iPhone12は、iPhone12、iPhone12 mini、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Maxの4機種があります。iPhone12のスペックを比較するとどのような違いがあるのでしょうか。この記事では、スペックの比較をしていきます。
iPhone12がとうとう発売されました。iPhone11で発売されたのは3機種でしたが、iPhone12では4機種発売されています。iPhone12の購入を検討中の方は、どのiPhone12を購入したら良いのか悩むところでしょう。この記事では、これからiPhone12を購入する方のために、どのiPhone12を選んだら良いのかスペック比較をしていきます。まずは、iPhone12の基本スペックの比較です。
iPhone12 mini | iPhone12 | iPhone12 Pro | iPhone12 Pro Max | |
カラー | ブルー グリーン PRODUCT RED ブラック ホワイト |
ブルー グリーン PRODUCT RED ブラック ホワイト |
パシフィックブルー グラファイト ゴールド シルバー |
パシフィックブルー グラファイト ゴールド シルバー |
サイズ | タテ 131.5mm ヨコ 64.2mm 厚さ 7.4mm 重量 133g |
タテ 146.7mm ヨコ 71.5mm 厚さ 7.4mm 重量 162g |
タテ 146.7mm ヨコ 71.5mm 厚さ 7.4mm 重量 187g |
タテ 160.8mm ヨコ 78.1mm 厚さ 7.4mm 重量 226g |
ディスプレイ | 5.4インチ 有機ELディスプレイ |
6.1インチ 有機ELディスプレイ |
6.1インチ 有機ELディスプレイ |
6.7インチ 有機ELディスプレイ |
解像度 | 2,340×1080 476ppi |
2,532×1,170 460ppi |
2,532×1,170 460ppi |
2,778×1,284 458ppi |
システムチップ | A14 Bionicチップ | A14 Bionicチップ | A14 Bionicチップ | A14 Bionicチップ |
メモリ(RAM) | 4GB | 4GB | 6GB | 6GB |
ストレージ | 64GB 128GB 256GB |
64GB 128GB 256GB |
128GB 256GB 512GB |
128GB 256GB 512GB |
バッテリー | ビデオ再生 15時間 ビデオストリーミング 10時間 オーディオ再生 50時間 |
ビデオ再生 17時間 ビデオストリーミング 11時間 オーディオ再生 65時間 |
ビデオ再生 17時間 ビデオストリーミング 11時間 オーディオ再生 65時間 |
ビデオ再生 20時間 ビデオストリーミング 20時間 オーディオ再生 80時間 |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
Face ID | 可 | 可 | 可 | 可 |
Apple Pay | 可 | 可 | 可 | 可 |
防水防塵性能 | IP68 (最大水深6mで最大30分間) |
IP68 (最大水深6mで最大30分間) |
IP68 (最大水深6mで最大30分間) |
IP68 (最大水深6mで最大30分間) |
SIM規格 | デュアルSIM (nano SIMとeSIM) |
デュアルSIM (nano SIMとeSIM) |
デュアルSIM (nano SIMとeSIM) |
デュアルSIM (nano SIMとeSIM) |
iPhone12シリーズの最大の特徴といえば、iPhone史上で初めて小型化したモデルが登場したことです。今までは高性能化に伴う部品の大型化と、大型ディスプレイが好まれることなどによって、iPhoneのサイズは大きくなることはあっても、小さくなることはありませんでした。
しかし、iPhone12ではサイズを小型化したiPhone12 miniが登場しています。小型化したからと言って、バッテリー性能以外はiPhone12と全く同等です。iPhone11から進化しているiPhone12の性能を、iPhone12 miniでも十分に味わうことができます。
サイズやバッテリー性能など、基本スペックを見ただけではiPhone12とiPhone12 Proの違いがよくわかりません。スマホの性能を決めるCPUやGPUを搭載したシステムチップは4機種すべて同じものが搭載されています。
iPhone12シリーズでは、Proモデルとの差はカメラ性能に最も違いが出ているのですが、基本性能の点ではどのような違いがあるのか気になる方もいることでしょう。
サイズもCPUやGPUの性能も基本スペックがほぼ同じiPhone12とiPhone12 Proの大きな違いは、搭載されているメモリ(RAM)です。Proモデルには6GBのメモリが搭載されていますが、iPhone12 miniとiPhone12では4GBです。
搭載されているCPUの能力が同じであれば、メモリの容量が大きい方が処理速度が速くなります。iPhone12よりもiPhone12 Proの方が、処理の重いゲームアプリなどの処理速度の反応の良さなどが期待できます。
iPhone12シリーズの基本スペックを比較したときに注意しなければいけない点が、バッテリー性能の違いです。iPhone12 miniはサイズを小さくしている分、搭載されているバッテリー容量が小さくなり、バッテリー持続時間が短くなっています。バッテリーを激しく消費する使い方をする方にはおすすめできません。
iPhone12シリーズのiPhone12 miniとiPhone12とProモデルを比較したときの大きな違いは、カメラ性能にあります。カメラのスペックがどのように違うのか、詳しく見ていきましょう。
iPhone12シリーズのメインカメラのスペックを比較すると次の通りです。
iPhone12 mini | iPhone12 | iPhone12 Pro | iiPhone12 Pro Max | |
搭載レンズ | 超広角 f2.4 広角 f1.6 |
超広角 f2.4 広角 f1.6 |
超広角 f2.4 広角 f1.6 望遠 f2.0 |
超広角 f2.4 広角 f1.6 望遠 f2.0 |
画素数 | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 |
光学ズーム | 2倍の光学ズームアウト | 2倍の光学ズームアウト | 2倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト |
2.5倍の光学ズームイン 2倍の光学ズームアウト |
