iTunesを利用してCDをインポートする人が増えていますが、その一方でCDがインポートができないというトラブルも増えています。今回はMacやWindowsやiTunesを利用したCDのインポートができないというトラブルの対処法を紹介します。
CDを購入する人口が減る一方であるとされていますが、現在でも人気のCDは購入される事が多く、2018年は安室奈美恵が引退を発表した事でベストアルバムがミリオンを超えた事がニュースとなりました。
現在は購入したCDはパソコンで聞くだけではなく、iTunes等を介してインストールしたり、スマートフォンに保存をして聴くという利用方法もメジャーになっていますが、その一方でCDが読み込めないというケースも存在し、その場合は次の3つのケースと原因が考えられます。
最初に考えられるのが、CDがMacで表示されていなかったり、「CDが挿入されていません」と表示された場合等の"MacがCDを認識していない"というケースで、MacがCDを認識しているのかを確認する必要があります。
Mac本体がCDを認識してもiTunesがCDを認識しない場合もあります。この場合はiTunesに問題が発生している可能性が高いと言えます。
Mac本体やiTunesで正常にCDが認識され、さらに問題なく読み込みまでは上手く行っても、取り込みになると途中でエラーになり「必要なフォルダが見つかりません」と表示される場合もあり、この場合は設定から操作する必要がある為少し面倒ですが、やり方が分かっていれば簡単に解決出来ることも多々あります。
MacがCDの読み込みをしない原因として簡単に3つほど挙げましたが、パソコンやソフトウェアというのは人が膨大な量の数式を駆使して作り上げた物である事から、正常に使っていたとしても誰でも起こりうる症状です。
そこで、次にMacにおけるエラーの対処法とウィンドウズにおけるエラーの対処法を分けて紹介します。
MacがCDを認識しているかを確認するには、Macのシステム情報を開きます。Macの左上にあるアップルメニューから「このMacについて」を開くとMacのシステムが表示されるので、システムレポートを開いて左のメニューにある「ハードウェア」から「ディスク作成」を確認します。
ディスク作成を開くと、その時点でMacに挿入されているCDの情報が表示されるので、仮にMacがCDを読み込んでいない場合はCDの情報が表示されない事になります。
MacのCD認識に問題がある、と一口に言ってもその原因は多岐にわたります。Macに搭載されている光学ドライブや外付けのドライブに不具合や故障が発生している事は勿論、元々Macが持っている保護システムの影響でインポートできない事も珍しくありません。
現状で改善すると考えられる方法をリストアップしたので、試したうえでMacがCDを読み込むかチェックしてみると良いでしょう。
最初の対処方法は別のCDに差し替える、という物で、簡単に言えばドライブ自体に不具合は無く、CDが経年劣化やドライブとの相性で使えないのか?という確認作業でもあります。このCDと機器の相性というのはよくある事なので覚えておくと良いでしょう。
単純にA社のCDが光学ドライブとの相性が悪く、読み込みが出来ないけど、B社のCDにしたら読み込みが出来たというケースはあります。
次も外部の要因ですが、ケーブルの断線やポートの接続不良等の可能性もあり、普段利用しているUSBポートや別のケーブルを使用する事で改善する事もあります。また、Macbookの場合はバッテリーの性能が良い事から、バッテリーに負担をかけすぎて供給電力が不足し、光学ドライブが完全には働かないケースもあります。
こういった事もある為、コンセントにつないだ状態で光学ドライブを使う事で改善する事もあります。
三つ目はこれまで物理的な問題であった事に対し、NVRAMやSMCと言ったシステム面に関する原因です。あまり聞いた事がない単語ですが、NVRAMは簡単に言えばMacが起動していない間も設定を維持するパーツでありシステムの事で、SMCとは電源周りの制御・管理をする機能の事です。
NVRAMでは、スピーカーの音量や起動ディスクの選択内容といった普段使っていて意識しない様な内容を保存している特殊な領域であり、これが蓄積されるとCDは勿論様々なところに影響を及ぼす事があります。
NVRAMやSMCをリセットする事で設定をまっさらな状態にする事ができますが、これは簡単に言えば掃除してスッキリしてシステムが動きやすくなった、と言う事です。
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