Facebookのリーチとは?投稿のリーチ数を増やして上手に運用しよう!
Facebookのリーチ数を気にしたことはありますか?リーチ数とは、あなたのFacebook投稿がどれだけの人に表示されたのかを表した数字です。Facebookのリーチ数を意識した投稿にすることで、これまでより多くの人にあなたの投稿を届けることができます。
目次
Facebookのリーチとは?
Facebookを運用している方で「リーチ」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?Facebookを知り合いへの近況報告程度に利用している方はあまり聞いたことがない言葉かもしれません。
「リーチ」とは、ページからのコンテンツ、またはそのページに関するコンテンツが画面に表示された人の数を意味します。簡単に言うと、あなたがFacebookに投稿したページがどれだけの人に表示されたかという意味の数になります。
似た言葉で「ページビュー」と言うのもありますが、「ページビュー」とはFacebookにログインしている人とログインしていない人合わせてあなたのFacebookプロフィールを閲覧した回数です。
Facebookのリーチには3種類ある
Facebookの「リーチ」は「オーガニックリーチ」「有料リーチ」「口コミリーチ」の3種類に分けられています。それぞれのリーチの特色をしっかり抑えて、今後のFacebookの運用に活かしましょう。
オーガニックリーチ
「オーガニックリーチ」とは、Facebookの無料投稿(通常の投稿)が画面に流れてきた、あるいは表示された人の数を意味します。オーガニックリーチは、さらに細かく「クチコミリーチ」と「クチコミリーチ以外」に分けることができます。
有料リーチ
有料リーチとは、ページからの有料投稿(広告)が画面に流れてきた、あるいは表示された人の数を意味します。
クチコミリーチ
「クチコミリーチ」とは 、友達があなたの投稿したFacebookページを「いいね!」した、フォローした、投稿に対してアクションを実行した、ページの写真をシェアした、ページにチェックインしたなどの理由により、あなたのFacebook投稿画面が表示された人の数を意味します。つまり「いいね!」などのアクションで回ってきたためにあなたのFacebook投稿を目にした人の数を意味します。
「クチコミ以外」とは、 ページからのコンテンツのいずれかが画面に表示された人の数です。つまり、Facebookの友達から回ってきたわけでもないのにあなたのFacebook投稿を目にした人の数になります。
リーチが増えると運用に活用できる
リーチが増えるということは、あなたのFacebook投稿に反応を持ってくれる人が増えるという実績でもあります。がむしゃらにFacebookへ投稿を続けるよりかは、どういう投稿内容だとみんなの反応が良いのか、どんなタイプの人に好まれているのかを知るというのはFacebookの運用において非常に重要な分析になります。
リーチの数を意識した投稿や、オーガニックリーチ・有料リーチ・クチコミリーチを理解し押さえることでFacebookの運用の幅が広がります。
Facebookのリーチ数を確認するにはどうする?
では早速、自分のFacebook投稿のリーチ数を確認してみましょう。
しかしその前に注意しておきたいことがあります。それはリーチ数を確認できる人と確認できない人がいるということです。Facebookのリーチ数は、これまでのFacebookの投稿に「いいね!」が30以上ある人のみが確認することができます。Facebookのリーチ数を確認できない人はこの表示ラインに引っかかっているものと考えられます。
各投稿の下で確認する
Facebookの投稿下部に、その投稿のリーチ数が表示されています。もちろん投稿者にしかリーチ数は表示されていません。
自分のFacebookマイページから投稿を確認するとすぐにリーチ数を確認することができます。
管理者パネルで一括確認する
Facebookの上部にある「インサイト」をクリックします。こちらは管理者パネルとなっていて、このインサイトでもあなたの投稿のリーチ数を確認することができます。
インサイトからリーチ概況も確認できる
Facebookの「インサイト」は、Facebookの運用にとても優秀な機能です。リーチ数の他にも、ターゲットの人口統計データやあなたの投稿に対する反応など、様々なパフォーマンスを知ることができます。
たとえば、Facebookのインサイトを使うと、どの投稿が最も多くのエンゲージメントを獲得しているかと、ターゲットがいつFacebookにアクセスしているかがすぐに分かります。
インサイトで確認できるのは過去2年間の投稿のみです。年齢、性別、地域などの利用者層データは、100人以上のデータがある場合に確認できます。
Facebookのリーチ数を増やすには?
