Firefoxで有名なMozillaが提供しているThunderbirdというメールソフトがあります。今回は無料で使えるThunderbirdのバックアップや復元を行いたいときの正しいバックアップ方法を紹介していきます。
無料のインターネットブラウザとして人気を博しているアプリの1つであるFirefoxを提供していることで有名なMozillaでは、便利なメールソフトも提供しています。Thunderbirdと呼ばれるメールソフトです。今回はこのThunderbirdに焦点を当てて特集していきます。メールソフトを使っていて必要になる機能といえばバックアップ機能です。
ビジネスや個人でメールの送受信を行っている中で、日数が経過すればするほどメールのデータがたまっていきます。そしてパソコンに機種変更を行うタイミングで移行する必要が出てきます。Thunderbirdでももちろんメールデータのバックアップ、復元を行うことができますので、違う機種で使用する場合でも、安心して使い続けることが可能です。
ここからは、Thunderbirdで「ImportExportTools」を使用したバックアップ方法を解説していきます。ImportExportToolsは、データの移行や復元をする際に役に立つツールの1つです。まずは、こちらを起動しましょう。次にブラウザでThunderbirdのサイトにアクセスし、「アドオン」をクリックして、提供アドオンの検索ページを表示します。
そしてアドオンの検索画面から「ImportExportTools」を探し出してください。このツールは人気のものですのでランキングなど上位に表示されている場合が多くあります。クリックした上で、「インストール」を選択し、Thunderbirdに早速追加しましょう。余談ではありますが、別のメールソフトから移行をする際にも役に立つツールです。
ImportExportToolsをインストールしましたら、Thunderbirdのソフトにある「≡」から「アドオン」を選択してください。「ファイルからアドオンをインストール」を選択して、ImportExportToolsを選択します。この認証が終わりましたら、バックアップを行っていきます。ただしここでメールを使い分けている場合に注意点があります。
メールアカウントを複数使い分けている方は、エクスポートとバックアップを複数回行う必要があります。つまり、使用中のアカウントごとにバックアップの操作をしなければならないということです。バックアップ漏れには十分注意して行ってください。
ImportExportToolsがThunderbirdで使用できるようになりましたら、「フォルダをエクスポート」をクリックして選択します。フォルダ構成をそのまま活用したいのであれば「サブフォルダを含むフォルダをエクスポート」をクリックします。最後に保存先のフォルダを選択すれば、Thunderbird内でやり取りしたメールのデータがバックアップされます。
上記の方法でメールのバックアップが完了しましたら、次にThunderbirdのデータを復元・移行させてみましょう。同じくImportExportToolsを使用していきます。バックアップしたメールデータの復元を行う際ももちろんThunderbirdを起動させます。そして先ほど使用したImportExortToolsのメニューを表示させてください。
表示されたメニューの中から「mboxファイルをインポート」を選択してください。するとデータをインポートする方法を伺画面が表示されますので、こちらから「サブフォルダを含む単一または複数のmboxファイルをインポート」をクリックして「OK」を選択します。最後の復元させたいフォルダ選択して、「開く」で復元が実行されます。
パソコンの機種変更をした際に必要になる移行作業もこツールでできます。ここからは、データ移行と保存の手順を説明していきます。まずは、新端末でThunderbirdを使える状態にしておくことが最初のステップです。インストールして、ImportExportToolsまで併せて入れておきましょう。ここまで来ましたら、前のパソコンに戻ります。
前のパソコンでバックアップしたメールデータを外部メモリーに保存します。この際保存するものはUSBでもなんでも結構です。先ほどのバックアップデータをコピペしてメモリーに保存させてください。保存したメモリーを新しいパソコンに装着し、ここからはThunderbirdにあるImportExportToolsを使用して同手順でインポートします。
ここまでは、Thunderbirdのアドオンを使用したバックアップ方法を紹介しました。ここからは、アドオンにあるツールを使用せずにメールデータをバックアップさせる方法を解説していきます。この作業を始める前に適切なバックアップを実現するため、作業しているメールなどがありましたら全てソフトを終了させて下さい。
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