誰でも自分が得意なスキルを売れるココナラは、手数料が高い、高すぎるという声が多く上がっています。実際のところ、ココナラで購入したり出品したりするとどのくらいの手数料がかかるのでしょうか。この記事では、ココナラの手数料について解説します。
ネット上でモノを売れる場所として人気が高いのがフリマアプリです。また、自分のスキルを仕事として受注するのにクラウドソーシングサービスを利用する方もいます。
自分の得意なことやスキル、知識を必要としている方に提供するためのプラットフォームのココナラは、クラウドソーシングサービスとフリマアプリの機能を両方兼ね備えているアプリとして人気があります。
出品者も利用者もどんどんと増えているココナラですが、手数料の仕組みがよくわからない、手数料が高すぎるという声があります。この記事では、ココナラの手数料について詳しくみていきましょう。
まずは、手数料がどのように発生するのか、ココナラの仕組みの流れについてみていきましょう。ココナラには、イラストやライティングなどの電話を使わないサービスと、ココナラが提供する電話番号を利用して占いやカウンセリングなどの相談ができるサービスがあります。それぞれの取引の流れを解説します。
電話を使わないサービスの取引の流れは次の通りです。
占いやカウンセリングなど、電話での相談のサービスの取引の流れは次の通りです。
ココナラでの手数料の支払いがいつ発生するのか気になっている方も多いようです。購入者の支払いは、サービスを探して購入した時に発生します。しかし、そのお金はすぐに出品者には支払われません。
出品者への入金はサービスの提供が終了してからになります。出品者がココナラに支払う手数料は、入金される金額から手数料分が差し引かれる形で支払われます。出品者からココナラへの支払いが発生することは特にありません。
ココナラを利用すると手数料がどのくらいかかるのか気になっている方も多いようです。ココナラでサービスを購入した場合の手数料について解説します。
ココナラで購入者が出品者に支払うサービスの手数料は、出品者が独自に決めることができます。ただし、提供するサービスの内容によって、金額の上限と下限が決められています。
制作やビジネス関連のサービスの下限は500円から、上限は100万円です。有料のオプションを10個まで付けることもできます。オプションの金額は500円から50万円まで設定できます。
相談系のサービスの下限は500円から、上限は10万円です。こちらも有料のオプションを10個まで付けることもできます。オプションの金額は500円から5万円まで設定できます。
電話での相談サービスは1分あたりの金額を出品者が自由に決められます。1分あたり下限は100円から、上限は300円まで設定できます。こちらはオプションはありません。
購入者の支払い方法は次のいずれかを選択できます。
ココナラの出品者の手数料はいくらかかるのか、支払い方法や計算方法を解説します。
ココナラで出品者が支払う手数料は、すべて出品者に入金される売上金額から差し引かれています。特に、出品者からココナラ側へ支払いが生じることはありません。出品者はサービスの価格を決めるときに、手数料と消費税が差し引かれることも計算した上で値付けをしましょう。
ココナラで出品者が負担する手数料と手数料の計算方法には、ココナラ独自のルールがあります。電話を使わないサービスと、電話を使うサービスのそれぞれの手数料と計算方法を解説します。
イラストなどの電話を使わないサービスの手数料は、トークルームごとの売上げによって次のように決まります。
トークルームごとの売上額 | 手数料率(税込み) |
1円~5万円以下の部分 | 27.5% |
5万円~10万円以下の部分 | 22% |
10万円~50万円以下の部分 | 16.5% |
50万円を超える部分 | 11% |
電話を使うサービスの場合には、出品者が設定した1分ごとの価格によってココナラから支払われる報酬が次のように決まります。
1分あたりの相談料 | 出品者に支払われる報酬 |
100円 | 41円 |
120円 | 49円 |
140円 | 59円 |
160円 | 66円 |
180円 | 74円 |
200円 | 83円 |
220円 | 91円 |
240円 | 99円 |
260円 | 107円 |
280円 | 115円 |
300円 | 124円 |
ココナラからの報酬の受け取り方法は、出品ページの売上げ管理画面で銀行口座を登録した上で振込申請をすれば受け取れます。報酬が160円を超えると振り込み申請できます。振込手数料は1回に付き160円です。3,000円以上の振り込みの場合には振込手数料は無料です。
ココナラでの売上げを確定申告している方は、出品手数料が経費になるのかどうか気になっている方が多いようです。源泉徴収するクラウドサービスの中には、手数料を差し引く前の金額から源泉徴収されるので、クラウドサービスの利用料を経費として計上する必要がある場合もあります。
しかし、ココナラでは源泉徴収はされていないので、振り込まれる金額をそのまま売上げとして計上できます。特にココナラで差し引かれる手数料を経費として計上する必要はありません。
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