Facebookの運用において、リーチ数を増やす投稿を意識することはとても大切です。普段の日常寄りの投稿においても、友達からの反応を増やす方が次の投稿へのモチベージョンにも繋がります。
リーチ数が増えることで、自分に求められている投稿が確立してくる、共通の趣味を持つ人と繋がりやすくなるといった利点があります。
Facebookのリーチを増やす8つのテクニック
これまでの投稿内容を少し意識して変えることで、いつもの投稿からリーチ数を増やす投稿へ変えることができます。今後もFacebookを運用していく上で、以下の8つのテクニックを参考にしてみてください。
(1)ユーザーが求める意味ある内容を投稿する
ユーザー、つまりはあなたの投稿を見ている人にとって有益な情報を投稿するようにしましょう。
Facebookの運用において、大切なのは「量より質」です。「〇〇で食事してきました」「△△に出かけてきました」という一言日記のような投稿はあまり大きなパフォーマンスは期待できません。
為になる、その人にとって参考になるような有益な情報が含まれた投稿が、リーチ数を増やす投稿です。まずはあなたの投稿内容をどんな人・年代・性別の人がよく見ているのか、どの投稿がリーチ数が多いのか、これまでの投稿内容を比較、分析してみる必要があります。
(2)投稿タイミングを図る
Facebookは、twitterのタイムラインのように必ず自分の投稿が友達のページに表示されるわけではありません。あなたがFacebookに投稿した時間と友達のFacebookのログイン時間が離れていたりするとあなたの投稿はその人のページに表示されないのです。
リーチ数が増える時間帯というのは一概に決めることができないのですが、まずはFacebookの友達がよくログインしている時間帯に投稿をするようにしましょう。朝の出勤時間やお昼休憩時間、夕方の時間など比較的多くの人がスマートフォンに触れる時間帯で試すことをおすすめします。
(3)投稿回数は適度に行う
多くの情報が流れてくるSNSにおいて、情報はどんどん淘汰されていくものです。そんな中で自分のニュースフィードやタイムラインを埋め尽くす勢いで投稿の数が多い人は避けられる傾向にあります。
先ほどでも言葉が出ましたが、Facebookの運用においては「量より質」です。内容のない投稿を大量に打つのではなく、リーチ数を増やす投稿に狙いを定めましょう。
(4)動画などに投稿タイプを変える
Facebookの投稿はテキストだけでなく、写真や動画など、様々な投稿タイプに対応しています。twitterやInstagramなど多くのSNSを使いこなす人にとって情報は早くそして単純に受け取りたいものでもあります。たとえ質の高い内容であっても、画面が黒く覆われてしまうようなテキストだらけの投稿は親指1つで飛ばされてしまうことでしょう。
動画タイプ、写真タイプなど、パフォーマンスの良い投稿タイプに切り替えることでリーチ数を増やすことができます。
(5)シェアを促す
直接的なテクニックになりますが、「いいなと思ったらシェア!」といったシェアを促す言葉を投稿の文末に入れることでリーチ数を増やすことができます。
シェアを促すことで、あなたの投稿に共感、興味を持った人が行動に移りやすくなるからです。促されたシェアでも、より多くの人にみてもらえたならそれはFacebook運用におけるチャンスです。これまで自分を知らなかった人に自分を知ってもらえる・興味を持ってもらえるチャンスを手に入れることができるのです。
(6)リアクションしやすいよう工夫する
Facebookには「いいね!」の他にも「超いいね!(Love)」「うけるね(Haha)」「すごいね(Wow)」「悲しいね(Sad)」「ひどいね(Angry)」のリアクションのパターンがあります。
これまでは「いいね!」1つだけだったリアクションですが、この豊富なパターンによってさらに手軽に要項内容に対して共感や連帯感を示すことができるようになりました。共感がしやすいということは、あなたへの投稿へアクションしやすいということです。リアクションのパターンに沿った内容の投稿にすることで多くの人からのアクションが期待できます。
(7)カバー画像を適度に変更する
Facebookの「カバー画像」とは、Facebookに登録しているプロフィール写真のことを意味します。プロフィール画像を更新、つまりカバー画像を変更した時は「○○さんがプロフィール写真を変更しました。」と自動的にFacebookに投稿されます。
この投稿は、Facebook上で大事なお知らせと判断されるため、通常の投稿に比べてニュースフィードに表示されやすいようです。季節の変わり目や、イベント行事に応じて、適度にカバー画像を変更しみましょう。これまでFacebookから離れていた人を再び呼び戻すきっかけになる場合があります。
(8)投稿埋め込み機能を利用する
Facebookの「投稿埋め込み機能」とは、あなたのFacebookの投稿をFacebook以外のWebページに表示することができる機能です。たとえば、Facebookに投稿した記事のURLをTwitterに貼り付けると、Twitterであなたの投稿を目にした人がそのURLからFacebookページに飛ぶことができます。
他のSNS、Webページからも人を呼び込むことができるので、リーチ数を増やす大きなきっかけになります
Facebookのリーチが減るときとは?
