iPhoneは150MB以上の大容量のソフトウエアのアップデートやアプリのダウンロードはWi-Fiなしではできません。iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで行う方法はないのでしょうか。この記事ではいろいろな方法をまとめてみました。
日本では大人気のスマホiPhone。世界的に見るとiPhoneのシェア率は2割程度ですが、日本ではいまだに半分近くの人がiPhoneを使っています。Androidに比べると、操作性が非常に軽くてコストはかかってもiPhoneを手放せない、という人も少なくないようです。
ところで、このiPhoneを使う上で困っている人が増えているとのこと。それはAndroidと違って家にWi-Fi環境ないととても不便だというのです。実はiPhoneではソフトウエアのアップデートや150MB以上の容量のアプリをダウンロードがWi-Fiなしではできないのです。
iPhoneのアップデートや150MB以上の大容量のアプリの更新やダウンロードをWi-Fiなしで行う方法は何かないものでしょうか。ということで、この記事でいろいろな情報を探っていきます。
iPhoneのアップデートがWi-Fiなしではできないのには理由があります。どんな理由があるのかまずは見ていきましょう。
iPhoneはApple社製のスマホです。OSも端末もApple社の純正品を使うようになっています。iPhoneのソフトウエアをアップデートしたり、アプリをダウンロードしたり更新したりするは、すべてApple IDのサーバーを通さなくてはできない仕様になっています。
ファイル容量が小さなアプリや更新ならいいのでしょうが、150MBもあるアップデートやダウンロードでは、SIMカードのデータ通信では通信環境が不安定すぎることがあります。そのためにAppleではダウンロードやアップデート時に不具合が起こらないようにするためにあらかじめ対策を取っています。
その対策というのが、150MB以上のダウンロードやアップデートの場合には、通信環境がより安定しているWi-Fiへの接続時しかアップデートできない、というものなのです。
iPhoneのアップデートには、細かい不具合をこまめに更新していくマイナーアップデートと、1年に1回行われる大規模なメジャーアップデートがあります。マイナーアップデートならともかく、メジャーアップデートの時にはファイル容量が非常に大きくなる傾向にあります。
iPhoneをアップデートするためにはあらかじめ端末に空き容量を作っておく必要があるのですが、2GBから3GBの空き容量が必要なこともあります。大容量のファイルをダウンロードするためには、やはりデータ通信の通信容量よりもWi-Fiで安定的に大容量通信ができた方がいいのは言うまでもありません。
そのために、あらかじめiPhoneの大規模なソフトウエアの更新ではダウンロードはWi-Fi接続時のみと決められているのです。
ところでiPhoneのアップデートは本当にWi-Fiなしではできないのでしょうか。
Appleが定めているiPhoneの基本仕様では、Wi-Fiなしでは、iPhoneのソフトウエアのアップデートや150MB以上の大容量なアプリのダウンロードや更新はできない、ということになっています。
しかし、実際にはSIMカードを使ったデータ通信でもアップデートや150MB以上のアプリのダウンロードに成功したという声もあります。成功するかどうかはともかくとして、いろいろと試してみる価値はありそうです。
iPhoneのアップデートがWi-Fiなしでできないかどうか、というのは実は抜け道がいろいろとあります。Wi-FiなしでiPhoneのアップデートをやる方法というのは、正統派の方法から、iPhoneのバグを利用した裏技的なものまで幅広くあるので、あなたが使える方法があればぜひ試してみましょう。
それではiPhoneのソフトウエアのアップデートや150MB以上の大容量なアプリのダウンロードをWi-Fiなしで行う方法について具体的に見ていきましょう。まずはPC経由でiPhoneのアップデートを、Wi-Fiなしで行う方法について説明します。
お家にWi-Fiの環境が整っていなくても、PCが有線でオンラインにつながっているという場合も多いことでしょう。iPhoneのソフトウエアのアップデートは、iPhoneではなくPCのiTunesにダウンロードしてから、PCとiPhoneをケーブルでつないでアップデートすることができます。
PCに一度ダウンロードしてからアップデートを行うことはApple社も推奨している方法です。というのは、iPhoneをアップデートしているときに、PC経由であれば通信環境が途中で切断してしまう危険性がほとんどないからです。
安全に確実にiPhoneのアップデートを行いたいのであれば、PC経由で行うことを検討してみましょう。
PC経由でiPhoneをアップデートするときには、注意しなくてはいけない点があります。それは、自動同期をオフにしておくことです。PC側の設定で、iPhoneをPCにつなぐと自動的に同期が始まるようにしてある場合があります。
アップデートと同期が同時に行われてしまうと、データが消える可能性や、重複してiPhoneに取り込まれてしまう可能性があります。アップデートを行う前にはバックアップを取りますが、バックアップを取ったら同期の設定は解除しておきましょう。
iPhoneのアップデートをWi-Fiなしで行う方法には、デザリングを利用する、という方法もあります。デザリングができる端末をもう1つ持っていることが前提になりますが、古いiPhoneを持っている場合、今使っている端末のSIMカードを古いiPhoneに入れて、デザリングする、という手段もあります。
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