無料でYahoo!ショッピングに出店するメリット・デメリット!評判は?
Yahoo!ショッピングに出店するには初期費用が無料になっています。そんなヤフーショッピングに出店する場合のメリット、デメリットについての紹介と、他のショッピングモール型サイトとYahoo!/ヤフーショッピングの比較をしている記事です。
目次
- 1Yahoo!ショッピングは無料で出店できる?
- ・出店料が無料のネットショップサービス
- ・Yahoo!ショッピングにかかる運営費
- 2Yahoo!ショッピングに出店するメリット
- ・出店コストを低く抑えられる
- ・Tポイントサービスの利用が可能
- ・ソフトバンクユーザーとヤフープレミア会員の集客が望める
- ・ストアの運営をサポートしてくれる
- ・無料のメルマガ配信を活用できる
- 3Yahoo!ショッピングに出店するデメリット
- ・手数料は無料にはならない
- ・他のライバル店舗との過酷な競争が避けられない
- ・管理画面のCSV登録の使いづらさ
- ・他の有料ネットショップの方が安い場合がある
- ・メールや電話での対応が増える
- ・雑務が多く手間暇がかかる
- ・Googleアルコリズムの評価を得られにくい
- 4Yahoo!ショッピングに出店することの評判
- ・楽天市場と比べてのレビュー
- ・BASEと比べてのレビュー
- 5Yahoo!ショッピングに出店してみよう!
Yahoo!ショッピングは無料で出店できる?
Yahoo!ショッピングとは、日本最大級のポータルサイトであるYahoo!が提供しているインターネット上のショッピングモール型ストアです。近年では楽天市場やBASEなど、様々なネットショッピングモールが増えています。
様々なインターネットショッピングモールの中でも、Yahoo!ショッピングは高い知名度と歴史を特徴としています。この記事ではYahoo!ショッピングの出店についてや、メリット、デメリット、他サイトと比べての評判などを紹介します。
出店料が無料のネットショップサービス
Yahoo!ショッピングは出店料が無料という最大の特徴があります。その他のインターネットストアやインターネットモールなどでは初期費用や固定費用が掛かる場合が多くいです。そのため、Yahoo!ショッピングに出店することはハードルが低く、少ない資本金でインターネットストアを開業できるため、評判が高いネットショップサービスになっています。
Yahoo!ショッピングにかかる運営費
Yahoo!ショッピングに出店するための出店費としての初期費用や固定費用などは無料となっていますが、Yahoo!ショッピングにストアを出店し、商品を売買している場合には別途、運営費がかかります。そういった場合にかかる運営費について説明します。
出品に伴う手数料
出品に伴う手数料として、初期費用、月額にかかるシステム利用料、売上にかかるロイヤリティは無料です。ストア側が負担する手数料は
- 購入者に配布されるストアポイントの原資負担として最低1%~15%
- ストアキャンペーンを行う際にかかる原資負担として必須なのが1.5%
- アフィリエイトパートナーへの報酬原資として最低1%~50%
- アフィリエイト使用料がアフィリエイトパートナーへの報酬原資から30%
以上が出品に伴う手数料の一覧です。
ユーザーインセンティブにかかる費用
出店に伴う手数料のほかに、ユーザーインセンティブにかかる費用も存在しています。ストアが負担する費用として
- ストアポイントの税込み販売価格の1%(必須)
- キャンペーン原資充当分の税込み販売価格の1.5%(必須)
- ストアが負担するポイント費用(任意)
任意でストア側が負担するポイント費用として0%~14%の上乗せができ、必須のストアポイントと合計して15%までストアポイントを設定できます。Yahoo!ショッピング側が負担する費用として、PayPayのキャンペーン企画などの特典はストア側の負担にはなりません。
アフィリエイトにかかる費用
その他、アフィリエイトにかかる費用として、アフィリエイトパートナーへの報酬原資としてアフィリエイトパートナーサイトへ支払われる成功報酬があります。負担率として販売商品価格(税抜)にかかる1%~15%(1%は必須)です。
それに加えてアフィリエイト手数料としてアフィリエイトの仲介会社であるバリューコマース社からパートナーサイトへの支払いに関する手数料を支払わなければなりません。金額はアフィリエイトパートナー報酬原資の30%です。
月額運営費の計算例
以上の費用をまとめ、月額運営費の計算例として月商100万円をシュミレーションしましたので参考にしてください。
- 初期費用、毎月の固定費、売上ロイヤリティ、決済サービス基本手数料 無料
- ストアポイント原資負担(税込) 20,000 円
- キャンペーン原資負担(税込) 15,000 円
- アフィリエイトパートナー報酬原資 909 円
- アフィリエイト手数料 273 円
- 入金サイクル手数料 0 円
- 決済サービス個別手数料 29,455 円
- 合計 65,637 円(税込 68,701 円)
以上が計算例になります。ストアポイントやキャンペーンなどに力を入れる場合や、アフィリエイトなどに金額がかかる場合など、計算式に当てはまらないのがストア経営の難しいところです。
Yahoo!ショッピングに出店するメリット
