Internet Explorerが開かない時の対処法!起動しない・立ち上がらない時は?
Internet Explorerが開かない、起動しないときの対処法を解説します!Internet Explorerが開かない時はまずは再起動ですが、それ以外にも原因と対処法がいくつかあります。起動しないときはぜひ試してみてください。
目次
- 1Internet Explorerが起動しない・立ち上がらない時は?
- ・Internet Explorerが開かない場合まずは再起動する
- 2Internet Explorerが開かない時の対処法
- ・キャッシュクリアする
- ・アドオンなしの状態で起動
- ・セーフモード・ネットワークモードで起動
- ・ユーザアクセス制御のレベルを確認
- ・GPUレンダリングの設定を確認
- ・システムの修復を行う
- ・Windowsのファイアウォールを無効にする
- ・Internet Explorerの設定をリセット
- ・パソコンをリストア
- 3他のブラウザを入れているとInternet Explorerが開かない時も安心
- ・Chrome
- ・Firefox
- ・Safari
- ・Opera
- 4Internet Explorerが開かない原因は様々!対処法をひとつずつ試そう
Internet Explorerが起動しない・立ち上がらない時は?
Internet Explorerが起動しない、立ち上がらない、というトラブルに見舞われたことはありますか?今回は突然、Internet Explorerが起動しない、立ち上がらないときに試してみるべき対処法を解説します。
Internet Explorerが開かない場合まずは再起動する
パソコンのプログラム・アプリ関係で突然、不具合が起きたときは、対処法として再起動するのが基本です。Internet Explorerが開かない場合は、まず再起動してみましょう。
Internet Explorer自体を再起動し、それでも起動しない、立ち上がらない場合はパソコンを再起動しましょう。パソコンを再起動した後に、Internet Explorerを立ち上げると起動する場合があります。
Internet Explorerが開かない時の対処法
Internet Explorer・パソコンを再起動しても、Internet Explorerが起動しない、立ち上がらない場合は以下の対処法を試してみましょう。Internet Explorerが開く場合があります。
キャッシュクリアする
まず、キャッシュをクリアにする方法があります。Internet Explorerが開かない場合は、Internet Explorer上の設定メニューを開けないので、Internet Explorerの環境設定は行えないと考えがちですが、Windowsのコントロールパネルを通してキャッシュをクリアにすることができます。
Windows 10の場合のコントロールパネルの探し方は、スタートメニューで「コントロールパネル」を検索するか、「Windows システムツール」内で見つかります。
コントロールパネルを開いて「ネットワークとインターネット」をクリックします。
次のページで「インターネット オプション」をクリックします。
「インターネットのプロパティ」が開くので「閲覧の履歴」の「削除」をクリックすればキャッシュをクリアできます。
アドオンなしの状態で起動
Internet Explorerが開かないのはアドオンが原因の場合があります。そのため、「アドオンなし」の条件で起動してみるという対処法もあります。アドオンとは拡張機能プログラムのことです。
「Win」+「R」キーを同時押しすると「ファイル名を指定して実行」というコマンドウインドウが開きます。このウインドウに「iexplore -extoff」と入力して「OK」をクリックすると「アドオンなし」の条件でInternet Explorerを起動できます。
これでInternet Explorerが開けば、Internet Explorerが開かなかった原因はアドオンであったことが分かります。
セーフモード・ネットワークモードで起動
Windows OSには、緊急事態の時に使用する「セーフモード・ネットワークモード」という特別モードがあります。このモードでInternet Explorerを立ち上げると起動する場合がありますが、このモードはあくまで一時的な対処法なので、Internet Explorerを「セーフモード・ネットワークモード」上で継続して使用するのはやめましょう。
「セーフモード・ネットワークモード」の立ち上げの手順をWindows 10を例にして説明します。スタートメニューより「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」と進み、中央画面より「PCの起動をカスタマイズする」の項目の「今すぐ再起動する」をクリックします。「オプションの選択」の画面が表示されるので、「トラブルシューティング」を選びます。
その後、「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」まで進むと「スタートアップ設定」の画面に切り替わります。画面上でオプション番号として「5」を選ぶと、Windows OSが「セーフモード・ネットワークモード」で再起動します。Internet Explorerを立ち上げてみましょう。
ユーザアクセス制御のレベルを確認
自分のパソコンのユーザアクセス制御のレベルを確認しましょう。ユーザーアカウント制御とは、Windowsのセキュリティレベルを設定する機能のことで、セキュリティレベルが高く設定されているとプログラムやアプリがうまく立ち上がらない場合があります。
ユーザアクセス制御のレベル確認の手順を、Windows 10を例に説明します。スタートメニューより「コントロールパネル」を開き、「ユーザーアカウント」をクリックします。
切り替わった画面で「システムとセキュリティ」をクリックします。
次の画面で「ユーザーアカウント制御設定の変更」をクリックします。
「ユーザーアカウント制御」の設定画面が表示されるので、調整レバーを上下にスライドさせてセキュリティーのレベルを調整します。調整が終わったら「OK」をクリックして設定完了です。まずは、一番下のレベルに設定して、Internet Explorerを立ち上げてみましょう。ユーザーアカウント制御の調整は後で変更可能です。
GPUレンダリングの設定を確認