デジタルズーム | 最大5倍 | 最大5倍 | 最大10倍幅 | 最大12倍幅 |
手ブレ補正 | 光学式手ブレ補正 | 光学式手ブレ補正 | デュアル光学式手ブレ補正 | センターシフト光学手ブレ補正 |
ナイトモード | 超広角と広角対応 | 超広角と広角対応 | 超広角と広角対応 | 超広角と広角対応 |
LiDARスキャナ | - | - | 搭載 | 搭載 |
イメージセンサー | 超広角 IMX372 広角 IMX503 |
超広角 IMX372 広角 IMX503 |
超広角 IMX372 広角 IMX503 望遠 IMX356 |
超広角 IMX372 広角 IMX603 望遠 IMX613 |
iPhone12 mini | iPhone12 | iPhone12 Pro | iPhone12 Pro Max | |
搭載レンズ | f2.2 | f2.2 | f2.2 | f2.2 |
画素数 | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 |
手ブレ補正 | 映画レベルの手ぶれ補正 | 映画レベルの手ぶれ補正 | 映画レベルのビデオ手ぶれ補正 | 映画レベルのビデオ手ぶれ補正 |
ナイトモード | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
イメージセンサー | IMX514 | IMX514 | IMX514 | IMX514 |
まず、iPhone12 mini・iPhone12と、iPhone12 Pro・iPhone12 Pro Maxのカメラ性能を比較して気がつく点は、搭載されているレンズの数が違います。iPhone12 mini・iPhone12は超広角と広角のデュアルレンズであるのに対して、iPhone12 Pro・iPhone12 Pro Maxは望遠も付いたトリプルレンズです。
搭載されているレンズの数が違うことで、iPhone12 mini・iPhone12と、iPhone12 Pro・iPhone12 Pro Maxのカメラではズーム性能に大きな違いが出ています。
iPhone12 mini・iPhone12では光学ズーム2倍、デジタルズーム最大5倍なのに対して、iPhone12 Pro・iPhone12 Pro Maxではズーム倍率の幅がiPhone12 Proでは光学4倍、デジタル10倍も、iPhone12 Pro Maxでは光学5倍、デジタル12倍もあります。迫力のあるズームをProモデルのほうがより楽しめます。
また手ブレ補正機能も大きく違います。手ブレ補正機能の性能は、iPhone12 Pro Maxが最も優れていて、次にiPhone12 Pro、その次にiPhone12 miniとiPhone12です。iPhone12 Pro Maxでは2秒まで手ブレしない写真が撮影できます。高機能な手ブレ補正機能が必要な方は、iPhone12 Pro Maxでしょう。
iPhone12のProモデルにはLiDARスキャナが搭載されている点も見逃せません。LiDARスキャナとは、レーザー光線で被写体までの距離を測定して、奥行きを測定できる機能です。超高速でより正確に画像の深度を図れる技術が搭載されています。
iPhone12を購入する上では、価格も気になります。iPhone12は現在、AppleからSIMフリーモデルと、3大キャリアからそれぞれの回線を利用するモデルが発売されています。それぞれの税込み本体価格は次の通りです。
iPhone12 mini | iPhone12 | iPhone12 Pro | iPhone12 Pro Max | |
Apple | 64GB 82,280円 128GB 87,780円 256GB 99,880円 |
64GB 94,380円 128GB 99,880円 256GB 111,980円 |
128GB 117,480円 256GB 117,800円 512GB 139,800円 |
128GB 117,800円 256GB 128,800円 512GB 150,800円 |
ドコモ | 64GB 87,912円 128GB 95,832円 256GB 110,088円 |
64GB 101,376円 128GB 109,296円 256GB 123,552円 |
128GB 129,096円 256GB 142,560円 512GB 169,488円 |
128GB 142,560円 256GB 156,024円 512GB 182,952円 |
au | 64GB 90,065円 128GB 95,240円 256GB 109,305円 |
64GB 103,430円 128GB 108,260円 256GB 122,435円 |
128GB 127,495円 256GB 140,750円 512GB 168,170円 |
128GB 141,900円 256GB 155,150円 512GB 181,540円 |
ソフトバンク | 64GB 96,480円 128GB 102,960円 256GB 116,640円 |
64GB 110,880円 128GB ¥116,640円 256GB 131,040円 |
128GB 137,520円 256GB 151,920円 512GB 180,000円 |
128GB 151,920円 256GB 166,320円 512GB 194,400円 |
上記の表をみると、Appleから発売されているSIMフリーモデルを購入するのが最もお得に見えます。しかし、携帯電話キャリアからは、様々な条件で割引プランも発表されています。
キャリア内での機種変更や乗り換えで、本体価格が大幅に割り引かれます。例えば、iPhone12の64GBでは、実際にそれぞれのキャリアで支払う金額は次の通りです。
iPhone12 64GBで実際に支払う金額 | |
ドコモ | 新規 67,584円 機種変更 67,584円 乗り換え 52,928円 |
au | 新規 44,430円 機種変更 49,930円 乗り換え 33,430円 |
ソフトバンク | 55,440円 |
iPhone12の4機種のスペックや料金を比較した上で、どのiPhone12を選んだら良いのか選び方のポイントについて解説します。
iPhone12では初めて小型化したiPhone12 miniが登場しました。サイズが大きいとディスプレイサイズも大きくなるので、動画やゲームをより楽しめるのは確かです。しかし、手の小さな方には、持ち歩くのに負担が大きいのも事実でした。手に掛かる負担が気になる方は、iPhone12 miniの購入を検討することをおすすめします。
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