クリックポストの配達日数と番号での追跡方法!速達や時間指定はできないので注意!
クリックポストは全国どこでも185円で送れる便利でお得な郵便サービスです。しかし割安な郵便サービスだからと言って日数が掛かるようでは困りものです。そこで、本記事ではクリックポストの到着までの配達日数の目安や、郵便の追跡方法をお教えします。
目次
クリックポストの配達日数の目安
全国に一律の185円で荷物を送ることができる日本郵便のクリックポストは、ポストに投函できて、追跡サービスがあり、しかもネット上で送料を支払えるという非常に便利な発送サービスです。しかし気になるのが、クリックポストの到着までの日数です。特にオークションでの発送では、到着までの日数が長くなると評価にも響きかねません。
そこでクリックポストの「よくあるご質問・問い合わせ」で配達日数の項目を確認すると、「概ね差出日の翌日から翌々日にお届けします。」と記されています。ただし、「お届け先が遠方の場合、離島等の一部地域の場合等は更に数日要する場合があります。また、差出時刻によっても異なる場合があります。」との注釈もついています。
そこで本記事では、日本郵便のクリックポストができることとできないことを確認した上で、この到着までの日数を少しでも短くする方法や、お問い合わせ番号を使った追跡サービスの利用方法、到着までの日数が予定よりも掛かってしまう場合などについて、以下で詳しく説明します。
なお、クリックポストの説明は不要だから、配達日数を短くする方法だけ知りたい場合は「クリックポストの配達日数をできるだけ短くするには?」の章へ、お問い合わせ番号を使った追跡サービスの利用方法を早く知りたい場合は「クリックポストの追跡方法」の章へ、それぞれ目次からお急ぎください。
土曜日・日曜日・祝日でも配達してくれる
クリックポストを使う際には、同じ日本郵便の定形外郵便との間で迷うことが少なくありません。どちらも補償がついておらず、ポストに投函できて、相手の郵便受けに届くということでは似ています。しかし、クリックポストには追跡サービスがつく点と、日曜・祝日でも配送される点で定形外郵便を大きく上回るメリットがあります。
特に日曜・祝日でも配送される点は大きく、どちらも土曜の配達時刻を終えて郵便局に届いた場合、クリックポストなら翌日曜日に配達されるのに、定形外郵便では翌々日の月曜日まで配達されません。もし三連休で月曜日が休日だとしたら、さらに配達日は先送りされます。もちろん年末年始やお盆休み、ゴールデンウイークやシルバーウイークでも同じです。
なお、土曜日はクリックポストに限らず、定形外郵便や普通郵便でも配達されます。
速達や日にち・時間指定はできない
元々便利なクリックポストですが、速達でもっと速く配達してもらったり、日にち指定や時間指定ができたりするともっと便利になるはずです。しかし、残念ながらクリックポストはそうしたオプションには対応していません。
速達なしでも速い?
日本郵便の普通郵便では、速達料金を払うことで郵便を早く届けることができます。しかし、速達のオプションを付けられる郵便物は、以下の郵便物のみでクリックポストは含まれていません。
- 定形郵便物・定形外郵便物、郵便書簡 (第一種郵便物)
- はがき (第二種郵便物)
- 雑誌等の定期刊行物 (第三種郵便物)
- 学術刊行物等 (第四種郵便物)
- ゆうメール
しかし、だからといってクリックポストの到着が遅いわけではありません。日本郵便の「お届け日数を調べる」のサイトで新宿から名古屋までの到着までの日数を検索すると以下のように表示されます。
郵便物 | 午前差し出し | 午後差し出し |
---|---|---|
手紙・はがき | 翌々日 | 3日後 |
速達 | 翌々日午前 | 3日後午前 |
先にも記したように、クリックポストは「概ね差出日の翌日から翌々日にお届け」ですから、うまくいくと速達よりも早く到着するくらいなのです。クリックポストは元々速達相当なので、わざわざ速達を付ける必要はないと思えばいいでしょう。
配達日指定には非対応
日本郵便の郵便物では、ゆうパックに無料の配達時間帯指定オプションがあるほかに、以下の郵便物に配達日指定オプションを付けられます。
- 定形郵便物・定形外郵便物、郵便書簡 (第一種郵便物)
- はがき (第二種郵便物)
- 点字郵便物
- 特定録音物等郵便物
- ゆうメール
クリックポストはこの配達時間帯指定オプションにも対応していません。もっとも配達時間帯指定郵便料は250g以下で330円、1kg以内で430円ですから、定形外郵便物にこのオプションを付けるくらいなら、ほかの発送方法を選んだ方がいいでしょう。
クリックポストの配達日数をできるだけ短くするには?
