2019年05月22日更新
PayPalの支払い方法にVプリカを登録!アカウント作成できない対処法も解説!
ネット専用VisaプリペイドカードのVプリカはVisa加盟店でのPayPalの支払いに使うことができます。そこで今日はVプリカの入手方法やPayPalの支払いでVプリカを使うためのアカウント作成・登録方法、さらにアカウント作成できない対処法を解説します。
目次
- 1PayPalの支払い方法でVプリカを使うメリット
- ・登録時の審査・査定がない
- ・VISA・PayPal加盟店で利用できる
- ・セキュリティ面でも安心して使える
- 2Vプリカを入手しよう
- ・Vプリカのアカウントを作成する
- ・Vプリカを購入する
- 3PayPalのアカウントを登録しよう
- ・PayPalのアカウントを作成する方法
- 4PayPalにVプリカを登録しよう
- ・Vプリカをカード登録する方法
- 5PayPalにVプリカを登録・認証できない時は?
- ・正しく入力できているか
- ・Vプリカの残金が200円以上あるか
- ・メインカードで登録していないか
- 6VプリカでPayPalの支払いができない時は?
- ・Vプリカでは利用できない店舗
- ・Vプリカの残高が足りない
- 7PayPalの支払い方法にVプリカという選択肢を!
PayPalの支払い方法でVプリカを使うメリット
Vプリカとは、2011年6月30日に登場したネット専用のVisaプリペイドカードで、日本で初めてのバーチャルプリペイドカードです。支払先がVisaの加盟店であれば、クレジットカードと同じようにオンライン決済ができます。ではなぜクレジットカードではなく、Vプリカで支払いを行った方が良いのか、クレジットカードと比較しながらVプリカのメリットを挙げていきます。
登録時の審査・査定がない
クレジットカードを手に入れる際、申し込んでから必ず申込者に支払い能力があるのか、ブラックリストには載っていないのか等の審査が行われます。そのため最近は即日発行を謳うクレジットカードもありますが、ほとんどが最短でも3日書類に不備があった場合は数週間かかってしまうことも。もちろん必要書類を整える手間も、審査に落ちる場合もあります。
一方のVプリカは日本に住んでいる18歳以上の人であれば審査がなく、書類の提出も不要、専用サイトに登録するだけで即発行されますので待ち時間はありません。
VISA・PayPal加盟店で利用できる
VプリカはVISAカードと同じように、VISA加盟店やPayPalでの支払いに使えます。ただし、Vプリカはネット専用プリペイドカードですので、お買い物に行ってレジでVプリカを出しても支払い手続きはできません。
クレジットカードは個々に決められた利用限度額内であればいくらでも使えてしまうため、カードの明細書を見て予想以上の出費に驚くこともありますが、Vプリカは購入した金額の分までしか支払いができないので、計画的に利用が可能です。
セキュリティ面でも安心して使える
クレジットカードの個人情報漏洩が心配のため、ネット決済はあまり気がすすまない、という人は多いですし、実際ネット犯罪の格好の標的となりなっています。PayPalでは代金の受け取り手は支払い側のクレジットカード番号を知ることができないというセキュリティ上のメリットがありますが、海外のサイトで決済する場合はやはり不安です。
Vプリカは金額がクレジットカードのように利用限度額があるわけでなく、実際購入した金額分しか使えません。また、毎回Vプリカのカード番号が変わるので安心です。
Vプリカを入手しよう
審査も必要なく、セキュリティ面も安心なVプリカの入手方法です。
Vプリカのアカウントを作成する
まずはVプリカのアカウントを作成します。下記リンクよりVプリカの公式ホームページへアクセスします。
ページ右上にある「アカウント開設(無料)」ボタンをクリックします。Vプリカは日本在住者対象なので、日本人であっても海外からはアカウント開設ページを開くことはできません。
最初に確認項目が4つ表示されますのですべてに✔を入れて「次へ」をクリックします。
まずは事前登録です。メールアドレスを2回入力します。このメールアドレスはアカウント開設のための本登録用のリンクが送られてくるメールアドレスです。入力を間違えると本登録に進めませんので、気を付けましょう。事前登録の最後は画像認証として、表示されているアルファベットと数字の5文字の組み合わせを入力します。どうしても読み取れない場合は、表示をクリックすれば別のものが表示されます。
画像認証の入力が正しいと、先程入力したメールアドレスの確認画面が開きます。書かれているように、Vアプリのメルマガや各種通知が送られてくるので(メールを受け取らない、という選択肢はありません。)受け取りに都合の良いメールアドレスか考えてから「登録」をクリックします。
事前登録を受け付けると事前登録の完了画面が表示されます。自分で入力したメールアドレスにVアプリからメールが届くのを待ちましょう。