Yahoo!ショッピングの基礎知識について上記では説明しましたが、他のサービスに比べYahoo!ショッピングに出店するメリットを紹介します。
出店コストを低く抑えられる
ヤフーショッピングに出店するメリットの一つとして、出店コストを低く抑えられる点です。ヤフーショッピングは初期の出店料や、月額の固定費、売上にかかるロイヤリティが無料になっています。他のショッピングモール型サイトでは出店料や固定費などの出店コストがかかる場合があるため、コストを低く抑えられることは大きなメリットになります。
Tポイントサービスの利用が可能
2012年からYahoo!JAPANはTポイントと提携を始め、Yahoo!JAPANのサービス全てにおいてTポイントを利用することができます。そのためYahoo!ショッピングで買い物をする場合にTポイントを利用することができます。
商品を購入するとTポイントが付与されるため、購入者の視点から見るとお得感があるため、他のサイトに売っている商品でもヤフーショッピングのストアで買う場合も想定され、集客に繋がります。
ソフトバンクユーザーとヤフープレミア会員の集客が望める
ヤフーショッピングのメリットとして、ソフトバンクユーザーとヤフープレミア会員の集客が望めるという点があります。ソフトバンクやY!モバイルはYahoo!JAPAN傘下の企業であるため、提携効果によってヤフーショッピングへの集客を見込むことができます。
さらにヤフープレミア会員はヤフーショッピングのポイント還元率が高いため、他のショッピングモール型サイトを利用するよりもメリットが大きく、集客が望める可能性が高いです。
ストアの運営をサポートしてくれる
ヤフーショッピングでストアを出店する場合、ヤフーショッピング側がストア運営のサポートを行ってくれます。ストア出店が初めての方などは不安が多いと考えられますが、ヤフーショッピングにはストア運営をサポートする専属のECコンサルタントが存在しており、ストア運営に関する相談などに乗ってくれるというメリットがあります。
無料のメルマガ配信を活用できる
その他にもヤフーショッピングではメール配信が自由に行えます。そのため、ストアの商品情報やセール情報などのメルマガを無料で送信することができ、メルマガ登録をしている顧客へ向けての集客に力を入れることができます。
Yahoo!ショッピングに出店するデメリット
Yahoo!ショッピングに出店するメリットについて紹介しましたが、メリットが存在するという事はデメリットも同じく存在しています。Yahoo!ショッピングに出店する際に発生するデメリットを紹介します。
手数料は無料にはならない
ヤフーショッピングに出店際には、出店料、売上ロイヤリティ、月額にかかる費用などは無料です。しかし、その他出品に関わる手数料、ユーザーインセンティブにかかる費用、アフィリエイトにかかる費用など、出店料以外にかかる費用は最低8%前後かかると想定されています。
出店料が無料であっても手数料が度々かかってしまうのはデメリットに感じる場合が多いです。
他のライバル店舗との過酷な競争が避けられない
ヤフーショッピングは出店料が無料なため、ストア数が多いです。そのため、他のライバル店舗との過酷な競争が避けられない状態になっています。そのため、様々な手段を使い、自分の経営しているストアに注目を集め、集客をしなければ売上に繋がりません。そういった部分は大きなデメリットになります。
管理画面のCSV登録の使いづらさ
ヤフーショッピングの管理画面はCSVによって商品を出品することなど、様々な作業を行えるようになっています。しかし、管理画面のCSV登録が使いづらいとインターネット上では評判になっており、デメリットとして感じる人が多いと考えられます。
他の有料ネットショップの方が安い場合がある
ヤフーショッピングの大きなメリットは、出店料が無料という手軽さです。しかし、出店料、月額にかかる費用、売上ロイヤリティは無料ですが出品や集客などにかかる様々な手数料などがかかるため、他の有料インターネットショッピングモールサイトのほうが安いということになってしまうことも想定されます。
そのため、大きなメリットである出店料が無料なことがデメリットに変わってしまう場合もあります。
メールや電話での対応が増える
ヤフーショッピングでストアを出店する際にはメールアドレス・電話番号の表記が義務付けられています。そのため、ストアへの問い合わせのほかに営業の電話や営業のメールが増えるという事が考えられます。ストア運営以外にも電話対応やメール対応が増えてしまうことはデメリットになってしまう場合が多いです。
雑務が多く手間暇がかかる
ヤフーショッピングに出店しているストアは数多く存在しています。その中から自店舗を選んでもらうためには様々な工夫が必要になります。LINE公式アカウントの開設、Twitter、Facebookなどでの広告作業など、集客における雑務が多く、手間暇がかかってしまう場合が想定されます。
そのため、ストアにかける人件費なども必要になる場合や、出品などの業務に割く時間が減ってしまうなど、デメリットになってしまいます。
Googleアルコリズムの評価を得られにくい
Googleアルコリズムとは、Google検索で上位にくるための検索順位を自動で決めるための計算方法を指しています。Googleの検索上位に来るためにはSEO対策と呼ばれる特殊な対策を取っているサイトが多く存在しています。しかし、ヤフーショッピングに出店しているストアはGoogle検索で上位に表示されにくいという謎が存在しています。
