力フォーム

「No Passwords found this site.」(このサイトのパスワードがありません)となっていますので、拡張機能の「Lastpass」(赤いアイコン)をクリック(下の画像)

アカウント追加

メニューの中から「Add Item」を選択。次に「パスワード」をクリックして新規登録をします。

セキュリティが低いパスワードの強化も可能

パスワードを使いまわしていると、Lastpassから鋭い指摘を受けます。早速変更しました。

PWの使い回し

アカウント作成も素早くできる

Lastpassがあればパスワードの作成に悩む必要がなくなります。入力フォームが開くたびにリアルタイムで処理されていくので、アカウントの新規作成から管理までの作業が素早く行えるようになります。

多要素認証の設定も可能

多要素認証の設定方法は、Lastpassの公式ブログで手順が解説されています。
(  https://blog.lastpass.com/ja/2016/03/ )ここではLastpassの「(ID+パスワード)+スマホによる6桁の認証番号」という2要素認証ができるようになっています。下の画像はLastpass公式ブログのスマホを使った「Lastpass Authenticator」の使い方です

多要素認証
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【Lastpassの使い方・設定方法】スマホ編

ここから先はもっと具体的なデバイス毎の解説です。残念ながら、Lastpassのモバイル機器ではセキュリティ面からスクリーンショットができない仕組みでした

App Store

iPhoneの場合

iPhoneでは「App Store」を使ってインストールします。正式名称は、「LastPass Password Manager」です。

ダウンロード・インストール手順

「App Store」で「LastPass Password Manager」で検索し、通常どうりにインストールできます。この段階では特に問題はありません。「多要素認証」を試したいのであれば、別途モバイル端末だけの「LastPass Authenticator」が必要です。ただ「多要素認証」については30日間の使用期限で終了です。使い続けるには有料プラン「Premium」へのアップグレードが必要になります。

設定方法

Lastpassを使うとき最初に必要なのは、ログイン用アカウント名になるメールアドレスと、マスター・パスワードです。特にマスター・パスワードは他のサービスへの使いまわしを絶対に行っていないものに限定されています。またマスター・パスワードが2段階認証の要になります。下の画像はログイン用のマスター・パスワード(12文字以上)のパスワードが甘すぎると使用2日目に指摘されてしまった例です

問題点

iPhoneでのLastpassの使い方

iPhoneインストール後にLastpassの動作がわかるように、ブラウザの設定にあるアカウント名、パスワードの自動保存、自動入力をオフにしてください。また、ブラウザに保管されているアカウント名、パスワードもLastpassの動作を十分みてからの不要であれば削除してください

Androidの場合

Androidもほぼ同じような操作になります。「Play Store」を「Lastpass Password Manager」で検索してみましょう。

For Android

ダウンロード・インストール手順

Play Storeで「Lastpass Password Manager」を検索してインストールします。ここは手順的にも問題のないところです。

設定方法

Android版Lastpassの設定についての注意点はiPhone と同じです。Lastpassは「メールアドレス+マスター・パスワード」で基本動作をする仕組みになっていますので、そこに必要なメールアドレスやLastpassだけで使うメイン・パスワードを準備しておけば時間の節約になるでしょう。

AndroidでのLastpassの使い方

Lastpassを今後も有料・無料に関わらず、30日間のトライアル期間終了後も使っていくようでしたら、ブラウザに保存されているIDとパスワードは十分に検討してから削除をお勧めします。また今回は解説のため多要素認証をする「LastPass Authenticator」をスマホにインストールして試してみましたが、個人ユーザーの場合はそこまでやる必要はないという意見もあります。

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【Lastpassの使い方・設定方法】パソコン編

さて、次はPCとMacでのLastpassの使い方です。今使っているブラウザにプラグイン、拡張機能としてインストールするだけですぐに使えるようになります。

保管庫

Macの場合

Lastpassは「Mac APP Store」からダウンロード~インストールできます。

Mac App Store

ダウンロード・インストール手順

ダウンロードは、販売元(https://www.lastpass.com/ja)からどうぞ。下の画面の中心にある赤いボタン「Lastpass Freeを入手」をクリックすると、次はログイン用アカウント作成画面が出て登録後「Lastpass Free」のダウンロードができるようになっています。ちなみにこのサイトでは接続したマシンのOS情報からMac、Windowsに振り分けてOSにあったダウンロードができる仕組みをとっています。

ダウンロード

設定方法

Lastpassの設定は、メールアドレスとLastpass専用のマスター・パスワードを準備しておけば後は難しくはありません。それよりもLastpassの効果と便利さをわかりやすくするために、ブラウザの自動入力・自動保存を止めておきましょう。ここでは、Chromeで解説をします。Chromeの「設定」を開きます。

自動入力

「設定」→「自動入力」→「パスワード」とクリックして行きます(上の画像)。

設定の注意箇所

上の画像の2つのスライドスイッチを両方ともOFFにします。通常でしたら「保存したパスワードがここに表示されます。」のところに個人仕様のパソコンでしたら結構な数のリストが並びます。ここで、簡単にパスワードの中身が見えますので気に止めておいてください。

