Windows10のパソコンで漢字変換できないことがあります。スペースキーを押しても漢字変換できない場合にはどうしたらいいのでしょうか。この記事では、Windows10で漢字変換できないときの原因と、原因ごとの対処法を解説します。
Windows10で漢字変換が突然できない状態になることがあります。Windows10で漢字変換できない時の原因は、主に次の4つが考えられます。
キーボードのスペースキーの右側に「変換」キーがあります。左側に「無変換」キーがあります。「無変換」というのは、漢字変換しないということで、このキーを押すと文字変換が「ひらがな」>「全角カタカナ」>「半角カタカナ」の順番に変換されます。
スペースキーのすぐ横にあるので、無変換キーを無意識のうちに押している可能性があります。
「IME」とは「Input Method Editor」の頭文字のことで、Microsoftが開発した文字入力システムのことです。IMEのプログラムやシステムに何らかの不具合が発生したことで、漢字変換できない状態になってしまうことがあります。
IMEやキーボードの不具合ではなく、入力先のアプリが原因で漢字変換できない場合があります。入力する項目によっては、アプリ側で入力できる文字を指定していることがあり、漢字入力できないことがあります。
例えば、電話番号であれば数字だけ、メールアドレスであれば英数字だけ、フリガナであればひらがなかカタカナだけしか入力できないように設定してあります。
また、アプリ側の不具合が原因で、漢字変換できなくなることもあります。
キーボードもしくはキーボードのデバイスドライバに何らかの不具合が発生したことが原因で、漢字変換できないこともあります。入力したひらがなを漢字に変換するためのスペースキーが押せなくなってしまえば、漢字変換できません。
デバイスドライバーとは、パソコンに接続した周辺機器をパソコン上で動作させるためのソフトウェアのことです。パソコンで使っているキーボードのデバイスドライバーもパソコンにインストールされています。デバイスドライバーの不具合でも漢字変換できなくなることがあります。
Windows10のパソコンで漢字変換できない場合の対処法を解説します。
無変換キーを無意識のうちに押してしまうことが多い場合には、無変換キーの機能の割り当てを変更しましょう。Windows10の画面の左下のMicrosoftのは他のマークの「スタート」を押して、歯車マークの「設定」を開きます。
「時刻と言語」>左ペインから「言語」>「優先する言語」の「日本語」をクリックします。「日本語」が展開したら「オプション」をクリックします。
「キーボード」から利用している入力方式を選択します。今回は「Microsoft IME」を選択してクリックします。
「Microsoft IME」が展開したら「オプション」をクリックします。
「キーとタッチのカスタマイズ」をクリックします。
「キーの割り当て」をオンにして、「無変換キー」を「IME-オン」にします。これで、無変換キーを押すと、無変換モードや英数字モードになっていても、漢字変換モードに入るようになります。
IMEの設定も確認しておきましょう。
長くパソコンを使っていると、知らず知らずのうちにIMEの設定が変更されています。変更が原因で何らかの不具合が生じている可能性があるので、IMEの設定を規定値に戻しましょう。
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