【Windows10】パソコンで画面録画できない時の対処法を解説！

Windows10にはゲームバー(Game DVR)という画面録画できる機能が搭載されています。ゲームバーはWindows10に搭載されているXboxに付随する機能ですが、Xboxのゲーム以外のアプリの画面録画もできます。

しかし、ゲームバーがあることは確認できているのに、ゲームバーでの画面録画ができないことがあります。Windows10のゲームバーで画面録画できない原因にはどのようなものがあるのかまずは解説します。

ゲームバーを起動しても、画面の静止画のキャプチャは撮れるのに、動画で画面録画できない場合があります。静止画は撮れるのに画面録画で動画の撮影ができない場合には、PCがゲームバーの録画の要件を満たしていないことが原因です。

次のいずれかのメッセージが表示される場合には、PCのスペックが原因です。
 

• 「このPCはクリップ録画に必要な条件を満たしていません」
• 「現在、録画できません。しばらくプレイしてからもう一度お試しください」

• Intel Quick Sync H.264
• NVidia NVENC
• AMD VCE

ゲームバーは有効化しなければ画面録画できません。ゲームバーを無効化していることが、画面録画できない原因のこともあります。

また、ゲームバーを起動するためのショートカットキーは「Windowsキー+G」ですが、Windowsキーを無効化しているためにゲームバーを起動できないこともあります。

ソフトウェアやゲームによっては、画面録画を禁止しているものがあります。画面録画を厳しく禁止しているソフトやゲームの場合には、PCが画面録画できる状態であっても、該当するウィンドウの録画ができないようにプログラムされている場合があります。そうしたソフトやゲームを利用している場合には、画面録画したくてもできません。

Windows10のゲームバーで画面録画できないからといって、全く画面録画する方法がないわけではありません。また、ゲームバーで画面録画できないと思っても、ちょっとした設定を変更するだけで録画できるようになることもあります。Windows10のゲームバーで画面録画できない場合の対処法を1つずつ見ていきましょう。

パソコンがゲームバーでの画面録画の要件を満たしていないからといって、そのパソコンで全く画面録画できないわけではありません。そのPCのスペックでも画面録画できるソフトを使って画面録画すれば良いのです。

画面録画できるソフトはいろいろとありますが、完全無料で利用できるソフトはあまりありません。その中で、完全無料で利用できるソフトのおすすめは上記の「OBS Studio」です。

このソフトは、ゲーム配信をするためのソフトとして有名ですが、画面録画用ソフトとしても利用できます。講義用動画のパワーポイントを使った撮影などに活用している方もいます。ゲームバーでの配信ができない場合には、OBSなどの他のソフトの利用も検討しましょう。

ゲームバーでうまく画面録画できなくて困っている方の中には、デスクトップ全体の録画や、ウィンドウの一部分だけの録画ができない、という方がいます。

デスクトップ上に2つのアプリの画面を並べて録画したり、一部分だけを取り出して録画したりしたい場合もあるでしょう。しかし、Windows10のゲームバーでは、ウィンドウごとの録画しかできません。

デスクトップ全体や、画面の一部だけを取り出した録画はできないので注意しましょう。

ゲームバーで録画できるスペックのPCを持っているはずなのに、画面録画できない場合には、ゲームバーを有効化していない可能性があります。ゲームバーの設定を確認してみましょう。確認方法は次の通りです。

Windows10の「設定」から「ゲーム」＞「Xbox Game Bar」と開き、ゲームバーをオンにします。これでゲームバーを利用できるようになります。

Webサイトや他のソフトウェアの画面録画はできるのに、一部のゲームやソフトの画面録画だけできない場合には、そのゲームやソフトが画面録画を禁止しているためです。そのゲームやソフトの利用規約を確認して、画面録画禁止の項目がないか探してみましょう。

なお、画面録画を禁止しているのに無理矢理録画してSNSなどに公開した場合には、何らかのペナルティが科される可能性が高いので、絶対にやらないようにしましょう。

ゲームバーが何らかのバグで不具合を起こしてしまい、画面録画ができなくなってしまうこともあります。その場合には、PCを再起動することで正常に画面録画できるようになります。

ゲームバーを起動するためには、画面録画したいウィンドウを指定した上で、ショートカットキーで起動します。デフォルトではゲームバーを起動するショートカットキーは「Windowsキー+G」に設定されています。

しかし、Windows10の「設定」のゲームバーのオンとオフを切り替える画面で、ショートカットキーの設定ができます。こちらで、ゲームバーの起動ショートカットキーを変更した場合には、「Windowsキー+G」では起動できません。ショートカットキーを変更していないか確認しましょう。

また、Windowsキーを無効化しているために、ゲームバーが起動しないこともあります。ゲーム配信をする時などに、Windowsキーを押してスタート画面がでてしまうことを防ぐために、ショートカットキーを無効化することがあります。

ゲームバーの起動は通常はWindowsキーを使うので、Windowsキーが無効化されていると起動できません。Windowsキーを無効化していないか、こちらの記事の方法で確認してみましょう。

ゲームバーにはバックグラウンド録画という機能があります。これは、常時録画状態にしておいて、常に10分前の映像をいつでも確認できる機能です。ゲームの一部だけを切り取ってベストプレー集や珍プレー集などを作りたい時などに、その部分だけをその都度保存すれば、すべての録画から探すよりも作業が楽になります。

しかし、この機能をオンにしていると、画面録画がうまくできないことがあります。バックグラウンド録画をオフにして無効化することで、録画がスムーズにできるようになる場合があります。

バックグラウンド録画をオフにする方法は、Windows10の「設定」から「ゲーム」＞「キャプチャ」と進み、「バックグラウンド録画」をオフにします。

この記事では、Windows10で画面録画できない場合の対処法を解説しました。画面録画できない場合には、ゲームバーがそもそも使えない場合と、ゲームバーに何らかの不具合が生じている場合の2つがあります。どちらの原因なのかをよく見極めて、それぞれの原因にあった対処法を取るようにしましょう。