iPadを使おうとしても、「iPadは使用できません iTunesに接続」というメッセージが画面に表示されてiPadのロックを解除できないことがあります。「iPadは使用できません iTunesに接続」が表示される原因とその対処法をまとめました。
iPadでは、パスワード(パスコード)・Touch ID・Face IDなどの認証方法を使ってロックを解除することが出来ます。
真のiPad所有者なら苦も無くロックを解除できるはずですが、何故かiPadの電源を入れると「iPadは使用できません」というメッセージが表示されてiPadを使用できない状態に陥ってしまうことがあります。
一体なぜこのような現象が起きるのでしょうか?「iPadは使用できません」と表示される理由をご紹介しましょう。
結論から言うと、「iPadは使用できません」というメッセージが表示される原因は、パスワード(パスコード)を何度も間違えて入力したせいです。
iPhoneやiPadなどのApple製品は非常にセキュリティレベルが高く、異常を感知するとパスワード入力がブロックされてロック解除できない状態になります。
一人暮らしでいつもiPadを自宅に置いているユーザーの場合、「iPadは使用できません」という表示に出くわすことは滅多にありません。しかし、自宅で小さいお子さんがiPadにいたずらした時や、友達がふざけてパスワードを解除しようとした時などに、「iPadは使用できません」モードに突入しやすい傾向にあります。
無論、iPadの所有者自身がパスワード(パスコード)を忘れても、「iPadは使用できません」の原因になります。
ちなみに、iPadのパスワード(パスコード)入力は、5回までなら連続でミスしても特に問題はありません。しかし、それ以上間違えると、以下のようなペナルティーが科せられます。
パスワード(パスコード)を急いで入力している時に1~2回タッチミスしてしまうのはよくあることですが、さすがに5回以上間違えると別人と見なされてガードが固くなるようです。
それではiPadで10回以上パスワード(パスコード)入力を間違えたらどうなるのか、詳しく見ていきましょう。
iPadで10回以上連続でパスワード(パスコード)の入力を間違えると、iPadの堪忍袋の緒が切れます。画面上に「iPadは使用できません iTunesに接続」というメッセージだけが表示されて、制限解除までの時間がなくなります。
つまり、iPadにパスワード(パスコード)を再入力することが永久に出来なくなるのです。
もはやiPadがこの状態に陥ってしまったらアウトです。Apple製品のデバイスのセキュリティは非常に堅牢なので、iTunesを使って「リカバリーモード」を発動するしかiPadを再使用する方法はありません。
リカバリーモードとは、簡単に言えばシステムを初期化するということ。つまり、iPadに保存されているデータを一旦すべて消して、バックアップデータから復元しなければなりません。これは非常に手間のかかる作業です。
「iPadは使用できません iTunesに接続」というメッセージが表示される状況は、iPadユーザーにとって是が非でも避けなければならないシチュエーションです。開発元のAppleでもこの状態からのロック解除はできないため、もはやiPadの初期化は決定事項です。
iTunesやiCloudなどに接続してバックアップを取ることを忘れていたら、iPadに保存されているデータは全て消滅することになります。
iTunesはメディアプレーヤーであると同時に、Apple製品のOSのアップデートやバックアップデータ管理などにも重宝するユーティリティーツールでもあります。
普段から定期的にiTunesでバックアップを取っている方は、「iPadは使用できません iTunesに接続」状態になっても大して問題ありません。多少の時間はかかりますが、初期化した後にバックアップデータを復元すれば以前のiPadに戻すことが出来ます。
しかし、iTunesやiCloudなどにバックアップを取っていない方は、iPadに保存してあるデータを全て手放さなければなりません。Apple製品を利用する上でパスワードとバックアップの管理がいかに大切であるか、嫌というほど思い知ることのできる事例と言えるでしょう。
「iPadは使用できません iTunesに接続」状態からiPadを戻すためには、iTunesをインストールしたPCが必要です。WindowsでもMacでも構いません。バックアップデータの復元はiCloudからでも行えますが、リカバリーモードを使用するためには絶対にiTunesが欠かせません。
もしもPCが手元に無い場合は、以下のいずれかの方法でPCを確保してください。
まずは、パソコンにiTunesをインストールしましょう。以下のリンクにアクセスして、自分のPC環境に合った種類のiTunesをダウンロードしてください。
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