IMAPでGmailをメールクライアントで利用する設定方法!アクセスの有効/無効の切り替え方法も解説!

プライベートやビジネスで頻繁に利用するGmailを、iPhoneや他のメールクライアントからも受信できれば、どこにいてもメールのやり取りができます。それを可能にするのがIMAPです。今回はIMAPでGmailをメールクライアントで利用する方法を説明します。

目次

  1. 1Gmailの管理ができるIMAPとは何か?
  2. IMAPとは
  3. IMAPでできること
  4. IMAPとPOPの違い
  5. 2【IMAP】Gmail側のアクセスを有効・無効にする方法
  6. 有効と無効の切り替え方法
  7. 設定の確認方法
  8. 3【IMAP】Gmailを許可するメールクライアントの設定
  9. Outlookでの設定方法
  10. iPhoneでの設定方法
  11. Thunderbirdでの設定方法
  12. パスワードは正しいのに受信できない場合
  13. 4【IMAP】Gmailの送信や受信に使えるメーラーアプリ
  14. Microsoft Outlook
  15. Gmail
  16. Spark
  17. 5IMAPを使ってGmailなどの複数メールを管理しよう

Gmailの管理ができるIMAPとは何か?

現在、多くの電子メールを扱うソフトウェァが利用されています。代表的なものには、Outlook Express、Becky!、Winbiff、Eudora、Thunderbird、Mewなどがあります。これらはメールクライアント、またはメーラーなどと呼ばれます

サービスの違いや管理能力の高さなどを理由に、1人のユーザーが、多くのメールクライアントを利用することも珍しくありません

ビジネスの世界では今や欠かせないGmailを、iPhoneのメールアプリからだけではなく、他のメールクライアントからでも送受信できれば、どこでも顧客などとのメールのやり取りができるので、移動の多いビジネスマンにとってはありがたいことです。それを可能にするために開発されたのが「IMAP」です

IMAPとは

では「IMAP」とは一体何でしょうか。「IMAP」とは、Internet Message Access Protocolの略で、メールサーバー上にある電子メールのアクセスと操作をつかさどる通信規約のことです

つまり「IMAP」によってメールを受信する仕組みが形作られます。「IMAP」の優れた点は、Gmailだけでなく、他のメールアドレスでも利用できることです

IMAPでできること

では「IMAP」でできること、とは一体どんなことでしょうか。この記事の冒頭ですでに言及しましたが、Gmailは今ではビジネスシーンには欠かせないツールです。顧客とのやり取り、会社内での確認、連絡事項などに広く使われるGmailを、他のメールクライアントで閲覧するために「IMAP」を利用できます

それにより、出張先であろうと休暇先であろうと、気軽にメールの交換が行えます。またGmail以外にもメールアドレスを所有しているなら、「IMAP」を使い、メールソフトなどでメールを一括管理することも可能です

IMAPとPOPの違い

「IMAP」によってメールを受信する仕組み、つまりプロトコルには、「IMAP」だけでなく「POP」もありますこの2つの間にはどのような違いがあるのでしょうか「POP」とは、サーバー上にある電子メールをパソコンなどの端末にまずダウンロードし、ダウンロードした先の端末上でメールを管理する仕組みのことです

それに対し「IMAP」とは、サーバー上で電子メールを管理する仕組みのことです。一見大きな違いはないように聞こえますが、メールの使い勝手に大きな差が出ます「IMAP」と「POP」にはそれぞれどんなメリットがあるのでしょうか

IMAPのメリット

「IMAP」のメリットには、以下の3つのメリットがあります
 

  • サーバー上で電子メールを管理できるので、複数の異なる場所からでも同じメールボックスにアクセスできる
  • パソコンが壊れたり、問題が生じたりしても、大切なメールが消えてしまうことはない
  • メールの全受信ではなく、ヘッダだけの受信が可能なので、受信したメールの一覧を確認する目的であれば、POPよりも素早く行えることが多くある

POPのメリット

「POP」のメリットには、以下の5つがあります
 

  • インターネットに接続されていなくても自分宛のメールにアクセスできる。
  • サーバーのディスク容量の心配がない
  • メールをサーバー上に残すといったオプションがある。
  • 複数のメールサーバーやメールアカウントを持っていても同じメールボックス内へメールを受信し管理できる

Gmailとは何?Googleのメールサービスのメリット・仕組みを解説!
Gmailとは何か、Gmailの使い方などを紹介します。さらに、Gmailのメリットやデメリ...

【IMAP】Gmail側のアクセスを有効・無効にする方法

「IMAP」を使ってGmailのメール送受信を他のメールクライアントで行うためには、Gmail側で「IMAP」を使用する準備作業を行う必要がありますその準備作業とは、Gmail側のアクセスを有効にすることです

有効と無効の切り替え方法

これからGmail側のアクセスの有効と無効の切り替え方法を説明しますGmailアカウントを開きます。「Gmailアカウント」画面上部にある「歯車」のアイコンをクリックします。表示されるメニューから「設定」を選択します。

「設定」画面の上部に「メール転送とPOP/IMAP」があるので、それを選択します。画面を下に向かってスクロールすると、「IMAPアクセス」の項目があります。「IMAPアクセス」欄にある「ステータス」を「有効」に変えます。その後詳細設定を行いますが、基本的にはデフォルトのままで大丈夫です。最後に「変更と保存」をクリックして完了です

設定の確認方法

Gmail側で「IMAP」のアクセスが有効になっているかどうかを確認します。先ほどと同様に、Gmail画面を立ち上げて、「歯車」→「設定」→「メール転送とPOP/IMAP」へと進みます。「IMAPアクセス」欄のステータスが「IMAP有効」と緑色で表示されていれば、確認完了です

関連するまとめ

関連するキーワード

この記事のライター
伊藤清貴
現在南米のサッカー大国アルゼンチンに、妻と愛犬のミニチュア ピンシャー「チキ」と暮らしています。これまで20年間で...

人気の記事

新着まとめ