ファイルのパス(File Path)は2種類の表記方法があります。ファイルの保存場所を文字列で確認する際にパスが利用されますが、パスの表記方法は2種類あることを認識していないと、思わぬ失敗を犯しかねません。パスの表記方法をマスターしておきましょう。
ファイルのパス(File Path)というフレーズを聞いたことがありますか?ファイルのパスとはファイルの保存場所を示す文字列のことです。
ファイルのパスには2つの種類があります。「絶対パス」と「相対パス」です。
「絶対パス」とは、システムの大元の階層を起点として、目的のファイルの場所を示したパスのことです。明確なファイル名の連続体で示されるのでフルパスともよばれます。
「絶対パス」に対して、「相対パス」は現時点でアクセスしているファイルの場所を起点として、目的のファイルの場所を示すパスのことです。
フォルダの階層をスラッシュ(/)で示すことは絶対パスと変わりませんが、それ以外にドット(.)を使って目的のファイルとの相対的な位置関係を示すのが「相対パス」の特徴です。
次に、Windows上でファイルやフォルダのパスを確認する方法を解説します。Windows OSごとに説明します。
エクスプローラーを開いて任意のファイルを選択し、エクスプローラーウインドウの上方にあるメニューから「ホーム」を選択します。
エクスプローラーウインドウの上方がサブメニューに切り替わるので、サブメニューの中から「パスのコピー」をクリックすると「絶対パス」をコピーできます。メモ帳などにペーストすると確認できます。
Windows8の場合は、Windows10の例と同じ手順でファイルやフォルダのパスを確認できます。
エクスプローラーを開いて任意のファイルを選択し、「Shift」キーを押しながら右クリックしてメニューを表示します。表示されたメニュー内から「パスとしてコピー」を選択すると「絶対パス」をコピーできます。メモ帳などにペーストすると確認できます。
Windows Vistaの場合は、Windows7の例と同じ手順でファイルやフォルダのパスを確認できます。
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