そのため、明確な解決方法がなく集客につなげることが難しくデメリットになってしまいます。
Yahoo!ショッピングに出店することの評判
Yahoo!ショッピングに出店することのメリット、デメリットについて紹介しました。Yahoo!ショッピングのほかにもショッピングモール型サイトとして有名な楽天市場、BASEの2つとYahoo!ショッピングを比較し、Yahoo!ショッピングに出店することに対する評判を紹介します。
楽天市場と比べてのレビュー
まずはYahoo!JAPANと同じく大手ポータルサイト内にある楽天市場と比べてのレビューを紹介します。楽天市場もYahoo!ショッピングと同じく気軽にストアを出店できるサービスとして有名です。
かかる費用
楽天市場はヤフーショッピングに比べ、出店料などが無料ではありません。かかる費用として出店にかかる初期費用が6万弱、月額利用料が2万弱、売上ロイヤリティももちろんかかってしまいます。その他にも楽天市場には決済手数料やデータ処理料などの費用が掛かります。
ヤフーショッピングにもアフィリエイトにかかる費用など存在していますが、出店にかかる初期費用月額の固定費がかからない分はヤフーショッピングのほうが安く済みます。
出店している店舗数
楽天市場とヤフーショッピングの出店している店舗数について比較します。この比較は大切で、出店している店舗が多い方がショッピングモール型サイトとして伸びしろがあり、集客が見込めるというメリットがります。2019年現在、楽天市場のストア数は4万7千店舗以上、ヤフーショッピングのストア数は90万店舗以上と言われています。
ヤフーショッピングはPayPayとの提携も始まり店舗数が増え続けている様子です。やはり出店費用が掛からないヤフーショッピングは人気があり店舗数が多く、ヤフーショッピング自体の集客力が強いですが、個人店舗として考えると集客力にかなり力を入れないと埋もれてしまう可能性も想定されます。
流通総額
流通総額とはそのショッピングモール型サイト内で利用されている金額を指します。金額が多ければ多いほど利用している人が多く、盛んであると考えられます。2018年度の楽天市場の流通総額は約3.4兆円とかなりの実績です。ヤフーショッピングの2018年度の発表では7,314億円と楽天市場とは大きく金額が離れています。
流通総額の数字を見ると楽天市場のほうが利用している人が多く盛んであると考えられます。
アクセス数・集客力
楽天市場とヤフーショッピングのアクセス数、集客力を比べると楽天市場は約3億以上、ヤフーショッピングは約7000万となっています。楽天市場のアクセス数は驚異的な数になっています。理由は楽天市場は世界中から集客を集めているのに対し、ヤフーショッピングは国内中から集客を集めているという規模と言えます。
アクセス数・集客力の強さにおいては楽天市場のほうがはるかに強いと言っても過言ではないといえます。
BASEと比べてのレビュー
楽天市場との比較の次は、2012年からショッピングモール型サイトに参入したBASEとの比較です。BASEは元AKBのこじはること、小嶋陽菜さんが広告モデルを行っている比較的若い世代にアピールをしているサイトです。
かかる費用
BASEで出店する際にかかる費用はヤフーショッピングと同じく無料です。その他にも月額利用料も無料となっており、そういった点ではヤフーショッピングと同じような形態をとっているショッピングモール型サイトといえます。BASEにはYahoo!かんたん決済に似たBASEかんたん決済という決済サービスが利用できます。
かんたん決済やサービス利用料、振込申請を行うための手数料などは別途かかります。ヤフーショッピングでは決済サービス基本料が無料になっているため、ヤフーショッピングのほうが安く済むという結果になっています。
出店している店舗数
現在BASEに出店している店舗数はなんと80万店舗と言われており、ヤフーショッピングの店舗数である90万店舗以上に近い店舗数になっています。やはり出店金額や月額費用が無料の場合、ストアの開業がしやすくストアが増えるという傾向があります。
流通総額
BASEのストア傾向としてハンドメイドアクセサリーなど、ファッション関係のものなどが中心になっており、あまり高額でない商品を取り扱っているストアが大半を占めています。そのため、流通総額は2018年度では210億円(推定)となっており、ヤフーショッピングの2018年度の流通総額である7,314億円とは大差をつけられています。
アクセス数・集客力
BASEはヤフーショッピングの集客面とは全く違う切り口であるため、ストア管理者がアクセス数を伸ばすため様々な工夫が必要になります。ヤフーショッピングはYahoo!JAPANのサービスの一つに入っているため元から集客力とアクセス数が見込めますが、BASEではそうはいかないため、あまり初心者向けではない可能性があります。
Yahoo!ショッピングに出店してみよう!
Yahoo!ショッピングに出店するためには初期費用がかかりません。そのため、気軽に出店ができます。現在では様々なショッピングモール型サイトが存在していますが、出店料など初期費用が掛からず手軽に始めることができるYahoo!ショッピングに出店してみましょう。