省電力に便利な機能のスリープですが、Windows10のスリープを解除できないと、パソコンを使うことができません。この記事では、Windows10のパソコンのスリープが解除できないときの原因と、スリープから復帰させるための対処法について詳しく解説します。
Windows10のパソコンには、電源をつけたまましばらく使わないときに、電力を消費するためのスリープ機能が搭載されています。Windows10のパソコンのスリープ機能は、あらかじめ設定した時間にパソコンの操作が一切行われない場合に、パソコンの状態をメモリーに一時的に保存した上で電力の供給量を大幅に下げるものです。
パソコンを使っていない時間帯の節電ができるということでとても便利な機能です。しかし、Windows10のこの便利なスリープ機能が解除できないという事態が怒ることがしばしばあります。この記事では、Windows10のパソコンのスリープ機能が解除できない場合の原因と対処法について詳しく解説します。
まずは、Windows10のパソコンのスリープ機能を解除する基本的な操作方法についておさらいしておきましょう。Windows10がスリープ状態にある時には、マウスかキーボードを操作すると解除できます。
キーボードのキーを適当に押してみるか、マウスを動かしたり、クリックボタンを押してみたりします。そうすれば、基本的にスリープは解除できます。
マウスやキーボードを操作してもパソコンのスリープを解除できない場合には、次の5つの原因が考えられます。
スリープする直前に起動していたアプリの影響で、スリープの解除ができない状態になる場合があります。パソコンのアプリの種類には、パソコンの電源機能に影響するアプリがあります。
パソコンの電源機能を使うアプリを起動している場合には、その後のスリープの解除に影響を及ぼす可能性があります。また、音楽アプリや動画アプリ、ゲームアプリで音楽や動画を流した状態でスリープに入った場合にも、スリープの解除ができないことがあります。
新しいプリンターや外付けハードディスクを接続したり、メモリを増設するなど、周辺機器に手を加えたことが原因で、パソコンのスリープを解除できない状態になることがあります。
周辺機器の変更後にスリープの解除ができないようになってしまった場合には、周辺機器の影響を考えましょう。
ドライバーとはパソコン上で周辺機器を操作するために、パソコンにインストールされるソフトウェアのことです。ドライバーはプログラムなので、バグが発生するなどして不具合が起きることがあります。ドライバーに起きた不具合が原因でパソコンのスリープが解除できない状態になる場合があります。
パソコンの電源を長時間つけっぱなしにしておくと、パソコンの内部に必要のない電気が蓄積して帯電してしまいます。パソコンが帯電すると、様々な機能に悪い影響を及ぼすことがあります。パソコンの帯電が原因で、スリープから解除できないことがあります。
BIOS設定とは、パソコンのハードウェアを動作させるための仕組みです。Windows10のOSが起動する前に、BIOSが起動してハードウェアを利用できる状態にすることで、パソコンが使えるようになります。
BIOS設定に何らかの問題が発生してしまうと、パソコンのハードウェアの動作に影響して、スリープから復帰できない状態になる場合があります。
パソコンがスリープから復帰しない場合でも、パソコンを買い替えなければいけないほど深刻な状況が起きているとは限りません。パソコンのスリープが解除できなくて、復帰しない場合の対処法についてお伝えします。
パソコンがスリープから復帰しない場合には、まずはパソコンを強制終了してしまいましょう。パソコンを強制終了してしまうと、保存していないデータは失われてしまいます。しかし、とりあえず電源を切ることはできます。
パソコンを強制終了する方法は、長押しすることです。アプリなどの不具合で強制終了が必要な場合には、キーボード操作で強制終了ができます。しかし、スリープ状態から復帰しない場合にはキーボード操作もできないので、電源ボタンの長押しで強制終了しましょう。
強制終了した後で、再び電源を入れてスリープが解除できない状態が起こらないようであれば特に問題ありません。
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