普段目にしている圧縮ファイルzipよりも、更に圧縮率の高いRARは、使いなれるととてもべんりです。今回はそんなRARの解凍で使えるフリーソフトや各種解凍方法、RARで起こるトラブル解消方法などを詳しく解説していきます。
圧縮ファイルといえば、zipを思い浮かべる人が多いでしょう。大容量のデータを圧縮してコンパクトな形にかえても、解凍すれば元の状態に戻るので他のパソコンに送受信するのに便利です。また、会社のデータ保管管理に圧縮解凍ができれば、データ保管スペースの節約になります。RARファイルとはそんなzipよりも圧縮率が高い拡張子です。
RAR拡張子を開くことのできる有償・フリーソフトと、それぞれの使い方をこちらでは詳しくお伝えしていきます。特に人気の解凍ソフトの中からお伝えしていくので、口コミも参考にRARファイルをどのソフトで解凍するか決められるでしょう。
zipの拡張子はもちろん、RARの解凍・分割解凍・圧縮ができます。RAR拡張子のフォルダには目で見てわかりやすいイラストになってるので、右クリックして表示される一覧から解凍を選ぶだけで簡単です。最近増えつつあるRARに対応できる有料ソフトとして、使い勝手も抜群です。
膨大なデータを管理しなければならない仕事において、ディスク容量の節約に活躍するソフトです。こちらは、ドイツの販売元での購入となると問い合わせ先やサポート内容が異なるようなので注意が必要です。日本の代理店サイトで購入したほうがよいでしょう。
ドイツの販売先でのソフト購入の場合、バージョンアップに追加料金がかかるようです。40日間の無料体験版が用意されていますが、期限が切れた後にされる案内はドイツの販売元になっています。
先にもお伝えした通り、RAR拡張子のファイルは見た目にもわかりやすいイラストに変わっているので、右クリックします。ファイルのある場所で解凍することも選べます。解凍を選んだ時に出てくるオプションでは細かい設定が可能で、今まで手作業で行っていた整頓作業も簡略化が可能です。
RARファイルの解凍に活躍するフリーソフトと言えば、Lhaplusです。有償ソフトにくらべRARの圧縮ができないデメリットはあるものの、解凍だけの使い方であればこちらで充分でしょう。RARファイルと関連付ければ、目にもわかりやすい氷漬けのアイコンに変わります。
zipの解凍圧縮にも対応しているので、たまにRAR拡張子を扱う方向けと言えます。ファイルの見た目の変化があるおかげで、すぐに拡張子の違いに気付けるのも大きなポイントです。
解凍後のファイルをどこに保存するかは、予め設定で定められるようになっています。もちろん、都度保存先指定を選べるので、使い勝手に合わせて決めておくとよいでしょう。すぐに圧縮ファイルを解凍して確認したい場合も、設定画面の「解凍先フォルダを開く」にチェックを入れておきます。
圧縮ファイルをインストールしたLhaplusに向かってドラッグ&ドロップするだけなので、使い方も簡単です。分割圧縮ができないだけで、zipの解凍や圧縮に利用されている方も多いのではないでしょうか。
パスワード付きのファイル解凍にも対応し、Lhaplusではできなかった分割圧縮が可能です。またLhaplusでは7Z形式が解凍できなかったために、様々な拡張子を扱う必要がある方は併用されていたのではないでしょうか。現在では、Lhaplus Version 1.70 beta 2で7zが解凍できるようになっています。
RAR拡張子に関連付けをおこなうとフォルダにRのマークがつきます。複数ファイルを同時解凍してもエラーにならず快適に使えるといった声があります。
WinRARと同様に、Rマークのついたファイルを右クリックで一覧を表示させ、「展開」もしくは「ここに展開」のどちらかを選びます。RARファイルと同じ場所に解凍できるので、操作性上の難しさがありません。全てのソフトにおいて、それでもRARの解凍にエラーがおこる場合、後ほどその解消法を詳しくお伝えしていきます。
RARファイルだけにとどまらず、解凍できるフリーソフトは他にもたくさんあります。こちらでは、上記以外のRARの解凍圧縮ができるフリーソフトを紹介していきます。スマホに対応したフリーの解凍ソフトもあるので、会社外での作業に活躍します。
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