Amazon Payとは、Amazonによって提供されているキャッシュレス決済サービスのことです。セキュリティが堅牢で使い方も簡単。シェア率が低いとはいえ、提携サイト・店舗での買い物に重宝します。Amazon Payの特徴や支払い時の注意点などをまとめました。
Amazon Pay(アマゾンペイ)とは、世界最大級のインターネットショッピングモール・Amazonが展開している決済サービスのことです。
日本では2015年5月にサービス提供を開始。それ以来Amazon Payの加盟店舗数は右肩上がりに増加しており、2019年時点で対応店舗数は数千社にものぼります。
近年では、楽天グループの「楽天ペイ」やLINEアプリで使える「LINE Pay」など、様々なキャッシュレス決済サービスが続々とリリースされています。
Amazon Payもその中の一つです。Amazonアカウントに登録されている住所やクレジットカードなどの会員情報を使って、Amazon以外のECサイトでも簡単に利用料金の支払いを済ませることが出来ます。
日本国内のコード・QRコード決済サービスシェア率は、PayPay・楽天ペイ・LINE Payなどが大半を占めており、他社に比べるとAmazon Payはやや後塵を拝しているのが特徴的です。
しかし、2018年7月には、スマートスピーカーのAmazon Echo・Amazon Alexa(アレクサ)ユーザーがAmazon Payを利用して日本赤十字などへの寄付を行える音声サービスをスタート。2018年8月からは店頭でのQRコード決済も可能になりました。
提携サイトも順調に拡大しており、キャッシュレス時代にマッチしたサービスの将来性に期待が高まっています。
今や日本国内のAmazon利用者数は5,000万人を超えており、およそ2人に1人はAmazonを利用していると言っても過言ではないほどの隆盛を誇っています。そのAmazonが展開している決済サービスとあって、インターネットユーザーからの注目度は抜群です。
Amazon Payとはどのような決済サービスなのか、その特徴を詳しく見ていきましょう。
SNSの普及に伴い、Facebook・Google・Twitterなどの会員情報を使って各種サービスにアクセスできる「ソーシャルログインシステム」を導入するサイトが増えています。
Amazon Payもソーシャルログインの一種です。Amazonのアカウントをお持ちの方なら、決済時にAmazonのID・パスワードを入力するだけでAmazon Payのサービスを利用することが出来ます。
特別な登録手続きは一切不要。Amazon会員の強みを最大限に活かせる特徴があります。
Amazon Payでは、Amazonアカウントに登録されているクレジットカードで決済を行います。以下の5種類のクレジットカードブランドに対応しており、日本国内で流通しているほぼ全てのクレジットカードでAmazon Payを利用できると言ってよいでしょう。
基本的にソーシャルログインは、会員登録・ログイン情報管理などユーザーにとって煩わしい作業を省くことでWebサイトの利用率を高めるために導入されるシステムです。
その点、Amazon PayはAmazonアカウントに紐付けられたカード情報で料金の支払いまで完了できます。
決済機能が加わったことでソーシャルログインの利便性が最大限に発揮されているのがAmazon Payの大きな特徴と言えるでしょう。
顧客重視のサービスに定評があるAmazonの決済サービスだけあって、非常に使いやすいシステムに仕上がっているのが特徴的です。
メリットとデメリットを比較しながら、Amazon Payの特徴の理解を深めていきましょう。
Amazon Payを利用することで、従来のショッピングに見られた様々なデメリットを解消することが可能です。Amazon Payのメリットとして、以下の3点が挙げられます。
Amazon Payの一つ目のメリットは、個人情報入力作業の省略です。
オンラインストアで買い物するためには、各サイトで会員登録を行い、ログイン情報を管理する必要があります。商品の注文時には購入者情報やクレジットカード番号などの決済情報を入力・確認しなければならず、一つの商品を入手するだけでも非常に多くの手間を要します。
その点、Amazon Payを利用すれば、これらの作業を全てカットすることが出来ます。
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