Internet Explorerが開かないときは、Internet ExplorerのGPUレンダリングの設定が原因の場合があります。GPUとはグラフィック処理機能のことで、レンダリングとは、コンピューター言語から画像などを生成することをいいます。Internet ExplorerのGPUレンダリングの設定を無効にして、Internet Explorerを立ち上げると起動する場合があります。
Internet ExplorerのGPUレンダリングの設定手順を説明します。Internet Explorer の画面右上の「歯車アイコン」をクリックし、開いたメニューから「インターネットオプション」をクリックします。
「インターネットオプション」の画面で「詳細設定」タブを選びます。
「詳細設定」ページの「設定」の項目にある「GPUレンダリングでなく、ソフトウェアレンダリングを使用する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。設定が終わったら、パソコンを再起動して、Internet Explorerを立ち上げてみましょう。
システムの修復を行う
Windowsのコマンドを使って、システムの修復を行うと不具合のあるプログラムが正常に起動する場合があります。このシステムの修復作業を行う際は、事前にパソコンのバックアップを行っておくことをおすすめします。
スタートメニューより、「Windows システムツール」→「コマンドプロンプト」を起動します。コマンドプロンプトは管理者権限で立ち上げます(右クリックより「その他」→「管理者として実行」を選択)。
コマンドプロンプトの画面上で「sfc /scannow」と入力して実行します(「Enter」キーを押します)。パソコンが不具合カ所のチェックを始めます(チェック作業は1時間前後かかります)。パソコンのチェック作業が終了したら、改めてInternet Explorerを立ち上げてみましょう。
Windowsのファイアウォールを無効にする
Internet Explorerが開かないのは、Windowsのファイアウォールが原因であることも考えられます。一度ファイアウォールを無効にしてInternet Explorerを立ち上げてみましょう。
ファイアウォールを無効に設定する手順を、Windows 10を例にして説明します。スタートメニューから「設定」を選択すると、Windowsの設定画面が開くので「更新とセキュリティ」を選びます。
「更新とセキュリティ」の画面左のメニューから「Windows セキュリティ」を選びます。
画面中央より「ファイアウォールとネットワーク保護」を選びます。
ファイアウォールの画面が開くので、「アクティブ」になっているネットワークをクリックします。
設定画面で「Windows Defender ファイアウォール」をオフ設定にします。
Internet Explorerが立ち上がったら、セキュリティ保護のため、再度同じ手順を踏んでファイヤーウォールをオンに戻しましょう。
Internet Explorerの設定をリセット
Internet Explorerの設定をリセットすると、Internet Explorerが正常に起動する場合があります。設定のリセットの手順は、GPUレンダリングの設定と同様に、Internet Explorer画面右上の「歯車アイコン」→「インターネットオプション」→「詳細設定」タブまで進み、ページ内の「リセット」をクリックします。
設定のリセットが終了すると「変更を有効にするにはコンピューターを再起動する必要があります」と表示されるので、パソコンを再起動した後、Internet Explorerを立ち上げます。
パソコンをリストア
Internet Explorerが立ち上がらない原因を考えるとき、パソコンのシステム自体が問題の場合はパソコンをリストアすると正常に起動する場合があります。Windows 10を例にして説明します。Windows 10でパソコンをリストアする方法は大きく分けて2つのタイプがあります。
1つ目は、パソコンのシステムを初期状態に戻す方法で、Windows OSを再インストールします。パソコン上の操作で初期化を行う場合は、パソコン内のファイルを保持するか、削除するかを選択できます。手順はスタートメニューから「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」まで進み、「この PC を初期状態に戻す」の「開始する」をクリックします。
その後「個人用ファイルを保持する」、「すべて削除する」、「出荷時の設定に戻す」の3つの選択肢から初期化のパターンを選びWindows OSを再インストールします。「すべて削除する」と「出荷時の設定に戻す」の違いは、「出荷時の設定に戻す」の場合、パソコンの製造元がインストールしていたアプリは復元されます。
2つ目は、最近施行されたシステム変更を元の状態に復元する方法です。これはパソコン内の状態を以前の状態に戻すので、ファイルなどがなくなる可能性があります。復元を行う際は、事前にパソコン内のデータをバックアップすることをおすすめします。
システム変更を元の状態に復元する手順は、「コントロール パネル」を開き、検索枠で「回復」のワードで検索します。「回復」の項目が検出されるのでクリックし、「回復」のウインドウで「システムの復元を開く」クリックして復元作業を行います。
他のブラウザを入れているとInternet Explorerが開かない時も安心
Internet Explorer以外にも機能が充実したブラウザはあります。他のブラウザを入れておくと、Internet Explorerが開かないときも安心です。
Chrome
Chrome(google.com/intl/ja/chrome/browser)はGoogleが提供しているブラウザです。画面レイアウトデザインもシンプルで見やすく、動きも軽くて使いやすいという評価があります。拡張機能も充実しています。
Firefox
Firefox(mozilla.jp)はInternet Explorerと並んで昔から親しまれているブラウザです。拡張機能も充実しています。
Safari
Safari(apple.com/jp/safari)はAppleが提供するMac・iPhoneの標準ブラウザです。使いやすいレイアウトデザインが好評です。
Opera
Opera(opera.com/ja)は知る人ぞ知るブラウザですが、ファンも多く他のブラウザにはない、機能的なレアアウトデザインが特徴です。
Internet Explorerが開かない原因は様々!対処法をひとつずつ試そう
Internet Explorerが開かない原因は様々ですが、簡単に試せる対処法から順番にやってみましょう。あまり難しく考えず、自分でできる対処法から試してみると良いでしょう。