Amazonの出品・販売手数料まとめ!大口・小口の出品の違いを解説!

Amazonマーケットプレイスに出品すると、販売商品が売れた際に様々な手数料がかかります。料金プランや商品の種類、FBA利用の有無などによって利益額が異なるため、手数料を正確に把握しておく必要があります。Amazonの出品手数料を分かりやすくまとめました。

目次

  1. 1Amazonの出品手数料は他の販売サイトより高い?
  2. Amazonマーケットプレイスの販売手数料について
  3. 大口出品と小口出品の違い
  4. 他の販売サイトの出品手数料比較
  5. 2Amazonは出品手数料以外にFBAがある!
  6. FBAとは?
  7. FBAにかかる手数料
  8. 3Amazonの出品手数料に関わる商品区分について
  9. 商品区分の決まり
  10. 商品区分の配送代行手数料
  11. 4Amazonを出品手数料を支払って使うメリット
  12. カテゴリー成約料
  13. 料金に含まれるサービスと機能
  14. 5Amazonの出店や手数料に関する注意点
  15. 出品の手数料はしっかり把握する
  16. 長期間保管すると手数料が発生する
  17. 6Amazonの出品手数料と利用メリットを理解しよう!

Amazonの出品手数料は他の販売サイトより高い?

多くのインターネットユーザーはAmazonを「客」の立場として利用していることでしょう。しかし一般の個人の方でも、Amazonマーケットプレイスに出店して不要な商品を販売することが可能です。

ここでは、Amazonマーケットプレイスに出店した際の出品手数料の仕組みや、他の販売サイトとの手数料比較情報などを解説していきます。

Amazon出品サービス

Amazonマーケットプレイスの販売手数料について

Amazonマーケットプレイスの手数料体系は非常に複雑です。フリマアプリのように販売金額の〇%分だけを支払えば良いというわけではないため、出品時には手数料の内訳をしっかり把握しておかなければなりません。

Amazonマーケットプレイスの出店時にかかる手数料をまとめると、以下の表のようになります。売上から出品手数料およびフルフィルメント手数料などの経費を差し引いた金額が手取りの利益です。(各専門用語の意味や具体的な金額については後で詳細に解説します。)
 

Amazonマーケットプレイスの手数料 出品商品を
自分で発送する場合
出品商品を
FBA発送する場合
出品手数料
  • 小口出品サービスプランを選択した場合:「基本成約料」+「販売手数料(メディア商品が売れた場合はカテゴリー成約料も加算)」+初回のみ「アカウント確認料」
  • 大口出品サービスプランを選択した場合:「月額固定費」+「販売手数料(メディア商品が売れた場合はカテゴリー成約料も加算)」
フルフィルメント手数料
  • 梱包費
  • 配送料
  • 在庫の保管費
などを自分で管理
  • 月額保管手数料
  • 配送代行手数料
  • (必要に応じて)その他のFBA手数料
を売上から徴収

大口出品と小口出品の違い

Amazonマーケットプレイスに出店する際には、「小口出品サービス」か「大口出品サービス」かどちらかの料金プランを選択する必要があります。

小口出品サービスと大口出品サービス、それぞれの料金プランの違いを見ていきましょう。

大口プラン

出典: https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/fee.html

大口出品サービスプランは、Amazonマーケットプレイスで本格的に商売を行いたい法人・個人事業主を対象とした料金プランです。以下の2種類(あるいは3種類)の出品手数料がかかります。
 

月額固定費
(月間登録料)
定額手数料(出品した商品が一切売れなかった場合でも発生)
月額4,900円(税抜)
販売手数料 出品した商品が1つ売れるごとに発生する手数料
商品代金の総額(配送料またはギフト包装料を含む)に以下のパーセンテージをかけた金額
 
