プレーンテキスト(plain text)とは、HTMLのような装飾が一切施されていない純粋な文字情報です。この記事では、プレーンテキストのHTMLとの違いや、プレーンテキストとして貼り付ける必要がある場合の貼り付け方について詳しく解説します。
テキストという言葉は、もともとの意味は「文章」とか「本文」、「教科書」といった意味で使われている言葉です。しかし、IT分野では文字情報のことをテキストと呼びます。
テキストの中にはプレーンテキスト(plain text)と呼ばれるものがあります。この記事では、プレーンテキストとはどういったもので、どのように作成するのか解説します。まずは、プレーンテキストについて詳しく解説します。
プレーンテキスト(plain text)とは、装飾や暗号化などの文字情報以外の情報が入っていない、純粋な文字情報のことです。PCやスマホでは、文字を太字や斜体にしたり、色を付けたり、大きさを変更するなどのさまざまな装飾ができます。
また、他の人から読み取られないようするための暗号化もできます。そういった文字には文字情報以外の装飾や暗号化などの情報が含まれています。
プレーンテキストとは、装飾などの余計な情報を含まない文字情報のことです。文章の内容だけが必要な場合には、プレーンテキストだけで十分な情報が得られます。
一方のHTMLとは、太字やカラー、フォントの種類などの装飾が施されている文字のことです。WebページはHTMLというプログラミング言語で作成されています。Webページの文字にはさまざまな装飾が施されていますが、これらは全てHTMLのタグを挿入することで装飾しています。
HTMLによる装飾が施されていない、純粋な文字情報だけのプレーンテキストと作成したい場合には、WordやWordpadなどのワープロソフトでは作成できません。
その理由は、WordやWordpadには、見えないところでさまざまな装飾が施されているので、入力された文字は純粋なプレーンテキストにはならないためです。プレーンテキストを作成するにはどうしたらいいのかお伝えします。
プレーンテキストを0から作成する場合には、PCに標準搭載されているメモ帳を使いましょう。メモ帳はWindowsにもMacにも搭載されています。
メモ帳で保存した文章は、「.tex」の拡張子で保存されます。これはテキストファイルとして保存されたことを意味していて、余計な装飾や暗号化などの情報が文字情報に一切入っていないファイルであることを意味しています。
プレーンテキストで保存できるエディタは他にもありますが、どのPCでも簡単に使えるのはメモ帳なので、メモ帳が最もおすすめです。
貼り付けのメニューの中に「書式のないテキスト」や「書式なしの貼り付け」というものがあります。「書式のない」というのは、文字の装飾などのタグは貼り付けずに、プレーンテキストで貼り付けるという意味です。プレーンテキストで貼り付けるときには書式のない貼り付けを選択しましょう。
貼り付けるときに、ショートカットキーを使う方もいます。貼り付けのショートカットキーはWindowsなら「Ctrl+V」、Macなら「Command+V」です。しかし、このショートカットキーは書式ありの貼り付けなので、文字装飾がされているとHTMLも一緒に貼り付いてしまいます。
ショートカットキーでプレーンテキストで貼り付けたい場合には、次のショートカットキーを使います。
Windowsなら「Ctrl+Shift+V」
Macなら「command+shift+option+v」
HTMLがタグとしてテキストについてきてしまう場合には、タグを外す必要があります。タグを外すためには、こちらのサービスが便利です。
タグを外したい文章をコピペすると、その文章が装飾された状態で表示されます。そちらをコピーして、プレーンテキストとして貼り付ければOKです。
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