Appleになりすました迷惑メールの見分け方!フィッシング詐欺の偽メールの対処法を解説!

最近ではAppleになりすました見分けの難しい迷惑メールが増えています。フィッシングメールのリンクを踏んでしまうと、個人情報流出の恐れがあり大変危険です。Appleになりすました偽メールの見分け方、フィッシング詐欺の対処法などをまとめました。

目次

  1. 1なりすましメール・フィッシングメールとは?
  2. 迷惑メールとはどんなもの?
  3. もし偽メールに騙されてしまうとどうなる?
  4. 2Appleになりすましたメールの目的
  5. フィッシング詐欺
  6. 不正URLへの誘導・不正ファイルのダウンロードを誘導
  7. 3Appleになりすましたフィッシングメールの見分け方
  8. メールの「宛先」を確認する
  9. メールの差出人のアドレスを確認する
  10. メールの日本語が不自然でないか確認する
  11. 他のメールサービスのセキュリティで確認する
  12. PCからメールのリンク先がおかしくないか確認する
  13. WEBブラウザでリンク先の安全を確認する
  14. 4Appleになりすましたフィッシングメールを見分ける「SecURL」
  15. 詐欺メールを見分ける「SecURL」の使い方
  16. 5Appleになりすましたフィッシングメールの種類とパターン
  17. 「領収書」に偽装
  18. 「Apple IDへのログイン」等のセキュリティ関連
  19. 「プライバシーとポリシーに違反した」と不安を煽る
  20. 添付形式・意味不明でもロゴを入れるパターンも
  21. 6Appleになりすましたフィッシングメールが届いた時の対処法
  22. 処理・確認をする時はリンクではなく自分で検索する
  23. 詐欺メールかなと思ったらAppleサポートに報告を
  24. 迷惑メールに登録する
  25. 7偽メールに騙されずにアカウントの情報を確認する方法
  26. Apple IDへログインして確認する
  27. 8Appleなりすましたフィッシングメールが届いても冷静に対応しよう!

なりすましメール・フィッシングメールとは?

インターネットの普及により、私たちの生活は格段に便利になりました。パソコンやスマートフォンなどの端末を経由して、仕事・買物・勉強などあらゆる社会活動が可能です。今やインターネット無しでは現代人の生活は成り立たないと言っても過言ではないでしょう。

その一方で、インターネットを悪用したサイバー犯罪が増えていることに注意しなければなりません。企業のサーバーに不正アクセスして顧客の個人情報を盗み出す事件もあれば、個人ユーザーの端末にマルウェアを感染させる愉快犯的ケースもあります。

「自分の端末にはセキュリティソフトを入れているからコンピュータウイルス対策は万全」と自負している方もいることでしょう。しかし近年では、テクノロジーのセキュリティホールではなく、人間の心理的盲点を突いてくる「なりすまし詐欺メール」や「フィッシングメール」関連の事件がとても増えています

はたして、なりすましメール・フィッシングメールとはどのようなメールなのでしょうか。社会問題化している迷惑メールの特徴を具体的に見ていきましょう。

迷惑メールとはどんなもの?

パソコンやスマホなどの端末で友人・知人と自由にメールをやり取りできるのがインターネットの魅力の一つです。しかし、全く知らない相手から意味不明なメールを送り付けられることもあります。この類のメールを「迷惑メール」と呼びます。

通常、メールアドレスの分からない相手にEメールを送ることは出来ません。しかし迷惑メールの送信者は、不特定多数のメールアドレスを販売業者から購入したり、メールアドレス自動生成ソフトを使ってリストを作成したりしながら、無差別に迷惑メールを発信し続けています。

インターネットを介して世界中でやり取りされているEメールのうち、およそ9割は迷惑メールであるという調査リポートもあります。受け取りたくないメールを勝手に送り付けてくる迷惑メールの存在は、インターネットユーザーにとってストレス以外の何物でもありません。

迷惑メールには、主に以下のような種類があります。
 

  • 商品やサービスを宣伝する「広告・勧誘メール」
  • 身に覚えのない理由で金銭を要求してくる「架空請求メール」
  • 不快な文章を送り付ける「嫌がらせメール」
  • 悪意のあるソフトを添付ファイルに仕込む「ウイルスメール」
  • 知人や有名企業からの配信メールであるかのように偽る「なりすまし・フィッシングメール」

中には単なるイタズラ目的のものもありますが、大半の迷惑メールは金銭を狙った詐欺の手法です。まともに取り合わないことが一番の対処法と言えるでしょう。

もし偽メールに騙されてしまうとどうなる?

