ドコモメールのバックアップ(保存)方法!クラウドからiPhone/Android端末に移す手順を解説!

ドコモメールのバックアップ・保存方法を解説します。ドコモメールはクラウド形式のメールなので、ドコモを解約すると閲覧できなくなります。そのため、ドコモ解約前に、適切な方法でバックアップを取っておきましょう。またその際はdアカウントの調整も必要です。

ドコモメールのバックアップ(保存)方法!クラウドからiPhone/Android端末に移す手順を解説!のイメージ

目次

  1. 1ドコモメールをバックアップする際の注意点
  2. ドコモメールはローカルではなくクラウドに保存されている
  3. 解約前にバックアップを行おう
  4. Wi-Fi環境下で作業を行おう
  5. 2【iPhone版】ドコモメールのバックアップ(保存)方法
  6. ドコモメールを他のメールフォルダに移動する
  7. 3【Android版】ドコモメールのバックアップ(保存)方法
  8. ドコモメールをローカルに保存しよう
  9. ローカル保存したメールをドコモメールアプリに取り込もう
  10. 解約後にドコモメールアプリにログインできるように設定しよう
  11. 不安な場合はSIMを抜いて確認してみよう
  12. 4【面倒くさがりな人用】ドコモメールのバックアップ方法
  13. 5ドコモメールのバックアップをして思い出を残そう

ドコモメールをバックアップする際の注意点

今回は、ドコモが「@docomo.ne.jp」のメールドメインでサービス提供している「ドコモメール」のバックアップについて解説します。

「ドコモメール」は一見通常のメールと変わりないように思えますが、携帯キャリアが管理しているメールなので、特徴的なところがあります。

そうした「ドコモメール」の特徴を踏まえて、「ドコモメール」のバックアップの方法とその注意点についてまとめました。

ドコモメールはローカルではなくクラウドに保存されている

まず、ドコモメールのバックアップを行う際に最も気を付けるべき注意点は「ドコモの契約を解約する前に行う」ということです。

その理由は、ドコモメールのメール形態によります。ドコモメールのメール形態は一般的なローカル管理の形態(端末にダウンロードして管理する)ではなく、クラウドメールの形態(サーバー管理)なので、ドコモの契約を解約すると、その時点でクラウド上のメールデータが消去、もしくはアクセスできなくなります。

一度ドコモの契約を解約すると、この状況はくつがえせないので、十分注意しましょう。

解約前にバックアップを行おう

ドコモメールのバックアップ解約前に行うという大前提で、以下ドコモメールのバックアップ方法を解説します。

ドコモメールのバックアップ方法は、iPhoneとAndroidスマホに分けてやり方をレビューします。また、どちらのユーザーでも手っ取り早く試せるドコモメールのバックアップ方法も最後に紹介します。

Wi-Fi環境下で作業を行おう

また、これはデータバックアップ作業全般にいえる注意事項ですが、データバックアップをおこなう際は大量のデータ移動を伴うため、通信の負担を考慮してWi-Fi環境下で作業を行いましょう。作業の安定化を図るだけでなく、通信料の節約にもつながります。

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【iPhone版】ドコモメールのバックアップ(保存)方法

初めに、iPhoneのドコモメールのバックアップ・保存方法について解説します。

ドコモメールを他のメールフォルダに移動する

iPhoneの場合は、ドコモメールをiPhoneの標準メールアプリを使って管理しており、前述のとおり、サーバー上のメール情報を読み込むスタイルで管理しています。

そのため、ドコモの契約を解約する前、つまりメールサーバー(クラウド上)にまだメールデーターが保存されているときに、iPhone内にバックアップ用のアカウントを作成して、そのアカウント内にメールサーバー(クラウド上)に保存されているドコモメールのデーター・履歴を移動・コピーすることで、バックアップを作成します。

手順は簡単です。まず、iPhoneの標準メールアプリ内に、任意のバックアップ用のアカウントを作成します。

iPhoneのホーム画面から「設定」→「パスワードとアカウント」「アカウント追加」まで進み、任意のアカウントを追加します。Gmailなどのフリーメールのアカウントで問題ありません。個人的に支障がなければiCloudメールをバックアップ用のアカウントとして利用しても良いでしょう。

ドコモメールのバックアップの手順

新規で作成したバックアップ用のアカウントを通常通り操作できる状態にして、iPhoneの標準メールアプリを立ち上げ、ドコモメールの項目でバックアップをとるトレイ(受信・送信済みなど)を選択して履歴一覧を開き、画面右上の「編集」をタップします。

ドコモメールのバックアップの手順

「編集」をタップすると、履歴一覧の右側にチェックボックスが表示されます。バックアップをとるメールにチェックを入れて履歴一覧画面下方の「移動」をタップします。

ドコモメールのバックアップの手順

切り替わった画面左上方の「アカウント」をタップします。

ドコモメールのバックアップの手順

表示されたアカウントの一覧からバックアップ用に作成・用意したアカウントをタップし、任意のトレイを選択すると、指定したメールの履歴が移動してバックアップを作成できます。

ドコモメールのバックアップの手順
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【Android版】ドコモメールのバックアップ(保存)方法

