広告をブロックできるuBlock Originはどのようにインストールしたり、設定したりすることができるのでしょうか。Adblockの違いとはどんな点にあるのでしょうか。この記事ではuBlock Originや豆腐フィルタの使い方を詳しくお伝えします。
Google ChromeやFirefox、Microsoft Edgeなどで話題になっている拡張機能のuBlock Originをまだ入れていない人はすぐにでも入れたほうがいいでしょう。PCのブラウザにインストールするだけで、インターネット上のWebページの閲覧がとても快適になるといわれているuBlock Originの使い方について、この記事では詳しく解説します。
uBlock Originとはどんな拡張機能なのかというと、ブラウザに表示される広告をブロックすることができる拡張機能です。今やどんなサイトに入っても、ペタペタと広告ばかりが貼ってあります。もちろん、いい情報を無料で提供してもらうためには、ウエブサイトの運営者にもそこそこの利益が入らなければいけないことはわかります。
しかし、ブラウザを利用するたびに広告を読み込むことでブラウジングが重くなることも事実。ポケットWi-Fiやスマホのデザリングで月間通信容量が決まっている環境でPCをインターネットにつないでいる人にとっては、広告を読み込むためのデータ通信容量も気になるところです。
また、自分が見たくないサービスや商品の広告を目にしたくない、という人も少なくありません。特に成人向けコンテンツの広告が成人向けではない一般のサイトに表示されることもあり、嫌悪感を感じる人も少なくありません。
uBlock Originを利用することで、こうした広告をブロックすることができるので、広告をブラウザに表示したくない、という人はぜひuBlock Originを利用してみましょう。
また、ウエブサイト上には様々なアフィリエイトリンクも仕込まれていることがよくあります。役に立つ情報だと思って読み進めていき、その記事のおすすめサイトだということでクリックしてみたら、なぜか商品やサービスを販売するページだったり、Amazonや楽天の商品ページだった、という経験のある人もいることでしょう。
これらは、ユーザーが踏んだリンクから商品の売り上げがあった場合にウエブサイトの運営者が報酬をもらえるアフィリエイトリンクというものです。アフィリエイトリンクの厄介なところは、Cookieの情報を利用して、楽天やamazonから別の商品を買っても、報酬が発生するということです。
そのために、アフィリエイトサイトを制作している人はあの手この手でリンクを踏ませようとします。これも広義では広告といえます。uBlock Originを導入すると、このアフィリエイトリンクもクリックできないようにしてくれます。アフィリエイトリンクの情報をWebサイトに読み込まないことで、サイトの表示も早くなるといったメリットもあります。
uBlock Originと同じようなツールで、Adblockというものもあります。Adblockの方が有名で利用者も多いようですが、Adblockとの違いとはどんな点にあるのでしょうか。Adblockとの違いというのは、動作の軽さにあります。uBlock Originの方がAdblockよりもはるかに動作は軽くなります。
Adblockを入れていると、どうしてもブラウザの読み込みが遅くなります。広告が表示されないのにAdblockを入れているだけでPCの動作が重くなってしまうという場合もあります。AdblockとuBlock Originの動作の軽さの違いは、メモリやCPUの消費量を比べるとわかります。
Adblockを入れるとメモリの消費量は広告ブロックを入れないときに比べると1割から2割ほど増えます。しかしuBlock Originの場合には1割から2割ほど消費量が減るのです。CPUの使用率はAdblockの方がuBlock Originに比べると8倍から10倍も使用率が高くなります。この圧倒的な差の違いがPCの動作に現れてしまいます。
Adblockを利用していてPCの重さに悩んでいる人は、ぜひuBlock Originを試しに使ってみましょう。同じ効果で軽さの違いに驚くこと間違いありません。
uBlock Originと似たような広告ブロックのツールにuBlockというものもあります。この違いとはどこにあるのでしょうか。uBlockとuBlock Originはもともとは同じツールから誕生した広告ブロックツールです。しかし、現在は全く別物としてそれぞれ運営しています。
uBlock Originの開発者が、現在のuBlockの運営者に権利を譲渡したところ、uBlockの運営者は自分が開発者のような顔をして、寄付を募り始めたそうです。uBlock Originの開発者はその運営態度に疑問を持ち、uBlockとは別にuBlock Originとしてツールの無償配布を始めました。
もともとが自分が開発元でオリジナルだ、ということで無償配布の方が「Origin(原点)」を付けているとのことです。有料か無料か、という違いがユーザーにとっては大きい点になりますが、心意気の違いにも注目したいところです。
それでは具体的にuBlock Originの使い方についてみていきましょう。まずはuBlock Originのインストール方法です。uBlock Originのインストール方法は意外に簡単なので、挑戦してみましょう。
uBlock OriginをインストールできるブラウザはSafari、Google Chrome、Chromium、Microsoft Edge、Mozilla Firefox、Operaとありますが、こちらでは最もユーザーが多いGoogle Chromeへのインストール方法についてみていきましょう。
Google ChromeにuBlock Originをインストールする方法です。まずはGoogle Chromeの拡張機能をインストールできるChromeウエブストアへアクセスしましょう。検索窓に「uBlock Origin」と入力するとuBlock Originが出てきます。
そのままインストールして大丈夫なときには「Chromeに追加」をクリックするとGoogle Chromeの拡張機能としてブラウザにインストールされます。
uBlock Originの詳細をもっと知りたいときには、uBlock Originの名前をクリックすると詳細ページが表示されます。そのページから「Chromeに追加」をクリックしてもインストールすることができます。
他のブラウザでもほぼuBlock Originのインストール方法は同じです。それぞれのブラウザで利用できる拡張機能の配布サイトへ入り、検索でuBlock Originを見つけて、ブラウザにインストールすれば利用することができます。Microsoft Edgeを利用している場合には、Microsoftストアで検索すれば下の画像の配布ページに入ることができます。
uBlock Originをブラウザにインストールしたら、具体的な使い方に入っていきます。uBlock Originの使い方ではまずはブロックする広告のフィルタを設定します。uBlock Originにも広告のフィルタが設定されていますが、日本国内で使うにはuBlock Origin独自のフィルタでは強すぎるという声もあります。
日本国内の広告のフィルタを設定するのであれば、国内の広告専門のフィルタを設定したほうがいいでしょう。特におすすめなフィルタは豆腐フィルタです。こちらでは豆腐フィルタの使い方についてみていきましょう。
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