価格が安く動作も重量も軽いパソコンとしておすすめされているのが、Chromebookです。この記事では、Chromebookを購入する際の選び方のポイントと、特におすすめしたい9つの機種の詳細を、比較してご紹介します。
ノートPCといえば、MacBookかWindowsのノートPCが、今までは主な選択肢でした。しかし、数年前からChromebookという、新たな選択肢が登場しています。Chromebookが登場したのは、2014年のことでした。しかし、今まではそれほど認知度も高くありませんでした。
ところが2019年後半頃から、テレビCMやネット広告などで積極的に目にする機会が増え、興味を持つ方が激増しています。この記事では、Chromebookのメリットやデメリット、購入する際の選び方をお伝えした上で、特におすすめしたいChromebook9選をご紹介します。
Chromebookのおすすめの特徴は、とにかく軽い点です。軽いの意味には、物理的な重さが軽いといった意味と、動作が軽い、両方の意味があります。Chromebookはクラウドベースで動かすことが基本であるため、大規模なストレージを持っていません。大容量のHDDやSSDを搭載する必要がないため、MacBookやWindowsのノートPCと比較すると、かなり薄く軽量に作られています。
また、搭載されているChrome OSは動作が早く、立ち上がりが10秒ほどで完了する点も、大きな特徴です。実際に使う際は、ネット環境と実際に購入するChromebookのスペックに左右されます。しかし、文書編集やネット検索などの軽い作業は、低いスペックのChromebookでも軽い使い心地で利用できるためおすすめです。
Chromebookのメリットは、他のパソコンと比較すると価格が安い点も見逃せません。Chromebookの主流のタイプは、3万円~6万円程度で購入できます。
Windows PCでも、新品で5万円以下のローエンドモデルも発売されています。しかし、この価格帯のPCでは、負荷のかかるソフトを入れたり、オンラインゲームを楽しんだりはできません。Chromebookならこの価格帯でも、10万円程度のWindows PCと同程度の使い心地で利用できます。
Chromebookのハイエンドモデル10万円超えのものなら、MacやWindowsの20万円超えのハイエンドモデル並みのスペックで利用できます。安い値段で、そこそこのスペックのパソコンを手に入れられるのは、Chromebookの大きなメリットです。
Chromebookのメリットは、他のパソコンと比較するとセキュリティが高い点も挙げられます。Chromebookの内部は、サンドボックス構造になっています。サンドボックスとは、プログラムが堅牢な箱の中にそれぞれ格納されているといった意味です。
万が一、1つのファイルやプログラムが感染しても、その被害はそのプログラムのサンドボックスの中だけで済み、決して他のプログラムへと感染しません。万が一のことがあっても、パソコン全体に被害が及ばないように作られているため、セキュリティソフトも必要ないと言われています。
他のパソコンと比較すると、Chromebookには購入前に理解しておくべきデメリットがあります。
物理的な軽さや、起動の速さは大容量のHDDやSSDを搭載していないからこそ、可能です。それは同時に、内部ストレージがとても少ないことを意味するため、注意しましょう。
Chromebookは基本的に、常時Googleドライブなどのクラウドストレージに接続し、クラウドベースで動かすことになります。ファイルやデータも、クラウドへの保存が推奨されています。そのため、内部ストレージにはほとんどファイルを保存できない点に、注意が必要です。
パソコンでの作業といっても、ワープロソフトでの文書作成などの、比較的パソコンのスペックをあまり使わない作業があります。一方で、IllustratorやPhotoshop、動画編集ソフトなどのパソコンのスペックに高い負荷をかけるソフトの利用が必要な作業もあります。
また、一口にゲームといっても、スマホで楽しめるスペックの低いゲームもあれば、高スペックなゲーミングPCが必要なPC用オンラインゲームもあります。
Chromebookでは、パソコンのスペックを必要としない軽い作業や、スマホ用ゲームを楽しむこと可能です。しかし、パソコンに高い負荷のかかるソフトや、PC用オンラインゲームは利用できません。どのような用途でパソコンを使いたいのか、利用用途をよく考えたうえで必要なパソコンを選びましょう。
Chromebookは、Googleが開発したChrome OSを搭載したパソコンで、複数のメーカーから様々な機種が発売されています。購入したいと思っても、どうやって選んだらいいのかわからない方も少なくありません。こちらでは、初めてChromebookの購入を考える方へ、Chromebookの選び方をお伝えします。
Chromebookの画面サイズは、10インチ~15.6インチまでありますが、用途によって必要な画面サイズは異なります。会社や学校へ持ち運ぶのであれば、軽くて小さい10インチから12インチ、大きくても13インチまでがおすすめです。一方で、持ち運びする必要がないのなら、大画面で作業もしやすい15.6インチがおすすめです。
画面サイズが小さければ重量も軽く、大きくなれば重くなるのは当然です。持ち運ぶ必要があれば、購入する際に、念のため重量もチェックしましょう。持ち運ぶのであれば、重量は1kgまでのモデルを選びます。1.5kgを超えると、重いと感じ始めるため注意しましょう。
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