ヤフオク!の出品の取り消し方法!手数料・評価の注意点や再出品する方法を解説!
ヤフオク!で商品の出品取り消しをする方法やそれに伴う評価、システム利用料金や手数料について、再出品の仕方やキャンセルが必要な場合の注意点などを紹介していきます。出品取り消しと追記機能の使い分けなど、ヤフオク!を賢く利用するコツをマスターしましょう。
目次
ヤフオク!の出品取り消し方法とは?手数料はかかる?
Yahoo!が運営するオークション、「ヤフオク!」で商品の出品を取り消したいと思ったことはないでしょうか。商品の取り消し(キャンセル)をする前に、商品の取り消しが必要になる状況などを知りましょう。
オークションの取り消しが必要になるケースは?
ヤフオク!で出品の取り消しが推奨される状況は、出品している商品の状況がオークションページで記載している状態から変わってしまった場合や有効期限のある商品の期限が切れた場合、商品の詳細を書き換える必要が出てきた場合などが挙げられます。もちろん、売りたくなくなった場合の取り消しも可能です。
早期終了と出品取り消しの違いについて
ヤフオク!には出品取り消し以外に早期終了というオークションの終わらせ方があります。入札者がいない場合はどちらもただオークションが終了するだけで違いはありません。大きく違いが出るのは入札者がいたときです。
入札者がいる場合、早期終了するとその時点での最高額を入札している人が落札します。出品取り消しの場合は入札者がいたとしても落札させることなく終了できます。確実に商品を手元に残したいという場合は、出品取り消しを選ぶ方が安心でしょう。
出品を取り消す方法
出品を取り消したいときは出品しているIDのマイ・オークションを開き、「出品中」を選びます。取り消したい商品の名前をクリックし、オークションの取り消しを選択してください。
入札者がいない場合は手数料はかからない
入札者がいる場合、出品取り消しすると550円(自動車、オートバイのカテゴリは3,080円)の出品取り消しシステム利用料が発生します。ただし、入札者がいない場合はこのシステム利用料にあたる手数料はかかりません。
ヤフオク!で取り消した商品を再出品する方法
ヤフオク!で商品の出品取り消しした後に再出品する人も多くいます。ここからは出品取り消しした商品の再出品方法を紹介しましょう。
取り消した商品の確認方法
出品を取り消した商品の確認方法は、マイ・オークションのページで「出品終了分」をクリックします。「落札者あり」と「落札者なし」のタブがありますので、「落札者なし」をクリックしてください。その後、一覧の中に探している商品があるか確認しましょう。
再出品する手順
出品を取り消した商品の一覧から、再出品したい商品を探します。右側にある「再出品」をクリックするだけで再出品が可能になります。再出品に際し書き直しが必要な項目もあるかもしれませんが、商品の詳細画面の中には変更ができない項目もありますので注意が必要です。詳細は後ほど紹介します。
再出品のメリット
一度出品キャンセルした商品を再度出品したいと思ったときに、新規で出品する人も多いでしょう。しかし、ヤフオク!では一度キャンセルした商品を再出品するメリットがあります。詳しく見てみましょう。
ウォッチが引き継がれる
商品は売りたいけれど事情がありやむなく一旦キャンセルしたという場合、その商品に関心がありウォッチリストに入れている人は重要な存在です。新規出品するとウォッチもリセットされ、全て1からのスタートとなるのに対し、再出品はウォッチを引き継げるため再度関心のある人に出品を知ってもらえます。
ヤフオク!で出品取り消しや再出品の際に注意すること
ヤフオク!で出品取り消しをする際、利点ばかりではありません。キャンセル後「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、注意点を理解しておく必要があります。ここからは出品取り消しに関する注意点を可能な限り紹介します。
出品取り消しの注意点
まずは、出品を取り消した際どの状況でも発生する注意点を紹介します。主に利用料などの料金に関する点があります。金銭に関わる内容ですので、正確に把握しておきましょう。
支払ったオプションの利用料金は戻らない
ヤフオク!では商品を出品する際、オプションを設定できます。基本的には無料で設定できるものばかりですが、利用者に商品をアピールするためのオプションは有料となります。有料のオプションは以下の2つです。
・ヤフオク!の各カテゴリページの目立つ場所に掲載してもらえる「注目のオークション」
・「あなたへのおすすめコレクション」に表示させるためのオプション
このオプションを利用するために支払った利用料金は払い戻しされませんので、注意してください。
入札者がいる(いた)場合はシステム利用料がかかる
ヤフオク!は入札などのやり取りが発生すると、システム手数料が発生します。落札された商品には落札システム利用料が発生することは有名ですが、入札者がいる時点で出品をキャンセルした場合には、前述のとおり出品取り消しシステム利用料が発生します。
キャンセルするときにたまたま入札が入るという可能性も0ではないため、出品取り消しする際は出品取り消しシステム利用料の手数料を払うことも念頭に、やむを得ない事情がある場合のみ使用するようにしましょう。
落札後にキャンセルする時の注意点