Facebook運用中に、リーチ数を増やすはずの投稿を続けていても時には逆にリーチ数が減少してしまう場合があるでしょう。そんな時は「たまたまだった」とうやむやに蓋をせず、しっかりリーチ数減少の理由を探しましょう。リーチ数減少の理由を知ることで、今後のFacebook運用において同様なリーチ数減少を防ぎ、最低限の減少に止めることができます。
ユーザーの反応が悪い
リーチ数減少の主な理由はあなたが思っている以上にユーザーの反応が悪かったということを意味します。内容の薄い投稿だった可能性もあれば、不適切な言葉を使っていたり、誰かの反感を買ってしまうような投稿だった可能性もあります。
ネガティブフィードバックと呼ばれる「投稿を隠す」「スパムとして報告する」「いいね!の取り消し」がある投稿は、他の人へ表示されにくくなります。リーチ数が減った時は、否定的な意見の多い投稿内容だったか一度内容を確認してみましょう。
否定的意見の確認方法
Facebook上部にある管理パネルの「インサイト」から、否定的な意見を確認することができます。「インサイト」をクリックし、「投稿のエンゲージメント」項目をクリックしてください。
「シェア」欄の横にある「▽ボタン」をクリックすると「投稿を非表示」「全投稿を非表示」「スパムとして報告」「いいね!取り消し」の数がわかります。
もちろん、誰が否定的な意見をしたのかは確認することができません。否定的な意見の数で今後の投稿について分析しましょう。
Facebookのリーチ数を左右するエッジランクとは?
テクニックの積み重ねの他に、Facebookの「エッジランク」についても押さえることで、より大きなリーチ数増加が期待できます。Facebookの「エッジランク」とは、Facebook独自のアルゴリズムです。Facebookの投稿は、このエッジランクに判断されて表示・非表示が振り分けられています。
エッジランクはコンテンツ優先度判断の仕組み
エッジランクは、全ユーザーに対して一律に動いているものではなく、個々のユーザーに合わせて表示内容に優先度をつけます。それぞれのユーザがこれまで興味や関心があった投稿、リアクションした投稿、人間関係を元に、Facebookのエッジランクがこのユーザに表示する情報に値するかどうか判断し、時には必要と判断した情報を優先的に表示させることもあります。
エッジランクの構成要素とは?
Facebookのエッジランクは、ユーザの様々な反応を構成要素として判断を行いますが、以下の「親密度「重み」「時間」が主な判断基準になるようです。
親密度
親密度は、そのユーザーがあなたの投稿に過去どれくらいのリアクションがあったのかを意味します。あなたの投稿に対する「いいね!」やシェアが多ければ多いほど親密度が高いと判断されます。
重み
重みとは、あなたの投稿がFacebook上の友達全体からみてどれくらいの割合リアクションをされているかを意味します。リアクションの中でも一番重みがあるとされるものが「シェア」、次に「コメント」、そして「いいね!」の順で測られるそうです。
親密度があなたと個々のユーザー間のみのリアクションで判断されるのに対して、重みは友達全体から判断されます。
時間
時間とは、あなたの投稿時間とユーザーからのリアクションがあるまでの経過時間を意味します。あなたがFacebookに投稿してすぐにユーザーからの反応があると、エッジランクは高く出ます。
Facebookのリーチ数を上手に増やしてみよう!
Facebookのリーチ数は、Facebookを運用していく上でとても有益な情報です。リーチ数を増やすには、その投稿に対するユーザーのリアクションをどう分析していくかが要になっていきます。
これまでの投稿のリーチ数などパフォーマンスをそれぞれ比較し、どんな投稿が読まれているのか、どういう投稿だとユーザーが反応しやすいのか考えて投稿するようにしましょう。リーチ数を増やす投稿を意識することで、上手にFacebookを運用していきましょう。