Androidのスマホやタブレットでアプリを閉じたつもりだったのに、バックグラウンドで実行中のことがあります。Androidのバックグラウンドで実行中のアプリを停止する方法はどうしたらいいのでしょうか。詳しく解説します。
Androidスマホやタブレットの動作が重くて困った経験はありませんか。Androidが重くなる原因の一つにバックグラウンドで実行中のアプリがあります。
実行中のアプリはメモリの容量を使用するのですが、バックグラウンドで実行中のアプリの数が多くなればなるほど、メモリを使う量が多くなってしまい、動作が重くなっていくのです。この記事ではバックグラウンドで実行中のアプリを停止する方法についてみていきましょう。
「バックグラウンドで実行中」というのはいったいどんな意味なのでしょうか。スマホでいろいろなアプリを利用しますが、表向きアプリの画面を閉じても実は完全に閉じられずに、システムの中で動き続けているアプリがあります。
そのすべてのアプリが必要ないというわけではありません。例えばメールやLINEやTwitterなどのSNSのアプリが新着メッセージを確認する、ニュースアプリが新着の目玉ニュースを通知してくれる、というのもバックグラウンドで動いているからこそです。
こうしたアプリはアプリを閉じていても定期的に通信の電波を探して、新着情報がないかどうか確認してくれているのですが、中には必要ないのに動いているアプリもあるのが事実です。
メールチェックやLINEのチェック程度ならいいでしょうが、バックグラウンドで必要ないアプリがたくさん実行中だと、次のような不具合が起こる可能性があります。
バックグラウンドで余計なアプリが動いていると、メモリの容量やバッテリーを無駄に消費してしまいます。
メモリというのは作業台のスペースに例えられます。アプリが実行するときにはそのアプリの作業内容をメモリという作業台に広げるのです。スマホのメモリは容量が小さいものも多いので、あまりたくさんのアプリをバックグラウンドで広げすぎると、作業台があふれてしまい動作しにくくなります。
また、新着通知を探すために電波を探すことを頻繁に行っていると、それだけバッテリーも消費します。必要なアプリならいいのですが、不必要なアプリがバックグラウンドで動きすぎていると、メモリやバッテリーが無駄に使われてしまいます。
メモリがいっぱいになりすぎて、これ以上アプリを広げられない、実行できないとAndroidが判断したらアプリを強制終了させることもあります。これがバックグラウンドで実行中のアプリならいいのですが、今使っているアプリが強制終了させられてしまうこともあるので困ります。
バックグラウンドで実行中のアプリがスマホのメモリを使いすぎると、Androidがアプリの強制終了だけではなく、スマホ自体の強制終了をかけてしまうことがあります。これはAndroidがこれ以上の作業は無理だと判断して保護機能を働かせるためです。
Androidが自身の判断でAndroidの動きを終了して、再起動をかけてメモリをリセットすることでスマホを守ります。保存していないメールやメッセージは当然消えてしまいますし、電話中でも突然切れてしまいます。
バックグラウンドで実行中のアプリは表には見えません。どうやって確認したらいいのでしょうか。実はAndroidの「設定」から、バックグラウンドで実行中のアプリを確認することができるので確認してみましょう。まずはAndroidの「設定」を開きます。
「アプリ」をタップします。
「実行中」をタップすると現在そのAndroidのバックグラウンドで実行中のアプリを確認することができます。
実際にAndroidのバックグラウンドで実行中のアプリを停止する方法についてみていきましょう。まずは自分で起動させたアプリを停止する方法です。
実行中のアプリはホームボタンを押すことで画面から消すことができます。しかし、これはただ単に他のアプリを使えるようにAndroidの表側から見え無くしただけで、本当に停止したわけではありません。実はそのままバックグラウンドで実行中のことがあります。
完全にバックグラウンドで実行中のアプリを終了させなければ、メモリやバッテリーがいつまでも消費され続けているので気を付けましょう。
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