iPhoneのバックアップ・復元方法をご紹介します。iPhoneの機種変更時、写真やアプリデータをバックアップしておけば、新しいiPhoneにバックアップデータを復元しすることが可能です。iPhoneの機種変更を予定している人は本記事を参照にしましょう。
iPhoneの機種変更時に必要なバックアップとデータ復元ですが、注意点があるので覚えておく必要があります。下記のリストを参照してください。
1.Apple ID・パスワードを忘れると復元できなくなるので注意する |
2.バックアップ・復元に時間がかかる可能性があるので注意する |
3.復元できないデータがあるので注意する |
機種変更後の新しいにApple IDやパスワードは保存されていません。新しいiPhoneに機種変更する時に、古いiPhoneを廃棄してしまう場合は、Apple IDやパスワードをメモなどしておくことを忘れないでください。
パソコンをお持ちの方はApple IDやパスワードはCookieファイルとして保管されていますが、iPhoneのみをお持ちの方は、古いiPhone端末がない場合は確認する方法が無いので注意が必要です。この場合は、バックアップを作成した写真も動画も復元できない可能性があります。
またApple IDを携帯キャリアメールアドレスで登録している方で、違う携帯キャリアに乗り換える場合、メールアドレスが変更されます。GmailなどのフリーエールアドレスでもApple IDに登録できるので、事前にフリーメールアドレスを取得してApple IDを変更してください。
iPhoneの写真や動画などのデータファイルのバックアップ、復元には時間がかかります。これはiPhone内のストレージ容量に左右されますが、64GB、256GBなどストレージ容量を多く使っている場合は、その分バックアップと復元に時間がかかります。
iPhoneのバックアップ、復元中にiPhoneとパソコンの接続を解除するとデータ破損の恐れがあるため、時間が無い時はiPhoneのバックアップや復元は実行しないようにすることをおすすめします。
バックアップ・復元にかかる目安の時間は、64GBのiPhoneで1時間弱、256GBで1時間半ほどです。iTunes、iCloudでは所要時間は多少異なり、ネット接続状態によっても所要時間は変動します。
iPhoneのバックアップ・復元ができないデータファイルがあるので注意してください。すべてのデータをバックアップ、復元可能と考えているユーザーもいますが、そうではありません。iPhoneでバックアップ、復元できるデータは下記の通りです。
1.標準アプリ「写真」に保存されたデータ |
2.iPhoneにインストール済みのアプリ |
3.LINEのトーク履歴 |
iPhoneに標準インストールされている【写真】アプリに保存された写真、動画ファイルはバックアップ、及び復元することが可能です。iPhoneからiTunes、iCloudへバックアップする形となりますが、それぞれのストレージ容量に十分なスペースがなければ、バックアップ・復元することができないので十分に注意してください。
iPhoneにインストール済みのアプリ、及びアプリが内包しているファイルのバックアップ・復元が可能となります。こちらもiTunes、iCloud上にストレージ容量が不足している場合はバックアップを取ることができないので十分に注意してください。
iPhoneのLINEアプリデータ、及びトーク履歴の引き継ぎが可能ですが、iPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneなど異なるOSデバイスへのトーク履歴の引き継ぎはできません。外部アプリを利用することで、異なるOSへのトーク履歴は可能です。
下記のリンクにiPhoneからAndroid、AndroidからiPhoneへLINEのトーク履歴を引き継ぎする方法が紹介されているので、異なるOSへ機種変更する方は参照してみてください。
iPhoneのバックアップ・復元方法でiCloudを利用する方法があります。iCloudとは、Appleが公式に提供しているiOSのためのクラウドストレージサービスです。
無料で利用可能でストレージは5GBまで利用することができます。有料版のiCloudを利用すれば最大1TBまで利用可能です。有料版のiCloudストレージ容量と値段は下記のリストを参照してください。
50GB | 200GB | 2TB |
月額130円(税込み) | 月額400円(税込み) | 月額1,300円(税込み) |
iCloudのストレージ容量が不足している場合は、iPhoneに保存されているデータファイルを全てバックアップすることができはいので注意が必要です。iCloudのストレージ容量を増やす必要がある方は、下記のリンクにアクセスして有料ストレージを購入する手続きをしてから、iCloudへのバックアップを実行してください。
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