Appleデバイスで利用できるiCloudのキーチェーンとはどういった機能なのかを詳しく紹介していきます。Appleデバイスを使うということは、iCloudキーチェーンの使い方をマスターする必要があります。本記事の解説からキーチェーンの使い方を覚えましょう
本記事冒頭の本章では、iCloudキーチェーンとはどういった機能なのか、またどのような使い方をするのかを詳しく紹介していきます。iCloudのキーチェーン機能の使い方や特徴を覚えて快適なAppleデバイスライフを送りましょう。
iCloudキーチェーンとは、Appleデバイスで一度ログインしたWebサイトやアプリの、ログイン情報をデバイス内に保存しておくことができる機能です。
iCloudキーチェーンをiPhone・iPadで有効にし、Webサイト上でログイン情報を入力すると、iPhone・iPadのブラウザ画面上にiCloudキーチェーンを使ったパスワード保存の確認画面が表示されます。iCloudキーチェーンを許可することで、自動でWebサイトログイン情報がiCloud上に保存されます。
iCloudキーチェーンは、CacheやCookieと同じように思われがちですが、Appleデバイスで利用できる非常に便利な機能となります。次の項目では、iCloudキーチェーンとCache・Cookieの違いについて紹介していくので確認していきましょう。
Cookie・キャッシュとの違いとは?その1 | Appleデバイスでパスワード共有・確認できる |
Cookie・キャッシュとの違いとは?その2 | SSL対応サイトのみでパスワード利用・確認できる |
Cookie・キャッシュとの違いとは?その3 | クレカ情報も管理・共有・確認できる |
Cookie・キャッシュとの違いとは?その4 | アプリでもパスワードを利用・確認できる |
Cookie・キャッシュと、iCloudキーチェーンとの違いは大きく分けて上記の4つの項目となります。それぞれ個別に詳しく違いについて紹介していくので確認していきましょう。
iCloudキーチェーンの大きな特徴として挙げられるのが、iCloudを使ったAppleデバイス間でのパスワード・ログイン情報の共有ができるという点です。
iPhone以外にiPadやMacパソコンを持っている人は、同じiCloud IDを使ってログインし、キーチェーンを有効にしておくことですべての端末のiCloudキーチェーンが同期・アップデートされるという特徴を持っています。
iCloudキーチェーンは【SSL対応サイトのみ】で利用することができます。SSLとは、Webサイトやインターネット上のデータの通信を暗号化する仕組みで、個人情報や閲覧情報の盗聴や改ざんを防ぐプロトコル(仕組み)のことを指します。
SSLに対応しているWebサイトは、URLが【https】から始まります。また、ブラウザアプリのアドレスバーに「鍵マーク」が表示され、SSL対応を表示・可視化してくれます。つまり、iCloudキーチェーンはSSL非対応のプロトコルでは利用できない仕組みで、利用者の個人情報漏洩を防ぐ強固なセキュリティーが搭載されているということになります。
「iCloudキーチェーン」は自分のWebサイトログイン時のIDやパスワードだけでなくクレジットカード情報も一括で管理できます。クレジットカード情報を一括で管理することで、同じApple IDでサインインしたデバイスであればどのデバイスでも情報共有できるようになります。
一度iPhone・iPadでクレジットカード情報をスキャンしておけば、その他のAppleデバイスでも同じクレジットカード情報が自動入力されるので、ネットショッピングやApp Storeでの買い物が更に便利になります。
iCloudキーチェーンの特徴として、一度保存したログインIDやパスワードは、アプリ上でも利用することができるという点です。アプリ上で有料課金する場合でも、iCloudキーチェーンに保存されているクレジットカード情報が表示され、購入手続きが非常に簡単です。
このようにiCloudキーチェーンとは、Appleデバイスをさらに便利・快適に利用できる強固なセキュリティーを持つログイン情報管理・共有機能となります。次の章からは、iCloudキーチェーンの設定方法・管理方法・使い方を紹介していくので、iCloudキーチェーンを利用したことがない人は、iCloudキーチェーンの設定を進めてみましょう。
続いて本章では、iCloudキーチェーンの使い方と設定方法を紹介してきます。iCloudキーチェーンは事前に設定しておかなければ利用することができません。本記事で紹介する設定方法と使い方をマスターしていきましょう。
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