Vアプリから送られてきたメールの内容です。アカウント開設の本登録に進むために、貼られている長いURLをクリックします。
URLをクリックすると、アカウント開設の本登録画面が開きます。「ログインID」は自分の好きなIDを設定できます。半角英数字6~10文字で入力しましょう。続いて「ニックネーム」を入力します。このニックネームはVプリカのカードホルダー名として利用されるので自分で分かりやすいものをローマ字で2~18文字で入力します。続いて個人情報の入力に移ります。
個人情報といっても、氏名・性別・生年月日・居住地の都道府県・電話番号(自宅でも携帯でも可)と続けます。さらにログインパスワードを2回入力後、秘密の質問とその答えを入力します。秘密の質問とその答えはパスワードを忘れてしまったなど、パスワードの再設定に必要になりますので質問も答えも忘れないものを用意しましょう。
カードホルダー名がニックネームだからといって、名前や生年月日などウソの入力をするとイザという時にVプリカからのサポートを受けられない恐れがあります。イザという時というのは何かしら困った事が起きた時のことですので、本当の個人情報を入力しておいた方が無難です。
入力漏れがなく、画像認証の入力が正しいと、本登録の確認画面が表示されます。ログインIDやログインパスワード、秘密の質問など今後も使うものなので、入力した内容で良いか見直してから「登録」をクリックします。
登録完了画面が開きます。これでVプリカのアカウント開設が完了しました。「ログイン」ボタンは「Myページ」へのログインボタンです。設定したパスワードの確認のためにもログインしてみると良いでしょう。
Vプリカを購入する
アカウントも開設できたので、次は早速Vプリカを購入しましょう。Vプリカの購入方法はコンビニへ行って購入するかインターネットで購入するかの2通りあります。
コンビニでVプリカを購入する
まずはコンビニでVプリカを購入する方法です。コンビニで買う、とありますがコンビニでVプリカの代金を支払い、受け取ったVプリカの発行コードをVプリカのMyページで入力し認証手続き後、コンビニで支払った分のVプリカの金額が使えるようになる、という流れです。コンビニに行くだけで作業は完了しませんので注意しましょう。
Vプリカの発行コードを入手できるコンビニはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、セイコーマートの5社とその系列店です。
コンビニに着いたら端末で購入したいVプリカの金額を選択し、申込券を端末から受け取ります。端末の操作方法は各コンビニによって違いますが、セブンイレブンの端末「マルチコピー機」の操作の流れの場合を紹介します。
プリペイドサービス→「電子マネー・音楽・動画」「ネットショッピング」「グランドプリペイド」の3つを選択→Vプリカ→OK(内容確認のみ)→注意事項に「同意する」→Vプリカの金額を選択→枚数指定→OK→申し込み内容の確認→「プリペイドサービス代金払込票」をマルチコピー機から受け取る、という流れです。
受け取った「プリペイドサービス代金払込票」をレジへ持って行き代金を支払います。レジで代金を支払うと、「サービスチケット」というチケットを受け取ります。その中に「Vプリカ発行コード」が記載されてます。ここまでがコンビニでの手順です。
続いて、コンビニで支払ったVプリカの金額を実際にオンライン決済で使用できるように手続きをします。コンビニで受け取った「Vプリカ発行コード」を手元に置き、Vプリカのサイトにアクセス、Myページにログインし、Myページトップにある「コード入力」をクリックします。
コンビニで入手した「Vプリカ発行コード」を入力します。コード入力の際にはAとAは違う文字と認識されますので、スペース・半角/全角・大文字/小文字に気をつけましょう。入力が終わったら「次へ」をクリックします。
SMS認証/電話認証の手続きに移ります。この作業は本人確認と呼ばれるものの1つでセキュリティを高めるものです。この認証作業が完了しないとせっかく支払ったVプリカが使えません。Vプリカでは認証方法が2通り用意されています。携帯番号が“070”、“080”、“090”から始まる番号の人はSMSでの認証手続きが可能です(SMS認証)。
SMS認証がよく分からない・固定電話で認証手続きしたい人は「電話番号認証」を選択します。「電話番号認証」は0570-099-888へ電話し、アナウンスに従うだけですので、今回は「SMS認証」の手順を説明します。「SMS認証」を選択し「次へ」をクリックします。
アカウント開設時に登録した携帯番号へSMSが届きます。認証番号4桁が書かれていますのでそのコードを確認します。
受信したSMSに描かれている認証番号をMyページの認証番号欄に入力し、「次へ」をクリックします。10分以内に行わないと認証番号が無効になってしまいますので、放置するのはやめましょう。これでコンビニでVプリカを購入する鉄続きは完了です。
