2019年06月04日更新
m4aとは?m4aをmp3に変換する方法を解説![iTunes/フリーソフト]
「m4a」や「mp3」とはどういった音楽データファイル形式を知っていますか?本記事ではm4aからmp3への変換方法だけでなく、変換することのメリットについて詳しく解説していきます。mp3・m4aについて正しい知識と変換方法を習得しましょう。
目次
m4aとは
みなさんは「m4a」という音楽デジタルデータファイル形式を見たことがありますか?音楽デジタルデータ形式でもっとも有名なのが「mp3」と呼ばれるファイル形式ですが、「m4a」形式の音楽データファイル形式を見たことがある人も多いでしょう。
本記事冒頭の本章では、「mp3」「m4a」両方のデジタル音楽データファイル形式について詳しく解説していきます。
m4aとは音楽ファイルの拡張子
m4aとは、mp3などで代表とされるデジタル音楽専用のデータファイル形式で、AAC規格(Advanced Audio Coding)で圧縮された拡張子となります。データ圧縮にも優れており、音質を劣化させることなく、小さなデータファイルサイズで音楽を保存・再生することができます。
m4a形式はAppleが独自に開発した音楽データファイル形式となるので、Apple社製品以外のデバイスで利用することができないので注意が必要です。
m4aとmp3の違い
デジタル音楽専用のデータファイル形式で一般的なmp3と、m4aとの違いはその汎用性にあります。デジタル音楽専用のデータファイル形式として128kbps以上で保存する場合は両者の音質にはそこまで大きく違いはありませんが、m4aよりもmp3の方が、利用できるデバイスが多いのが特徴です。
またm4aには、デジタル著作権管理(DRM)という形式で保存されるため、特定のデバイス間でのみ再生できるという特徴があります。
m4aからmp3に変換するメリット・デメリット
m4aからmp3に音楽デジタルファイルを変換するメリットとデメリットについて紹介していきます。mp3・m4a両方にメリットとデメリットがあるので、それらの特徴について理解をし、どのように変換していくかを決めていくと良いでしょう。
メリット
m4aからmp3に変換するメリットは下記の通りです。
- 音質の劣化レベルが低く、m4aと同等の高圧縮な音楽データファイルとして保存できる
- m4aには、デジタル著作権管理(DRM)という形式で保存されるため、mp3に変換すればiOSデバイス以外のデバイスと音楽データファイルを共有できる
デメリット
m4aからmp3に変換するデメリットは下記の通りです。
・m4aはm4r形式に変換して、音楽データファイルをiOSデバイスの着信音に設定することが可能だが、mp3に変換すると着信音設定する場合に不便
相対的にみて、m4aよりもmp3の方が汎用性が高いので、複数のデバイスで利用する際、またはiOS以外のデバイスで音楽データファイルを共有する場合は、m4aよりもmp3に変換するほうが便利であると言えます。
次の章からはm4a形式の音楽データファイルをmp3に変換する方法を詳しく解説していきます。m4a形式からmp3形式変換したいと考えている人は参考にしてみてください。
iTunesでm4aをmp3に変換する方法
本章ではm4aで保存されている音楽データファイル、mp3に変換する方法を紹介していきます。Mac・Windowsパソコンでm4aをmp3に変換する場合は、iTunesを利用していきます。iTunesをお持ちでないWindowsユーザーの方は下記のリンクからiTunesをインストールしてください。iTunesはフリーソフトのためインストールは無料となります。
Windowsの場合
WindowsにiTunesをインストールしたら、m4aをmp3に変換する手順を進めます。m4a形式の音楽ファイルをiTunesに「ドラッグ・アンド・ドロップ」し、iTunes画面左上にある「ファイル」>「変換」>「mp3バージョンを作成」をクリックしてください。
同手順で「mp3バージョンを作成」という項目が表示されない場合は、iTunesのメニューバー一覧から「編集」>「設定」>「一般」と進み「インポート設定」からインポート方法をmp3を選択して変換してください。
Macの場合
続いてMacパソコンからiTunesを使ってm4aファイルをmp3に変換する方法を紹介します。MacでiTunesを起動し「ファイル」>「変換」>「mp3バージョンを作成」を選択してください。
iTunesでmp3ファイルに変換できない場合
Mac・Windowsパソコン共に、iTunesでm4a形式の音楽データファイルをmp3に変換できない場合があります。変換できない場合の要因として考えられるのは下記の2点です。
・iTunes Storeで購入したm4pファイルの音楽
・iTunes以外のアプリケーションで作成した音楽
iTunes Storeで購入したm4pファイルの音楽
前にも述べた通り、m4aファイル形式の音楽ファイルは「デジタル著作権管理(DRM)」という形式で保存されているため、著作権保護されている状態です。iTunesから購入した有料の音楽データはm4a形式で保存され、「デジタル著作権管理(DRM)」が付随します。
そのため、iTunesで購入した音楽をiTunes上でm4aからmp3に変換することができません。この場合は、次の章から紹介するフリーソフトを利用したいり、フリーのブラウザサービスを使ってmp3に変換する必要があります。
または、Mac・WindowsパソコンにCDドライブが搭載されており、書き込み機能が搭載していればiTunes単体でmp3に変換可能です。一度CDに書き込みをした後、CDから再度パソコンにm4aを以降することで、mp3形式の音楽データファイル形式に変換することができるので、試してみてください。
iTunes以外のアプリケーションで作成した音楽
iTunes以外のアプリケーションで作成されたm4a形式のデータファイルは、iTunesでmp3に変換することができない場合があります。この場合は、次の章から紹介するフリーソフトやフリーのブラウザサービスを活用することで、mp3に変換することが可能となります。
フリーソフトでm4aをmp3に変換する方法
本章ではフリーソフトを使ってm4aをmp3に変換する方法を紹介していきます。紹介するフリーソフトはWindows・Mac両方に対応しており、無料のフリーソフトとなるので、ぜひ活用してみてください。
・Renee Video Editor |
・AnyTrans for iOS |
・Aiseesoft フリー 動画変換 |
Renee Video Editor
Renee Video Editorとは、有名な動画や音楽データファイルの変換フリーソフトです。使い方も非常に簡単で、公式サイトに詳しい使い方が書いてあるのでおすすめです。
AnyTrans for iOS
Renee Video Editorとは、有名な動画や音楽データファイルの変換フリーソフトで、iOSデバイス上でm4aからmp3データに変換できる優れたフリーソフトです。パソコンを使わずにmp3にデータ変換したい人におすすめです。
Aiseesoft フリー 動画変換
「Aiseesoft フリー動画変換」はMac・Windows両方に対応している、動画や音楽データを変換できるフリーソフトです。使い方が簡単なので、初心者の方でも簡単に操作できるため、おすすめのフリーソフトの1つとなります。
オンライン変換ツールでm4aからmp3に変換する方法
続いて、本章ではmp3変換可能なオンライン変換ツールを紹介します。前の章で紹介したフリーソフトは、一度パソコンなどのデバイスにフリーソフトをインストールする必要がありますが、オンライン変換ツールを利用すれば、フリーソフトをインストールする必要がありません。
Convertio
Convertioとは、サイトにアクセスしてm4aや、動画ファイル形式をアップロードするだけで、簡単にデータファイル形式を変換することができるオンライン変換ツールとなります。非常に使いやすく、広告も少ないのでおすすめです。
自分が使いやすい方法でm4aからmp3に変換してみよう
本記事ではm4aとmp3の違いや、変換することもメリットについて紹介しました。両ファイル形式のメリットとデメリットについて理解して、快適な音楽ライフを楽しんでください。