迷惑メールに記載されている内容を嘘だと見抜けない方は、迷惑メールの送信者にとって都合のいいように操られてしまうリスクがあります。
 

  • 何の役にも立たない高額な商品を買わされる
  • 架空請求業者に代金を支払ってしまう
  • 盗まれた自分の個人情報を悪用されてしまう

これらはれっきとした犯罪であり、警察沙汰になる事件です。面白半分で迷惑メールの文面に従っていると、予想もしなかったトラブルに巻き込まれる危険性があります。万一詐欺メールに引っ掛かってしまった時は、速やかに警察・消費生活センター等に届け出て然るべき手続きを行ってください。
 
  • 騙されて買ってしまった商品のクーリングオフ手続きを行う
  • インターネットバンクの情報を盗まれた場合、銀行に連絡してオンライン取引を停止する
  • クレジットカード情報を盗まれた場合、カード会社に連絡してクレジットカードの使用をストップする

Appleになりすましたメールの目的

2017年6月頃から、Apple社を騙ったなりすまし・フィッシングメールが続出するようになりました。

偽メールの送信者欄には「Appleサポート」と表示されており、メールアドレスの一部にも「appleservice」といった文字列が入っています。公式のサポートメールに酷似していて見分けがつきにくいのが特徴的ですが、ドメイン名を見るとApple社とは異なるものになっていて偽メールであることは明白です。

企業関係者になりすまして一般人から金を巻き上げる詐欺手法は昔からありました。しかし、近年ではよほど注意深く観察しないと偽物だと見分けられないほど手口が精巧になってきており、さらなる警戒が必要です。

フィッシング詐欺

Apple社になりすまして偽メールを送信する目的は「フィッシング詐欺」です。以下のような手法により、世界中の犯罪者が私たちの個人情報を盗もうとしています。
 

  1. 公式サイトに酷似した偽Webサイトを作る
  2. 「アカウントに問題があるため本人確認が必要」などと謳った偽メールを作り、公式サポートになりすまして手当たり次第に送る
  3. メール本文内に記載してあるリンクを使って、ターゲットを偽Webサイトに誘導する
  4. ターゲットが偽Webサイトでクレジットカード番号などの個人情報を記入すると、詐欺チームのデータベースに送られる
  5. ターゲットの個人情報を悪用して、アカウントを乗っ取ることが可能となる

詐欺チームによって仕掛けられたエサに食いついたターゲットがむざむざ獲物(個人情報)を巻き上げられてしまう光景は、まさに「釣り」そのものです。インターネットの匿名性を利用することで捕まるリスクを最小限に抑えており、簡単かつ効率的に金儲けを企める狡猾な手法と言えるでしょう。

出典: https://www.businessinsider.jp/post-170924

なぜAppleが狙われるのか不思議に思う方もいることでしょう。実はAppleユーザーが利用しているApple IDは、ダークウェブと呼ばれるアンダーグラウンドの闇サイトで高値で売買されています。1ユーザーの個人情報が1,500円程度の利益になることもあるそうです。

また、iPhoneユーザーには裕福な方が多いという検証データもあり、Apple IDを手に入れれば紐付けされているクレジットカードを使ってやりたい放題出来ます。Apple IDを持つユーザーは、フィッシング詐欺のターゲットにされやすいのです。

不正URLへの誘導・不正ファイルのダウンロードを誘導

Apple社になりすました偽メールには、以下のような特徴があります。
 

  • 「apple」を含む短縮URLやHTML形式のリンクを使っているため、公式サポートメールと見分けがつきにくい
  • 誘導先の偽サイトにアクセスすると、Apple IDとパスワードだけでなく、氏名・年齢・クレジットカード情報・秘密の質問の答えなどあらゆる情報を聞き出されてしまう
  • 個人情報を送信すると本物のApple社のサイトが表示されるカラクリになっており、正規の手続きと見分けがつかない

また、Appleの偽サイトに誘導するだけでなく、ウイルスが仕込まれている添付ファイルをユーザーにダウンロードさせようとする偽メールもあります。

うっかり添付ファイルを開封してしまうと、端末がウイルスに感染し、遠隔操作によって個人情報が抜き取られてしまう恐るべき仕組みになっています。

Appleになりすましたフィッシングメールの見分け方

Androidスマホを使っているのにAppleからサポートメールが送られてきたら一発で偽メールだと看破できますが、iPhoneユーザーなら騙されてしまう可能性が高いです。

そもそも、Apple IDの設定変更時やApp Storeの有料アプリ購入時などにAppleから確認メールが送信されることはありますが、それ以外でAppleからメールが送られてくることは滅多にありません。iPhoneユーザーがAppleの公式サポートメールに疎いことも、偽メールを見分けづらい要因の一つと言えるでしょう。

はたして、私たちはどうやってAppleになりすましたフィッシングメールを見分ければ良いのでしょうか。Appleの公式サポートメールと偽メールを見分ける6種類の方法をご紹介しましょう。

メールの「宛先」を確認する

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この記事のライター
シンタロー
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