インターネットでVプリカを購入する
コンビニまで出かけなくてもVプリカが購入できる方法です。Vプリカの支払い手続きにクレジットカードかインターネットバンキングを使用しますので、手元に用意してから購入手続きを始めましょう。
クレジットカードでVプリカを購入する場合、事前にクレジットカード情報を登録しておく必要があります。登録はMyページ>クレジットカード情報で登録・変更が可能です。また、Vプリカ購入に使えるクレジットカードはライフカード以外ではVisaとMastercardの2ブランドのみです。ライフカード以外が発行するJCBでは購入はできないので、JCBしか持っていない人は、インターネットバンキングで支払うかコンビニへ出かけるしかありません。
Myページのトップにある「Vプリカ購入」をクリックします。
購入したい金額、カードの券面デザイン、カード名の設定、支払い方法(クレジットカードまたはインターネットバンキング)すべてを選択・入力し、「次へ」をクリックします。カードの券面デザインを選びますが、実際現物のカードを手にするわけではありません。画面上に表示されるカードのデザインを選択するだけで、Vプリカを購入するたびに都度デザインは選択できます。
クレジットカードでの支払いを選択した場合、コンビニで購入したコードを登録・認証する際に行ったSMS認証の手続きが必要です。認証手続きが完了すれば、購入したVプリカの使用が可能になります。
PayPalのアカウントを登録しよう
PayPalの支払いにVプリカを使うには、まずPayPalにアカウントを作成する必要があります。
PayPalのアカウントを作成する方法
PayPalには大きく分けて2種類のアカウントがあります。個人向けのパーソナルアカウントと個人事業主と法人向けのビジネスアカウントです。もう一つプレミアムというアカウントがありますが、これはパーソナルアカウントを作成してからアップグレードして作成するものなので、初回アカウント作成は2種類からの選択になります。
パーソナルアカウント
本人確認の必要がない、支払い専用のアカウントです。以前はこのパーソナルアカウントでお金の受け取りも可能でしたが、2013年よりプレミアアップグレードが必要になりました。ですのでオンライン決済のためにPayPalのアカウントを作成するのであれば、パーソナルアカウントで十分です。
PayPalのパーソナルアカウントの作成は簡単です。国・氏名・メールアドレス・パスワードを入力し、次のページで生年月日・国籍・パスポート番号・住所・携帯番号を入力し、アカウント作成ボタンをクリックするだけで完了です。
ビジネスアカウント
法人・個人事業主向けビジネスアカウントは事業名で登録が可能で、PayPalアカウントを持っていない人からの代金の回収もでき、クレジットカード決済手終了も割安になっています。今回はビジネスアカウントの作成方法は省略します。
PayPalにVプリカを登録しよう
では作成したPayPalのアカウントにVプリカの登録を行いましょう。
Vプリカをカード登録する方法
PayPalのメインメニュー画面の一番下にある「カード登録」をクリックします。支払いメソッドでクレジットカードを選択するとカード情報の登録画面が開きます。
上から順に、カード番号は券面の赤枠の番号、クレジットカードタイプはVプリカはVisaのプリペイドカードですので、「Visa」をプルダウンから選択、有効期限はオレンジ枠が当てはまりますが、表示は月/年です。10/13と書かれている場合は、2013年10月まで有効という意味になります。続いてセキュリティーコードは黄色枠の箇所が該当します。請求する住所は先ほどPayalのアカウント作成時に入力した住所が自動で表示されます。
入力が終わったら「カードを登録する」をクリックします。
VプリカのPayPalへの登録はまだ完了していません。「カードを登録する」をクリックしてから約1週間前後にPayPalからメールまたは郵送でショッピングご利用明細が届きます(上画像)。このご利用明細のご利用店名及び商品名の欄に「PP※1234CODE」といったコードが書かれおり、200円が使ったことになっています。
この200円の利用明細はPayPalからの本人確認のための請求で、「1234」と数字が4つ並んでいるのがPayPalコードです。(1234は例です。数字は人によって違います。)
PayPalからのご利用明細を受け取ったら、PayPalのサイトにアクセスし、アカウントにログイン>入出金管理の「カードの確認」をクリックします。
「PayPalコードを入力(4桁の数字)」とある欄にご利用明細に明記されている4桁の数字を入力し、「カードの確認」をクリックします。これでPayPalへVプリカの登録とアカウントの認証が完了になります。気になる200円ですが、アカウントの認証が完了後24時間以内に200円の返金処理が行われ、Vプリカに払い戻されるので安心してください。
PayPalにVプリカを登録・認証できない時は?