  • Kindleアクセサリ:45%
  • 本:15%
  • CD・レコード:15%
  • ビデオ・DVD:15%
  • TVゲーム:15%
  • PCソフト:15%
  • ペット用品:15%
  • 文房具・オフィス用品:15%
  • ホーム(家具・インテリア・キッチン):15%
  • DIY・工具:15%
  • 産業・研究開発用品:15%
  • 腕時計:15%
  • ジュエリー:15%
  • ベビー&マタニティ:15%
  • 服&ファッション小物:15%
  • シューズ&バッグ:15%
  • その他のカテゴリー:15%
  • エレクロニクス、カメラ、パソコンの付属品:10%(最低販売手数料は50円)
  • ドラッグストア:10%
  • ビューティー:10%
  • スポーツ&アウトドア:10%
  • カー&バイク用品:10%
  • おもちゃ&ホビー:10%
  • ホームアプライアンス:10%
  • 食品&飲料:10%
  • エレクトロニクス (AV機器&携帯電話):8%
  • カメラ:8%
  • パソコン・周辺機器:8%
  • 楽器:8%
  • 大型家電:8%
カテゴリー成約料 メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD)が売れた場合にのみ加算される手数料(1商品あたりの金額)
 
  • 書籍:80円
  • ミュージック:140円
  • DVD:140円
  • ビデオ(VHS):140円

例えば大口出品サービスプランに加入している時に、一つ5,000円のDVDが1か月間に100枚売れた場合、その出品手数料は以下の計算式で算出されます。(送料は500円とする。)

月額固定費4,900円+(商品価格5,000円+送料500円)×100×販売手数料15%+カテゴリー成約料140×100円=101,400円

実際にはさらに消費税がかかるので、101,400×1.1(消費税率10%)=111,540円となります。

小口プラン

出典: https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/fee.html

小口出品サービスプランは、Amazonマーケットプレイスでたまに不用品を販売したい個人の出品者を対象とした料金プランです。以下の3種類(あるいは4種類)の出品手数料がかかります。
 

アカウント確認料 初回のみ発生する手数料
アカウントの設定完了時に出品者のクレジットカードに1円請求される
基本成約料 出品した商品が1つ売れるごとに発生する手数料
100円(税抜)
販売手数料 出品した商品が1つ売れるごとに発生する手数料
商品代金の総額(配送料またはギフト包装料を含む)に所定のパーセンテージをかけた金額(大口出品サービスと同じ)
カテゴリー成約料 メディア商品(本、ミュージック、ビデオ・DVD)が売れた場合にのみ加算される手数料(大口出品サービスと同じ)

例えば小口出品サービスプランに加入している時に、一つ5,000円のDVDが初月の1か月間に100枚売れた場合、その出品手数料は以下の計算式で算出されます。(送料は500円とする。)

アカウント確認料1円+基本成約料100×100円+(商品価格5,000円+送料500円)×100×販売手数料15%+カテゴリー成約料140×100円=106,501円

実際にはさらに消費税がかかるので、106,500×1.1(消費税率10%)+1=117,151円となります。

つまり、出品した商品の成約数が50個以上の場合は大口出品サービスの方が、48個以下の場合は小口出品サービスの方が手数料を安く抑えられるということです。

他の販売サイトの出品手数料比較

Amazonは世界最大級のインターネットショッピングサイトであり、Amazonマーケットプレイスに出店すれば高い確率で成約を見込めます。

その分、他の販売サイトより出品手数料が高いのが難点。同一価格で出品した商品が売れた際、Amazonマーケットプレイスと他の販売サイトでは手取りの利益額に大きな差が生じます。

どのくらい高いのか、Amazonマーケットプレイスと主要販売サイトの手数料体系を比較してみましょう。

メルカリの場合

日本最大の人気を誇るフリマアプリ・メルカリでは、出品した商品が売れると販売価格の一律10%分(税込み)を販売手数料として徴収されます。

Amazonマーケットプレイスで5,000円のDVDを出品すると、売上の20%以上が手数料として消えてしまいます。両者の手数料を比較すると、Amazonマーケットプレイスの出品手数料がいかに高いかよく分かります。

ヤフオク!とメルカリはどっちが高く売れる?違いや使い分ける方法を解説!
商品を売る時に歴史の長いヤフオクと勢いがあるメルカリのどちらを使うべきか悩むところでしょう。...

メルカリの登録はこちら!今なら招待コード「FCBWGE」を入力して登録すると、コンビニや店舗で使える500円分のポイントがもらえるので、おすすめです。

ヤフオクの場合

関連するまとめ

関連するキーワード

この記事のライター
シンタロー
おすすめアプリやWebサービスの使い方など、IT関連の気になるテーマを分かりやすく解説いたします。

人気の記事

新着まとめ