ここまでお伝えしたように、クリックポストの配送日数は十分に速いのですが、その短い日数を確実なものにするには以下でお教えする注意が必要です。
当日配達締切時間までに発送する
クリックポストの配達が「概ね差出日の翌日から翌々日」に届けられるからといって、深夜23時59分にポストに投函しては「翌日から翌々日」の到着は無理です。日本郵便のいうところの「差出日」というのは、郵便局がクリックポストを受け付けた日を指します。
郵便局には午前と午後に配達締切時刻というものがあり、郵便局で受け付けたものが12時までなら午前の、17時までなら午後の差し出しとされます。17時を回って郵便局に届く場合は、当日配達締切時間に間に合わなかったということで、翌日発送の扱いになるのです。
郵便局の窓口から発送する
クリックポストはポスト投函が可能ですが、前節でも記したようにポストに投函された郵便物は郵便局に届くまでにタイムラグがあります。そのため、おなじ16時50分に手離れしたとしても、郵便窓口でクリックポストを渡した場合は当日配達締切時間に間に合いますが、ポスト投函では無理です。
郵便ポストの集配が何時に行われるか、各ポストの側面に記されているので、そこから郵便局への到達時間を合わせて、何時までに投函すれば間に合うかを考える必要があります。そのため、可能であれば直接郵便窓口にクリックポストを持ち込む方が確実に配達日数を短くできます。
クリックポストの追跡方法
クリックポストはわずか185円でありながら、追跡サービス付きなのが魅力のひとつです。そのため、特にオークションでの商品の発送では着いた着かないで揉める心配がなくなります。クリックポストで追跡サービスを利用するのは、ゆうパックはレターパックよりもはるかに簡単です。
お問い合わせ番号で配達・到着状況を確認する
日本郵便の追跡サービスは、お問い合わせ番号を入力する必要があります。そのためゆうパックやレターパックでは、そのお問い合わせ番号をいちいち手で入力しなければなりません。おかげでお問い合わせ番号を入力し間違えて、受け付けされていない旨が表示されて焦った経験を持つ人も少なくないはずです。
しかし、Web上で発送受け付けするクリックポストの場合は、すでにサイト上にお問い合わせ番号が入力されています。そのため、クリックポストのサイトのマイページで、調べたいクリックポストの「お問い合わせ番号」をクリックするだけで、追跡サービスの検索結果が表示され、非常に簡単です。
クリックポストの配達日数がかかるケース
配達締切時間内に郵便局に届けて、「これで安心」と思っても、郵便局のミスや相手の都合で想定よりもクリックポストの配達日数が掛かってしまう場合があります。
他の郵便局への転送
残念ながら郵便局での事故やミスというものはゼロにはなりません。ときには、発送したクリックポストが、最寄りの郵便局ではなくほかの郵便局に届いてしまい、そこから転送されるために余計な日数が必要になる場合もあります。この場合は、追跡サービスで「転送」と表示されます。
配達先の店舗がお休み
クリックポストの配達先が、お店やオフィスだった場合、土曜・日曜・祝日でも配達してくれるクリックポストの便利さが裏目に出て、再配送になります。日にち指定や時間指定ができないクリックポストの数少ない弱点と言えます。
宛先不明のため返送
書き間違いや、相手からの伝達ミスで住所や氏名が間違っていたり、表札などに表示されていなかったりする場合は、クリックポストは宛先不明で差し出し人のところの返送されます。あらためて相手の住所・氏名を確認した上で、場合によっては送料増額の相談が必要となります。
クリックポストの配達日数の目安を知っておこう!
以上でお伝えしたように、クリックポストは非常に便利な日本郵便の配達サービスです。17時までに最寄りの郵便局の窓口に差し出すか、それまでに郵便局に到着するようにポストに投函すれば、翌日、翌々日の到着を目安として配達してくれます。しかも、Web上での追跡サービスも簡単に利用できます。
本記事でお伝えしたことを役立てて、クリックポストをよりいっそう便利に使ってください。