PayPay決済で常時3％還元するための条件と注意点！ポイントを3重どりしよう！

各種のクレジットカードやポイントカードの還元率は通常0.5％、よくて1％が普通ですが、スマートフォン決済サービスのPayPay（ペイペイ）なら条件が調えば還元率3％と非常にお得です。しかも、Yahoo! JAPANカードを併用するとさらにお得ですし、少々手間がかかりますがKyashを使うとポイントの3重どりまで可能になります。

ただし、こうしたPayPayの高還元率を利用できるのは、残念ながら消費税引き上げられる直前の2019年9月末日までとなっており、10月1日からは還元率が1.5％に引き下げられます。残り少ない日数ですが、本記事をよく読み込んで、ポイント3％かそれ以上を獲得する条件を調えてください。

PayPay（ペイペイ）とは、Yahoo! JAPANとSoftBankが共同で出資する、スマートフォン決済サービスの会社です。QR・バーコードで決済するスマートフォン決済は、キャッシュレスを推進する政府の動きもあって、急速に普及中です。なかでもPayPayは、大手チェーンのみでなく個人経営の商店や飲食店でも、どんどん使えるようになっています。

PayPay（ペイペイ）を使った支払いには、PayPayにあらかじめチャージしたPayPay残高で支払う方法と、PayPayに紐づけしたクレジットカードで払う方法があります。このうち、PayPayで常時3％還元される条件は、PayPayにチャージでされたPayPay残高で支払うか、PayPayに紐づけしたYahoo! JAPANカードで支払うか、というものです。

このPayPayで常時還元率3％となる3つの方法のうち、おすすめするのはPayPayに紐づけしたYahoo! JAPANカードで支払う方法です。この方法なら、レジの前でPayPay残高が足りなくてあわててチャージするという手間もかかりませんし、常時還元率が3％になるうえに、次の章でお伝えするさらにお得になる使い方にもなります。

また、PayPay残高にチャージするには、銀行口座を登録するか、Yahoo! JAPANカードを利用するか、2019年末実までは利用可能なYahoo!マネーを使う必要があります。Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードではPayPay残高にチャージできないため、PayPayにこれらのカードを登録してもPayPayの還元率は3％にはなりません。

さて、こうして得られるPayPay（ペイペイ）の3％のポイントは、PayPayボーナスという形で翌月20日頃にPayPay残高に加算されます。月頭の支払いだと、ポイント還元に50日近くもあることになり、少々時間がかかります。

通常のクレジットカードのポイント加算とほぼ同じなのですが、同じスマートフォン決済サービスのメルペイが翌日還元なのに比べるとスピード感に劣ります。

前章でお伝えしたように、PayPay（ペイペイ）は条件を満たすことでポイント還元率が3％に達します。しかし条件次第では、3％を超える還元率も実現可能です。ただし、その場合はPayPayボーナスだけで3％超というわけにはいかず、ほかのポイントとの合わせ技となります。

PayPay（ペイペイ）残高へのチャージには、先にも記したように3つの方法があります。このうち、銀行口座からのチャージとYahoo!マネーからのチャージには、追加の際にPayPayからも銀行からもYahoo! JAPANからも追加のポイントはありません。

銀行口座からのチャージは、リアルタイムに銀行口座の残高が減るのでお金の動きを確認するには便利（その代わりに銀行口座からのチャージはクレジットカードのような時間のバッファがない）ですが、PayPayボーナスの3％還元だけで満足しなければなりません。

もちろん3％の還元率はそれだけで大きいので、銀行口座からのチャージにも十分なメリットがあります。しかし、追加のポイントを獲得したいのであれば、PayPay残高への銀行口座からのチャージは見送るほうがお得です。

PayPay（ペイペイ）の支払い方法には、チャージされたPayPay残高によるもの以外に、PayPayに紐づけしたクレジットカードによる方法もあります。この場合は、クレジットカードのポイントが獲得できるため、PayPayのPayPayボーナスと合わせて2重どりが可能です。しかし、クレジットカード払いではPayPayの還元率はわずか0.5％にとどまります。

PayPayのPayPay残高などの支払いによる3％の還元率を上回るには、クレジットカードだけで2.5%以上の還元率が求められますので、PayPayでのクレジットカードの利用は基本的におすすめできません。

