OneNoteは便利なデジタルノートアプリケーションですが、PCだけでなく、iPad端末でも使用することが可能なのをご存知でしょうか。iPadでどのように使うのでしょうか。今回はMicrosoft OneNoteのiPadアプリの使い方を解説します。
パソコンやスマホに代表されるように、私たちはデジタル社会のただ中で生活しています。全てのものがデジタル化されてしまった結果、手書きの文字を書く機会が随分減ってしまいました。仕事の業務はパソコンで行い、電子メール交換、SNSも全てデジタル入力で行います。
便利な世の中になったものの、字を書くことをしなくなると、脳の活動が低下することが研究の結果明らかになりました。字を書くことは、物覚えや思考の働きを促進することも分かってきました。さらに、物忘れの防止、コミュニケーションスキルと問題解決能力の向上にも、字を書くことは役立つことも分かっています。
iPadで筆記をすることはこの面で非常に効果的です。iPadでノートを取るのにおすすめなのが、「OneNote」です。
「OneNote」は、Microsoft社が開発した、デジタルノートアプリケーションです。現在Microsoft社はWindows、Mac、Android端末、iOS端末に対応する「OneNote」を提供しています。
「OneNote」は画面にメモ情報を効率よく取り込む機能を実装し、目的に応じたタブの配置や、テキストや画像ファイルの画面への挿入、加筆修正といった多機能性を有するアプリケーションです。手書き機能も実装されているので、iPadなどのタブレットでの使用には最適と言えます。
「OneNote」はとても便利なツールです。これから「OneNote」アプリがどれほど便利なツールなのかを説明します。「OneNote」の特徴とその優れた機能をこれから5つ紹介します。1つ目は、完全無料であることです。2つ目は、iOSなど全てのデバイスでノートを同期可能なことです。3つ目は、Webクリップができることです。
4つ目は、手書きが可能なことです。そして5つ目は、手書き文字をテキスト化できることです。これから、これら5つの特徴と機能を1つずつ、詳しく説明します。
「OneNote」の特徴とその優れた機能の1つ目は、このアプリが完全無料であることです。iPadや他の端末で使用できる有料の「ノート」アプリはたくさんあります。有料アプリには、当然無料アプリとの差別化を図るため、有料アプリだけの機能が搭載されています。そのため、無料アプリは有料アプリに比べて機能や性能の面で劣るのが普通です。
しかしiPad版「OneNote」は完全無料であるのも関わらず、有料アプリに引けを取らないほど、非常に使いやすく、なおかつ機能も充実しているので、他の有料アプリを買うことなく、ノートを心地よく取ることができます。
「OneNote」の特徴とその優れた機能の2つ目は、iOSなど全てのデバイスでノートの同期が可能なことです。同期が可能であれば、どこにいてもアクセスできます。「OneNote」アプリは、クラウド型のノートアプリです。つまりインターネットストレージにデータが保存されるので、どのデバイスや環境でも同期が可能です。
そのため同じMicrosoftアカウントでサインインすれば同じノートにアクセスできます。同期機能が装備されているので、1つの場所やデバイスに固定されることなく、作業が行えます。
「OneNote」の特徴とその優れた機能の3つ目は、Webクリップができることです。「Webクリップ」とは、ブックマーク機能の1つで、ホーム画面にWebサイトのショートカットを置くことです。
iPadで「Safari」を開き、自分がWebクリップしたいページの画面上部の「送信」マークを選択すると、「OneNote」のアイコンが出てくるのでそれを選択し、Webクリップします。
「OneNote」の特徴とその優れた機能の4つ目は、手書きが可能なことです。「OneNote」の「描画」を選択し、好きな描画用具を選び手書きをします。綺麗で自分の思い通りの手書きをしたいなら、Appleが販売している「Apple Pencil」を購入することをおすすめします。
「OneNote」の特徴とその優れた機能の5つ目は、手書き文字をテキスト化できることです。手書き文字は温かみがあります。しかし顧客への連絡事項や、仕事でのやり取りでは、テキスト化されたものが好まれます。テキスト化された文字は、読みやすく、誤解を防げます。見た目も綺麗なので見栄えが良いノートに仕上げることができます。
「OneNote」アプリは、筆記した内容をテキスト化し、デジタル保存できるので、筆記した内容を失うことはなく、さらに編集も容易に行うことができます。しかし現在iPad版「OneNote」では、書いた手書きメモをテキストに変換できません。
ではこれから、実際にiPad版「OneNote」を使い、その使い心地を確認してみます。先ほども言及しましたが、「OneNote」はクラウド型のアプリで、データはインターネットストレージに保存されます。そのため「OneNote」のインストール後、まず行うことは、Microsoftアカウントへのログインです。
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