次に、Androidスマホのドコモメールのバックアップ・保存方法について解説します。

ドコモメールをローカルに保存しよう

Androidスマホの場合は、ドコモメールを専用アプリ「ドコモメールアプリ」で管理します。Androidスマホでドコモメールのバックアップをとる手順は、初めにローカル(端末のストレージ)にデータとしてドコモメールの履歴をダウンロード・保存し、その後、「ドコモメールアプリ」で改めてそのデータを取り込んで閲覧できるようにします。

初めに、ローカル(端末のストレージ)にメールの履歴データーをダウンロード・保存する手順です。

まず、「ドコモメールアプリ」を起動し、画面右下に表示されている「その他」→「メール設定」→「通信設定」「本文保持件数設定」まで進みます。

ドコモメールのバックアップの手順

出典: https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_mail/appli/transfer_data/index.html

次の設定画面で、本文保持件数を「すべて」に設定します。バックアップ対象の全てのフォルダにチェックを入れた後、画面右下方に表示されている「その他」をタップします。

次の確認画面で「メール保存」をタップし、表示された注意事項の内容を確認して「はい」をタップします。

ドコモメールのバックアップの手順

出典: https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_mail/appli/transfer_data/index.html

メール保存先を指定する画面が表示されるので、保存先を指定して「決定」「メール保存」をタップすればローカル(端末のストレージ)にメールの履歴データーがダウンロード・保存されます。

ドコモメールのバックアップの手順

出典: https://www.nttdocomo.co.jp/service/docomo_mail/appli/transfer_data/index.html

ローカル保存したメールをドコモメールアプリに取り込もう

ドコモメールアプリのアイコン

次に、ローカルに保存したメール履歴データをドコモメールアプリに取り込みます。まず、ドコモメールアプリを起動し、画面右下方に表示されている「その他」「メール取り込み」をタップします。

次の画面で、ローカルに保存したメール履歴データを選択し、「OK」をタップするとドコモメールアプリに取り込めます。

ドコモメールアプリにローカル保存のメールデータが取り込まれると、クラウドタブ以外にローカルタブが新規で表示されるようになるので、今後はローカルタブを選択することで今回バックアップとして保存したメール履歴を閲覧できます。

解約後にドコモメールアプリにログインできるように設定しよう

バックアップ作成後は、ドコモ解約後でもドコモメールアプリでバックアップとして保存したメール履歴を閲覧できるように手続きを済ませておきましょう。

ドコモ解約後にドコモメールアプリを利用する場合は、「dアカウント」でログインして閲覧することになります。

ドコモ契約中はspモードとドコモメールアプリが連携しているので、その都度「dアカウント」でログインする必要はありませんが、ドコモ解約後はドコモメールアプリを起動するたびに「dアカウント」でログインします。

dアカウントのロゴ

出典: https://id.smt.docomo.ne.jp/

ただ、注意点としては、「dアカウント」のIDをドコモメールのアドレスに設定している場合は、ドコモ解約後にドコモメールのアドレスをIDとして利用できなくなるということです。

もし、「dアカウント」のIDをドコモメールのアドレスに設定している場合は、ドコモを解約する前に「dアカウント」の設定変更でIDを他のメールアドレス(任意のメールアドレスで可)に変更しておきましょう。

「dアカウント」の設定変更は、公式サイトにログインして、メニュー内の「IDの変更」の項目より行えます(途中、ネットワーク暗証番号を求められます)。

dアカウント - ログイン

不安な場合はSIMを抜いて確認してみよう

「dアカウント」の設定を終えたら、ドコモを解約する前に1度、ドコモ解約後の環境を疑似的に用意して問題なくドコモメールアプリでバックアップデータの閲覧が可能か、シミュレーションしてみましょう。

シミュレーションの方法は簡単です。AndroidスマホのSIMを抜いて、Wi-Fi環境下でドコモメールアプリを起動してみましょう。SIMを抜いた時点でモバイル通信(spモード)による認証が遮断されるので、ドコモメールアプリは「dアカウント」認証でログインすることになります。

この環境下で問題なくドコモメールアプリにログインしてバックアップデータの閲覧ができれば、ドコモ解約後も同様にドコモメールアプリを使ってバックアップデータを閲覧できます。

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【面倒くさがりな人用】ドコモメールのバックアップ方法

最後に、シンプルで簡易なドコモメールのバックアップ方法を紹介します。この方法は使用端末を問いません。

そのオーソドックスな方法とは、スクリーンショットでメールを画像として端末に保存する方法です。単純ですが、バックアップをとるメールの数が少ない場合はこの方法でも十分間に合いますし、重要なメールだけとりあえず保存しておくという場合はこの方法が重宝します。

iPhoneの場合は「電源ボタン + ホームボタン」、Androidスマホ端の場合は「ボリューム↓ボタン + 電源ボタン」をそれぞれ同時押しすることでスクリーンショットを作成できます。

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ドコモメールのバックアップをして思い出を残そう

ドコモメールは、使いやすいキャリアメールなので、大事なやり取りが履歴として残っている場合が少なくありません。そんな大事なやり取りが残っているメールが、ドコモ解約後は一切閲覧できなくなるということを知っておかないと、あとで後悔する事態を招く恐れもあるでしょう。

ドコモユーザーは、ドコモを解約する際は事前にドコモメールのバックアップを取っておくことを忘れないようにしましょう。iPhone・Androidスマホ、それぞれでバックアップ方法が違うので、自分の端末のやり方をマスターしておきましょう。また、Androidユーザーは必要に応じてdアカウントの変更も忘れないようにしましょう。

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この記事のライター
KOUSUKE
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