DiscordのPC・スマホでのブラウザ版の使い方!アプリとの違いは?
Discordといえば、SkypeやTeamSpeakに代わるゲーマー向けのボイス&テキストチャットアプリで有名です。このDiscord、実はブラウザ版というものがあるのです。今回はDiscordのブラウザ版の使い方について、アプリ版と比較しながら解説します。
目次
Discordブラウザ版とは?アプリ版との違いを解説
遠くに離れている人とゲームをする時、ほとんどの人が使っているボイス&チャットアプリが「Discord」です。Discordはその便利な機能、簡単な操作から実に多くのユーザーに使われています。
基本的に使われているのは端末にダウンロードして使うアプリ版ですが、実はブラウザ上でもDiscordの機能を使えます。今回はそのブラウザ版について、アプリ版との違いと使い方を、PC・スマホの両方について解説します。
Discordブラウザ版はアカウント登録が不要
Discordのアプリ版では、最初に起動したときにメールアドレスとパスワードを送信し、アカウント登録をしなければDiscordの機能が使えません。しかし、ブラウザ版ではアカウント登録なしでDiscordの機能が使えます。
ゲームプレイ中の表示機能はアプリ版だけ
Discordには現在プレイしているゲームを検出し、アカウント名の下に表示してくれる機能があります。しかし、ブラウザ版ではゲーム検出の機能が使えません。今プレイしているゲームを表示したいというときはアプリ版を使う必要があります。
なお、このゲーム検出機能についてはPCアプリ版のみの機能となっており、スマホでは使えないという点についても注意です。
プッシュトーク機能について
Discordでは自分が指定したキーを押しているときのみ自分の音声を送信する、プッシュトーク機能が付いています。もちろん、ブラウザ版でもこの機能は使えます。
また、スマホのアプリ版でもこの機能があります。PCとは違い、【PUSH TO TALK】のボタンをタップし続ける操作になっています。なお、Discordブラウザ版のプッシュトークは物理キーボードを使うので、ソフトウェアキーボードしかないスマホでは使えません。
その他の機能について
他にも、Discordアプリ版ではショートカットキーの割り当てができるのですが、ブラウザ版ではそのような機能がありません。機能の選択に時間をかけたくないという方はアプリ版を使いましょう。
Discordブラウザ版にログインする
ここまでDiscordブラウザ版の、アプリ版との主な違いについて解説しました。次はDiscordブラウザ版を使うために必要なログインの手順を解説します。
PCの場合
Discordのアカウントを持っていて、そのアカウントでログインしたいという方は上の赤で囲まれた部分をクリックします。
クリックしたら上の画像のような入力画面になるので、Eメールアドレスとパスワードを入力して送信するとログイン完了です。
アカウントを持っていない、またはアカウントは持っているがゲスト参加したい、という方は上の画像の赤で囲まれた部分をクリックします。
クリックすると、このようにユーザー名を入力するところが出てきます。このユーザー名は、Discordの機能を使うために必要で、自由に決められます。このユーザー名を入力・送信することで、仮ログインができます。
最後はこのようにアカウント作成画面が中央に出てきますが、仮アカウントで大丈夫という方は上の画面の外側をクリックすると消えるので、これでDiscordブラウザ版が使えるようになります。
スマホの場合
ブラウザ版は基本的にPCでの使用を想定した仕様になっているようで、今現在ではスマホでログインしても表示・操作が安定せず、使いやすさが皆無となるので推奨はできません。今はスマホでは使えないと考えたほうが良いでしょう。
Discordブラウザ版の使い方
ログインが完了したら、サーバーを作成もしくは参加し、Discordでネット上の相手と楽しくコミュニケーションを取りあいましょう。ここでは、Discord初心者の方向けに基本の操作を解説します。
サーバーを作成する場合の基本操作
ボイスチャットのサーバーを自分で作り、他人を招待してボイス&チャットを楽しむための手順を解説します。
サーバーを作成する
Discordにおけるサーバーというのは、一般的な表現で言うとグループみたいなものです。サーバーを作り、他の人を招待して初めてボイス&チャットが使えるので、一緒にボイス&チャットをしたいという方は、上の画像の赤枠から作成しましょう。
