新型が登場するたびに大きな進化を遂げているApple Watchですが、7月ともなればそろそろ次期モデルが気になる季節です。そこで、本記事では新型Apple Watchの発売日や仕様、次期watchOSの機能について、2019年7月段階での予想をお伝えします。
新型Apple Watchについて、一番に気にかかるのが発売日はいつかということです。あまり遅くなるようだと、新型を待つよりも現行ラインナップからApple Watchを選んだ方がいいように思えてしまいます。しかし、新型Apple Watchについての予想の中で最も確実と思われるのが、実は発売日なのです。
現行モデルのApple Watch Series 4は昨年9月21日に発売されました。その前のApple Watch Series 3が2017年9月22日、さらにその前のApple Watch Series 2が2016年9月16日と、Apple Watchは3代続けて9月に発売されています。
初代のApple Watchだけは2015年4月24日と、9月発売ではないものの、以上のことからApple Watchの次期モデルは2019年9月に発売されると見ていいでしょう。しかも、9月発売の予想には更なる根拠があります。
Appleは毎年9月第1月曜に行われるアメリカの祝日・レイバーデーの、翌週水曜もしくは木曜にスペシャルイベントを開催し、そこでiPhoneシリーズのニューモデルを発表するのが通例です。Apple Watch Series 2〜4は、このスペシャルイベントでiPhone7、8,X、XS、XS Max、XRと共に発表されました。
このことを踏まえれば、今年も9月のAppleスペシャルイベントにおいて、次期モデルのiPhoneとともに新型Apple Watchが発表されるのは間違いないと思われます。ただし、発売日は必ずしもiPhoneの次期モデルと同じとは限りません。
昨年はiPhone XS/XS Maxと同時発売でしたがiPhone XRは発売が遅れましたし、一昨年もiPhone 8とは同時発売でしたがiPhone Xは発売が遅れました。また一昨昨年はApple WatchがiPhone 7よりも1収監先に発売されています。以上のことから、あくまでも「だいたい新型iPhoneと同じ発売日となる」程度に考えておくべきでしょう。
それでは新型Apple Watchの予想をお伝えする前に、現行モデルのApple Watch Series 4に基づいてApple Watchについての基本的な仕様や機能について再確認します。こうした現行モデルについての十分な知識がある方は、目次から「Apple Watchの新型モデルの仕様や機能の噂」の章にお急ぎください。
Apple Watchに限らずスマートウォッチのほとんどが文字盤のカスタマイズが可能です。しかしその中でもApple Watch Series 4は非常に文字盤の種類が豊富です。シンプルなものやディズニーのキャラクターものから、情報量が豊富なものまで、数多くの文字盤が揃っているので、あなたにふさわしい文字盤が必ず見つかります。
Apple Watchは、Apple Watch Series 3からGPSモデルとGPS+セルラーモデル(以下セルラーモデル)の2モデルが併売されています。単純に言えば、GPSモデルはiPhoneとペアにしないと実質的に運用できないApple Watchであり、セルラーモデルはiPhoneなしでもネットにアクセスしてさまざまな通知を受けとることができるApple Watchです。
セルラーモデルであっても、メールなどの詳しい内容の確認や返信はiPhoneがないと不便です。しかし、ランニングなどの運動中にiPhoneを持ち歩かなくても、メールの見出しを確認できたり電話に応答できたりするのは大きなメリットです。その代わり、iPhoneの通信費とは別にApple Watchの通信費が余計に発生します。
健康やダイエットのための「10km走る」「300kcal消費する」といったワークアウトを設定して、その途中経過や結果を確認できます。しかもランニングやウォーキング、スイミングといった基本的なもののみならず、ダンスやテニス、サッカーや野球などもありますので、あなたの健康を強くサポートしてくれます。
しかも、これらの情報はアクティビティに蓄積されますので、日々の運動習慣を自動的に記録できます。
iPhoneのヘルスケアアプリは、Apple Watchと連携することで初めて有効性を発揮します。毎日どれだけ運動し、どれだけカロリーを消費し、どれだけ座らずに動き回っていたかも記録するので、運動不足が一目瞭然になります。
また、心拍センサーを利用して心電図を作成し、PDF出力して医師と共有する機能も備わっています。残念ながら日本では法律の関係で利用できませんが、今後の対応に期待したいところです。
Air Podと組み合わせることで、Apple Watchの魅力は何倍にもアップします。音楽を聴く際の音量調節はApple Watchの竜頭を回すだけで済みますし、早送り/巻き戻しも腕のApple Watchで済みますから、iPhoneをポケットやバッグから取り出すのに比べるとはるかにラクチンです。
また、電話の受け答えも、Air Podのマイクとイヤホンで行えますから、いちいちApple Watchを口元に持ってくる必要もありません。ワークアウト中に音楽を聴いたり、電話に応答したりする際のことを思えば、Apple Watchを使うのにAir Podを併用しない理由がありません。
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