MacでのLastpassの使い方

Macでも、Windowsでも、iPhone、Androidでも、操作デザインに統一感があり、Lastpassは優れたパスワード管理ソフトです。Lastpass導入まえから使い回したパスワードは、すぐに安全性の低さを指摘されてしまうでしょう。ID、アカウント名、メールアドレスなど呼び方は色々ですが、基本は「名まえ」+「パスワード」を入力して必要なときに引き出すアプリなのですが、既存のパスワードの安全性もチェックできます。

またオフラインでもID+パスワードが必要なアプリはLastpassのノートに記録できて便利です。

Windowsの場合

Windows PCでLastpassを使うポイントについて、市場占有率世界一のブラウザ、Chromeを使って解説を続けます。

Chrome

ダウンロード・インストール手順

ブラウザのアドオンとして活躍するLastpassは、Chromeウェブストア( https://chrome.google.com/webstore/)で検索して入手できます。このChromeの拡張機能(下の画像)は青いボタン「Chromeに追加」をクリックすることで、Chromeの機能の一部として組み込まれます。

Chrome拡張機能

パソコン上のパスワードをインポートすることも可能

Lastpassはパスワード管理ソフトで初心者からベテランの方までおすすめできるアドオンです。気になりながらも面倒なパスワード管理が、Lastpassで一箇所に集められるので、大変便利です。またパスワード側、またChromeから、保管されているパスワードを受け入れることもできるので、みなさんも一度ファイルのインポートやエクスポートにチャレンジしてみてください。

また、Lastpassからパスワードをエクスポートできますのでどのような項目が必要なのか一度確かめてみるのも良いでしょう。

インポート・エクスポート

設定方法

特に難しい設定はありませんが、パスワード管理、自動保存、自動入力をブラウザからLastpassに確実に切り替わっているかチェックをお願いします。また現在のLastpassは例えば1台のPC内でChrome、Operaなど複数のブラウザを使用していても、ブラウザ毎にLastpassの拡張機能をインストールしておけば問題なく動作します。複数ブラウザのパスワード管理がLastpassひとつでできるので、大変便利で使い方の幅が広がります。

WindowsでのLastpassの使い方

WindowsとMacというOSの違いによる拡張機能の差は感じませんが、パスワード管理がLastpassというひとつのWebアプリで済むのは大変便利です。特に1ヶ月に一度くらいしか使わない使用頻度の低いクレジットカード、銀行、Webサービス系の請求チェックは、IDとパスワードが頭に残らず毎回手間取っていましたがLastpassを使って簡単に処理できるようになりました。

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【Lastpassの使い方・設定方法】Chrome拡張機能編

Lastpassを使ってChromeの拡張機能について解説します。

拡張機能

Lastpassのダウンロードページから拡張機能をインストール

Google Chromeの拡張機能は、Webサービスとして「Chromeウェブストア」
( https://chrome.google.com/webstore/)にあります。Chromeウェブストアの拡張機能を「LastPass」で検索します。

アドオンの検索

設定手順

検索結果の中から「Lastpass Free Password Manager」を選択して青いボタンの「Chromeに追加」をクリックします。ダウンロードが終わったら自動的にインストールされます。

:Chrome 拡張機能Lastpass

Chrome拡張機能でのLastpassの使い方

Chromeの拡張機能は、デフォルトでは画面右上に並びます。Lastpassの使い方はその拡張ボタンが「赤」ならON、「黒」ならOFFになります。Lastpassは1つのメールアドレスを安全に使えるように強力なパスワード生成機能と保管機能を持ったパスワード管理を提供しています。

パスワードマネージャからのインポートも可能

LastPassでは、ブラウザChromeを例に説明すると、ブラウザ右上角にあるプロフィールマークをクリックしてパスワードの保管画面からパスワード情報をエクスポートします。パスワードを受け入れるLastpass側は、拡張機能の赤いアイコンをクリック「Open My Vault」を開いて「その他のオプション」→「高度な設定」→「インポート」をクリックしてパスワード情報を受け入れます

下の画像のように色々な形式のファイルに対応できるので、受け入れ可能ファイルを一度チェックして見てください。

インポート

Lastpassを使ってセキュリティを高めよう!

Lastpassはパスワードファイルのインポートやエクスポートができて、2段階認証、さらに12桁のマスター・パスワードでパスワードを守る管理サービスです。

セキュリテイ・アップ

Lastpassのよいところは、パスワードの使い回し、予測可能な簡単なパスフレーズは、見つけ出されて変更を勧められます。以前はそういうとき見つけられても、それをどのように管理するかが厄介でしたが、Lastpassは、その場で変更されたパスワードを覚えてくれるので、安全で簡単にセキュリティアップができます。まだ未体験のかたは一度お試しください。

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Original
この記事のライター
ハシモト タクマ
「みなさまのお役に立てますように」と願いながら日々精進しています?