クリック後の画面で新規作成を選択した後、サーバーの名前、国名、サムネイル画像を入力・設定します。サーバーリージョン(国名)はJapanのままで大丈夫です。入力し終えたら右下の【新規作成】をクリックしましょう。
サーバーが作成出できたら、このように一時的なURLが表示されます。他人を招待するときに必要なので控えておきましょう。なお、左下のチェックボックスにチェックすると有効期限のないURLが表示されます。
チャンネルとは
Discordのボイス&チャットの機能にチャンネルというものがあります。これは簡単に言うと部屋みたいなもので、この話題について話すときはこのチャンネルで、その他の話題はこのチャンネルで、というように会話の内容を分けられるのです。
会話の内容を分けることによる利点は、興味のない内容の会話をミュートできたり、話したい内容の会話のみを見られるということです。
作成方法は簡単。上の画像のどちらかの赤枠をクリックし、チャンネル名と、ボイスチャンネルかテキストチャンネルかの選択をして【チャンネルを作成】をクリックするだけです。チャンネルを作成したら全員が閲覧、入力できるので、招待の必要はありません。
メンバーを招待する
メンバーを招待するには、上の画像の赤枠をクリックし、【友達を招待】を選んだときに表示される、あるいはサーバー作成時に控えておいた有効期限内のURLを招待したい友達に教えるだけです。あとは友達が入ってくれるのを待ちましょう。
サーバーに参加する場合の基本操作
既に作成されている、他人が作ったサーバーに参加してボイス&チャットを楽しむための手順を解説します。
URLから参加すればOK
参加方法はとても簡単かつ単純で、参加するサーバーの招待URLを教えてもらい、そのURLにアクセスするだけで参加が完了します。なお、Discordの参加にはログインしていることが必須です。
Discordブラウザ版の終了
Discordブラウザ版を終了するには2通りの方法があります。1つめはブラウザのタブを閉じる、またはブラウザそのものを閉じることで、2つめはユーザー設定にあるログアウトを選択し、ログアウトすることです。
なお、ブラウザ版のタブを閉じる、ブラウザを閉じるなどして終了すると、ログインしていたブラウザにキャッシュが残っている限りはログイン状態が保たれますが、何らかの原因でログアウトしたときに仮アカウントでは二度とログインできなくなります。
当然のことながら、仮アカウントの状態でログアウトして終了すると再度ログインすることは不可能です。
なので、仮アカウントでログインしている方はブラウザ版を終了する前に、アカウント登録してデータを保持するか、参加サーバーにお別れを告げて、サーバーから退室してからログアウトしましょう。
Discordブラウザ版を使うときの注意点
Discordブラウザ版はブラウザ上で動作するため、アプリ版との使い勝手に違いが出てしまいます。その違いに注意するべき点を挙げて解説します。
プッシュトークは常時ON不可
指定したキー、またはボタンを押している間に自分の音声を送信するプッシュトーク。とても便利な機能なのですが、ブラウザ版では開いているブラウザで通話中Discordのタブが選択されていないと使えません。
つまり、PCでゲームをしながら同じPCのブラウザでDiscordのプッシュトークを使うことはできないのです。もしPCでゲームをしながらプッシュトークをしたいのであれば、アプリ版を使用しましょう。
通信が不安定になる場合も
アプリ版では使われるPC環境が決まっているので通信が安定していますが、ブラウザ版はMicrosoftEdge、Ghrome、Firefoxなどのブラウザの違い、拡張機能の有無、開いているタブ数など、使われる環境がユーザーによって左右されます。
このような違いにすべて対応はできないので、アプリ版と比較して通信が不安定になることが多いようです。
実際にDiscordブラウザ版を使ってみよう
いかがでしたでしょうか。アプリ版と比較すると不便に見えますが、アカウント登録なしで機能が使えるので、ゲストとしての参加、サーバーの活発度の様子見などにとても便利です。
当たり前のことですが、仮ログイン中は匿名投稿と変わらないので最低限のルールを守り、遠く離れた人とのコミュニケーションを楽しみましょう!