Windows10でExcelファイルが開かない場合の9つの対処法と操作手順を解説します。Windows10でExcelファイルが開かない場合は、まずファイルがエクセルに関連付けされているか確認しましょう。またエクセルの修復セットアップも試してみましょう。
今回は、Windows10でExcelファイル(xlsx)が開かない・起動しない場合の対処法についてレビューします。Windows10でExcelファイル(xlsx)が開かない・起動しない理由はいくつかタイプがありますが、想定される原因・状況をピックアップして対処法を紹介します。
Excelファイル(xlsx)が開かない・起動しない場合は、まず、Excelファイル(xlsx)とプログラムの関連付けを再確認しましょう。
Excelファイル(xlsx)のアイコンは通常、Excelのアイコンで表示されますが、Excelファイル(xlsx)とプログラムの関連付けに不具合が発生している場合は、ファイルアイコンが無表示(無地アイコン)になり、拡張子が「xlsx」ではなくなります。
ファイルアイコンがおかしくなった場合は、カーソルをあてて右クリックし、メニューウインドウで「プロパティ」を選びます。
ファイルのプロパティが表示されたら、「ファイルの種類」と「プログラム」の項目を確認しましょう。「ファイルの種類」はExcelファイル(xlsx)、「プログラム」はExcelになっているのが正常な状態ですが、表示が異なっている場合は明らかに関連付けの設定がおかしくなっているので、修正しましょう。
修正の手順は簡単です。プロパティ画面の「変更」ボタンをクックし、開いたウインドウで対応ソフトとして「Excel」を選択するだけです。正常に再設定できると、ファイルアイコンがExcelのアイコンで表示されます。
Excelファイルが開かない・起動しないときに、Excelのソフト自体が破損していると考えられる場合は、ソフトの修復セットアップを試してみましょう。
ソフトを修復する手順は、まず、Windows10の画面左下のメニューバーから「スタートメニュー」→「設定」(歯車マーク)→「アプリ」まで進み、画面左のメニュー項目で「アプリと機能」を選択するとインストールされているアプリの一覧が表示されます。
「Excel」もしくは「Microsoft Office」を探してクリックすると表示が拡大するので表示内の「変更」もしくは「再インストール / 修復」を選択するとソフトを修復できます。
次に、Windows10でExcelファイルを起動できても、通常通り開かない場合の対処法を解説します。
Windows10でExcelファイルを起動できても、通常通りファイルが開かない場合は、セキュリティ関係の設定に原因がある場合があります。
まず、外部のパソコンから送信されたExcelファイルとして「ブロック」の対象になっている場合があります。「ブロック」の対象になっているか確認するには、Excelファイルのプロパティを確認します。Excelファイルにカーソルをあてて右クリックし、メニューウインドウで「プロパティ」を選びます。
Excelファイルのプロパティが表示されたら、プロパティウインドウの最下段を確認してみましょう。
空白であれば問題ありませんが、「受信アクセスが拒否されました。」もしくは「このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります。」と表示されている場合は、外部のExcelファイルとしてブロックされている可能性があります。
このような場合は、その表示の右にある「許可する」にチェックを入れ、その後「適用」→「OK」をクリックすれば、ブロックが解除されます。
また、Excelソフトの保護ビューの設定が原因で、Excelファイルが開きづらくなっている場合があります。
Excelソフトの保護ビューの設定状態を確認するには、まず、画面左上に表示されているメニューバーから「ファイル」→「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」→「保護ビュー」まで進みます。
「保護ビュー」まで進むと、中央ウインドウに保護ビューの設定項目一覧が表示されるので、その中の「~に対して保護ビューを有効にする」となっている3つの項目のチェックを外します。これで、セキュリティーがゆるくなったので、開きづらくなっているExcelファイルが正常に開く場合があります。
Excelソフトのセキュリティ設定の「ファイル制限」の設定が原因で、Excelファイルが開きづらくなっている場合があります。
ファイル制限の設定状態を確認するには、まず、画面左上に表示されているメニューバーから「ファイル」→「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」→「ファイル制限機能の設定」まで進みます。
「ファイル制限機能の設定」まで進むと、中央ウインドウにファイル制限を行うExcelファイルの一覧が表示されるので、それぞれの項目の右に表示されている「開く」のチェックボックスにチェックが入っていないか確認しましょう。
チェックが入っているとファイル制限がかかり、Excelファイルを開く際にブロックされる、もしくは保護ビューで開かれるという様に使用に制限がかかるので、このチェックを外すことで、開きづらくなっているExcelファイルが正常に開く場合があります。
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