テレビで見逃したドラマやバラエティを配信しているTVerをスマホで観ていると予想外の通信料がかかっており、契約データ通信料を超し、月末に速度制限がかかったりと日常のスマホ生活に支障が出てしまうことがあります。通信料を知り、よりTVerを楽しみましょう。
観たかったドラマやバラエティを見逃してしまったときに放映後、一週間くらいは配信してくれるTVerはスマホで観れるので気軽に楽しむことが出来ます。しかし、このTVerはよく考えたら通信料はどのくらいかかっているのでしょうか。
対策なしにTVerを視聴してスマホの契約データ容量を超えてしまい、月末に通信制限がかかってしまったなどの状況にならないようにTVerの通信料を知っておきましょう。
TVerの公式サイトを探しても通信量について記載はありませんでした。動画によって必要な通信速度が違うためにTVer側もはっきりと通信量について答えることが出来ないようです。
TVer側がはっきり記載してくれてないので謎のままにしておくことはできません。今ある条件から計算してみましょう。
TVerの運営事務局に確認したところ、視聴に必要な通信量は動画によって異なっており、1.8Mbps~500Kbpsの幅があるそうですが、TVer側からは明確にはお答えできませんとのことでした。しかし、ビットレートという1秒ごとのデータ量を教えていただいたのでそこからTVerの通信料の計算をしたものを記載していきます。
後ほど詳しくご説明しますが、TVerには”自動”と”低画質”の二種類の画質があり、ご自身で選んでいただくことが出来ます。計算してみると一時間当たりのTVerの通信量は、自動の画質は0.225GB~0.81GB、低画質の画質は0.225GBかかっているようです。
配信のテレビ局によってTVerの通信料が違うかもしれませんのでそちらも検証をしてみましょう。スマホの通信料で確認していきますのでTVer以外の他の通信料がかからないようにメールやLINEなど通信料がかかるもののすべての通知をオフにします。Wi-fiを使用せず、4G回線にします。
通信量の測定はスマホアプリの設定をクリックし、データ使用量の中にあるモバイルデータ使用量を使って計測していきます。日テレ、テレ朝、TBS、テレ東、フジテレビ各5局の1時間番組をTVerで視聴し計測していきます。
テレビ局によって違うのか、見ている動画によって違うのかは定かではありませんがテレ東はTVerの通信量が多く、フジテレビは少ない結果が出ました。今回の結果で計算すると、一時間当たりのTVerの動画の通信量は平均で645MBになります。
645MBって果たしてどのくらいなのでしょうか。例えば、メールなど300文字くらいのメッセージを送信するのにかかるデータ通信料がおよそ5KBと言われています。これを1MBあたりに計算すると、およそ200回もメッセージが送信ができることになり、645MBであればおよそ13万回ものメッセージの送信と同じ通信料になります。そう考えるとTVerの通信料はかなり大きいようです。
さて645MBと言われてもどのくらいTVerを視聴できるのでしょうか?計算上では、7GBの場合はTVerの一時間番組が約10本くらいは視聴できます。5GBの場合は7本くらいの動画が視聴できるでしょう。
Wi-Fiのデータ容量無制限の契約をしていればTVerをどれだけ視聴しても問題はありませんが、スマホやWi-Fiの契約で多いのは5GB~7GBではないでしょうか?その場合はTVerで動画を観るのにハラハラしてしまいます。
スマホで7GBの容量で契約をしていると仮定します。”自動”の画質でTVerを観た場合は一時間当たりの通信量が0.225GB~0.81GBであり、およそ7~14時間視聴することが可能です。また、”低画質”の画質でTVerを見た場合は一時間当たりの通信量が0.225GBであり、およそ31時間視聴することが可能です。
1 / 3
続きを読む