手順通りに手続きしたはずなのに、Vプリカが登録できない、また、アカウント認証がエラーになって完了できない場合のよくある原因とその対処法について紹介します。
正しく入力できているか
Vプリカを購入し、Vプリカのアカウントを作成、続いてPayPalのアカウントを作成し、Vプリカを登録、1週間程度待ってようやく承認、ととても長い手順ですので、どこかで入力ミスをしている可能性があります。よく入力ミスしがちなのが、メールアドレスです。PayPalでの手続きにはメールアドレスが必須になります。このメールアドレスの入力を間違えると最後のPayPalコードが届きません。
アカウント登録内容を再度確認し、自分のメールアドレスが間違えていないか確認しましょう。メールアドレス以外によくある入力ミスは、Vプリカのカード情報についてです。券面データの通りに入力できているか見直しましょう。
Vプリカの残金が200円以上あるか
Vプリカは500円から購入可能ですが、PayPalに登録する前にネットショッピングで使ってしまっていないか、残高は200円以上あるかVプリカのMyページで確認しましょう。200円未満の残高ではPayPalで引き落としができず、ご利用明細・PayPalコードの発行ができない状態になっています。
メインカードで登録していないか
実はPayPalの支払いメインカードとしてVプリカは登録できないことになっています。PayPalでクレジットカードを使いたくないためのVプリカ登録ではあるのですが、クレジットカードを持っている場合は、Vプリカの他にクレジットカードの登録が必要です。
クレジットカードを持っていない場合
もし、クレジットカードを持っていない場合、PayPalの支払いでVプリカを使うためだけにクレジットカードを申し込むは時間や手間を考えても現実的ではありません。ではせっかくPayPalで支払いに使いたくてVプリカを購入したのに、PayPaは利用できないのかというと、そんなことはありません。クレジットカード以外にもPayPalでメインカードとして使えるのがデビットカードです。
デビットカードはクレジットカードと違い、銀行に口座を持っていれば入手できるカードです。デビットカードを登録しておいて、実際の支払いはVプリカで行うという方法しか2019年5月の現段階ではありません。上の銀行が発行するデビットカードがPayPalで登録できる一覧です。
VプリカでPayPalの支払いができない時は?
VプリカでPayPalの支払いができない場合の対処法を紹介します。
Vプリカでは利用できない店舗
基本的に月額使用料の支払いにVプリカでは支払いができないサイトがほとんどですが、PayPal経由でのVプリカの使用は可能なサイトがあります。hulu・ニコニコ動画プレミアム・cydiaが代表的なサイトです。またPayPal経由であってもVプリカが使用できないのが、originやコンビニです。originではクレジットカード+PayPalの支払いしかできないので気をつけましょう。
Vプリカの残高が足りない
VプリカでPayPalの支払いができるサイトでも、Vプリカの残高不足のために支払いができない事があります。その場合はVプリカを購入してチャージします。
追加・チャージする方法
電子マネーのようにVプリカには楽天Edyのように同じカードにチャージしていくという概念はありません。Vプリカの残高が足りなくなったら新しくVプリカを購入し、登録・SMS認証/電話認証を行い、続いてPayPalへ利用カードの追加手続きを行います。つまりこれまで説明してきた、「Vプリカを入手しよう>Vプリカを購入する」と「PayPalにVプリカを登録しよう」の手順を再度行います。
ただし、現在登録してあるVプリカの金額をまだ使い切っていない場合、新しく購入したVプリカに残高以降することができます。
左の画像は「Vプリカをインターネットで購入する」の項目で紹介した、Myページのトップにある「Vプリカ購入」をクリックいた後の画面です。初めてVプリカを購入・認証する場合はその時点でVプリカを使っていないので残高もありませんでした。Vプリカの2回目以降の購入は、もし、まだVプリカに残高が残っている場合、「4.残高加算」の項にその情報が表示されます。
ここで「加算しない」を選択するとそのままですが、「加算する」を選択すると自動で残高と新規購入分を合算してくれます。古いVプリカから新しいVプリカへ残高を移行させるので、使えるVプリカは新しいVプリカのみとなります。
PayPalでもVプリカのカード番号が違いますので、新たにカードを登録・認証を行います。以前登録したVプリカは残高を移行させ、残高はゼロとなり支払いはできないのでPayPalの登録から削除しておきましょう。
PayPalの支払い方法にVプリカという選択肢を!
Vプリカは2011年6月30日よりサービスを開始し、すでに8年近く経過していますが、まだまだVプリカが使用できないショップも沢山あります。ですがPayPalを経由することでVプリカの使用の幅はぐんと広がります。セキュリティ面でも予算を決めて計画的にお金を使うことでもできるVプリカで安心・安全にオンライン決済を行いましょう。