ヤフオク!ではやむを得ない事情がある場合、商品が落札されたあとでも取引をキャンセルできます。ただし、この場合にも当然注意点があります。料金だけでなく評価に関する注意点もありますので、詳しく紹介します。
システム利用料がかかる
ヤフオク!では、商品を落札されると落札システム利用料が発生します。落札後にキャンセルする場合、正しい手順を踏まなければこの利用料金を支払う必要が出てきます。
落札後に取引が不可能となった場合は、まず落札者に事情を説明し、販売できない旨の了承を得ましょう。その後、落札者削除をします。この落札者削除をするタイミングによって、利用料金の支払いの有無が決まります。落札者にキャンセルの了承を得た後は、以下の表の期日までに落札者削除をしましょう。
落札された日 | 利用料金の確定する時期 |
1日~15日 | 同月末日 |
16日~末日 | 翌月の末日か、終了日から数えて42日のうち早い方が適用 |
出品者に自動的に悪い評価が付く
落札後にキャンセルする場合、そのキャンセルの理由が出品者都合か落札者都合かを選ぶ必要があります。落札者と連絡が取れなくなったり辞退の連絡があった場合は落札者都合を、出品者側の都合でキャンセルをする場合は出品者都合を選びます。
出品者都合でキャンセルすると自動的に「悪い」の評価がつきますので、「良い」の評価にこだわりのある人は注意が必要です。入札者は出品者の評価も確認して入札を決めることも多くありますので、必要以上に悪いの評価を付けないよう、出品取り消しのタイミングへの注意も必要です。
再出品の注意点
一旦取り消した商品を再出品する場合にも、気を付ける注意点が複数あります。この場合の注意点は出品時の設定に関するものがほとんどです。詳しく見てきましょう。
オプション利用料は再度必要
前述したように、ヤフオク!で商品を出品する際にはオプションの設定ができます。有料オプションを利用する場合は最初の取り消した商品で一度利用料を支払ったいる場合でも、新たにもう一度オプション利用料を支払うこととなります。
カテゴリは変更できない
商品を再出品する際、商品のカテゴリは変更できません。最初の出品時にカテゴリを間違って設定したという場合は再出品ではなく、新規で出品する必要があります。
終了日時の設定は再度必要
オークションの終了日は例え取り消し前の日程のままでいい場合でも、再度設定する必要があります。最初の出品時に希望する終了日を間違えて設定したという場合は、再出品することで希望の日程に修正できるのは安心できるポイントでしょう。
登録済みのコメントの取り消しはできない
商品を再出品する際、最初に登録したコメントは全て引き継がれます。商品の詳細などに書き換えが必要なレベルでの不備がある場合は、再出品ではなく新規で出品しましょう。
画像の取り消しや変更はできない
商品の画像は新たに追加することはできますが、最初に登録していた画像の取り消しや変更はできません。間違った画像を設定してしまったという場合には、再出品は不向きですので注意してください。
アクセス数はリセットされる
前述のとおり再出品をするとウォッチは引き継がれますが、アクセス数はリセットされます。前回の出品でどのくらい利用者からアクセスがあったのか、注目されていたのかはわからなくなりますので、留意しておきましょう。
質問や回答はリセットされる
前回の出品時にあった質問や回答はリセットされますので、再び同じ質問が届く可能性もあります。二度手間にならないよう、前回の出品で問い合わせがあった内容は追記するなどして利用者の疑問を事前に解消する工夫をしましょう。
新規出品したほうが良いケース
簡単に再出品できるヤフオク!ですが、変更できない点も多いことがわかりました。特に説明文や画像、カテゴリなどの商品詳細に深く関わる部分を一新する必要がある場合は、新規出品する方がいいでしょう。
再出品より【追記】の方が良いケース
ヤフオク!には「オークションの管理」のメニューから商品説明などを追記することもできます。再出品や新規出品するより、追記を利用する方がいいケースも多くありますので、以下を参考に追記の利用も検討してみましょう。
画像を追加したい時
前述のとおり、画像の変更や削除はできませんが、新たに画像を追加することは可能です。出品後に汚れなど画像を提示する方がいい箇所を見つけた場合は、編集して画像を追加するようにしましょう。
説明文を追加したい時
説明文の書き換えではなく、新たに書き加える場合は追記の機能で十分事足ります。問い合わせがあり利用者全員に周知する方がいいと判断したものや、書き漏らしなどは追記機能で追加するようにしましょう。
配送方法を追加したい時
発送方法を追加したい場合も、追記の機能で対処できます。ただしコメントや画像と同じく、一度設定した発送方法の削除はできませんので注意が必要です。もし誤った発送方法を設定してしまった場合は新規出品するなど対応しましょう。
入札者がいる(いた)場合
前述しているとおり、入札者がいる状態で出品取り消しをするとシステム利用料が発生します。そのため、不測の事態でどうしても取り消さなければいけない場合を除き、追記で事情説明などが済むのであれば追記で対応する方がいいでしょう。
ヤフオク!の出品取り消しは手数料に気を付けよう
ヤフオク!ではシステム利用料などの手数料が必要になる機会が度々あります。入札の入った後に追記で済むところをうっかり出品取り消ししたり、落札後のキャンセルで落札者削除を忘れるなど、避けられる場面での手数料の発生には気を付けながら、出品の取り消しをするようにしてください。