さて、基本的にはPayPay（ペイペイ）でのクレジットカード払いはおすすめできないのですが、ふたつだけおすすめできるクレジットカードがあります。そのひとつがYahoo! JAPANカードです。

PayPayの運営元の親会社のクレジットカードだけあって、Yahoo! JAPANカードならクレジットカード払いでもチャージでもPayPayで3％還元された上に、Yahoo! JAPANカードの1％のTポイント還元も受けられます。そのため、PayPayの3％＋Yahoo! JAPANカードの1％の合計4％の還元率となり、非常にお得です。

PayPay（ペイペイ）の3％の還元で付与されるのは、先にも記したようにPayPayボーナスです。このPayPayボーナスには、3つの注意点があります。

ひとつめの注意点は、付与されるPayPay（ペイペイ）ボーナスには上限があるということです。1回15,000円分、1か月30,000円分がその上限で、それ以上はPayPayボーナスをもらうことができません。しかしこれだけのPayPayボーナスをもらうには、3％還元で1回なら50万円、1か月なら100万円の支払いが必要です。

とはいえ、PayPay残高の支払い上限は、過去24時間なら50万円、同じく1か月なら200万円です。そのため、1日ならPayPayボーナス付与の上限と同時にPayPay残高の支払いも上限に達しますから、ほぼ問題にはなりません。問題になるのは、ほかのキャンペーンによるPayPayボーナスの還元率アップと合算された場合です。

PayPayが高還元率であるばかりに注意が必要になるという、普通なら困らないはずの問題です。

PayPay（ペイペイ）で還元されるPayPayボーナスは、PayPay残高に加算されるものの、PayPay間の送金や割り勘機能、2019年10月に追加される予定の出金機能は使うことができません。あくまでPayPayでの支払いにのみ利用できるPayPay残高です。

前述の通り、同じPayPay（ペイペイ）残高であってもPayPayボーナスは、PayPay銀行口座やYahoo! JAPANカードからチャージされたPayPayマネーライトとは異なります。友達と一緒に食事したときなど、PayPay残高が十分あるからそれで割り勘しようとしても、その中にPayPayボーナスが含まれていては割り勘できずに気まずい思いをしかねません。

PayPay残高の内訳は、PayPayアプリの「残高」タブを選び、「内訳を見る」をタップすれば確認できますので、割り勘や送金、出金の際には確認するように注意してください。

さて、先にPayPay（ペイペイ）でのクレジットカード払いでおすすめできるクレジットカードがふたつあると申し上げ、そのうちのひとつがYahoo! JAPANカードであることをお伝えしました。残るひとつのクレジットカードがこれからお伝えするKyashで、これを登録するとポイントの3重どりが可能となります。ただし、この3重どりには大きな制限があります。

Kyashとは、アプリ上で利用できるバーチャルVISAカードで、クレジットカードやデビットカードからチャージしたKyash残高でVISAカードとしての支払いが可能です。このKyashは2019年9月現在、2％のKyash残高還元を実施中で、これを使うことでポイント3重どりが実現します。

Kyashを使ったPayPay（ペイペイ）でのポイント3重どりの方法は以下の通りです。
 

1. クレジットカードでKyashにチャージ（クレジットカードのポイント獲得）
2. PayPayでKyashを使ったクレジットカード払い（PayPayボーナスとKyash残高獲得）

ただし、この3重どりが使えるのも2019年9月末日までのことです。10月1日からは、PayPay（ペイペイ）でのクレジットカード払いの還元率は0％になるため、先の方法を使ってもポイントは3重どりにはならず、2重どりに留まります。しかもKyashの2％還元も10月1日からは1％と半減します。

また、この3重どりにはもうひとつの注意点があります。それはKyashが3Dセキュアによる本人認証に対応していないため、PayPayでは1か月に5,000円までしか使えないということです。3重どりのロマンはあるものの、メリットは少ないのが残念です。

以上、PayPay（ペイペイ）で常時3％のポイント還元を受け、さらにYahoo! JAPANカードでチャージや支払いをすることで＋1％の還元を上乗せできることをお伝えしました。残念ながらこの方法が使えるのは2019年9月末日までですので、本記事を参考に残った時間とあなたのお金を有効に使ってください。