Twitterに高画質の動画をアップロードする方法!エンコードの意味も解説!
Twitterに動画を投稿する時に画質が悪くなる原因とは?Twitterの動画を投稿した時のエンコードや、できる限り高画質で投稿する方法を紹介します。また、Twitterにアップロードされている動画を視聴する時の画質についても解説します。
目次
Twitterに投稿した動画の画質が悪い!
Twitterにつぶやく時に、動画や画像を一緒にアップロードしてツイートすることはよくあることです。しかし、Twitterに動画や画像を投稿すると、なぜか元の高画質な動画より画質が劣化していることがあります。このような現象が起こるのはなぜなのでしょうか。
Twitterに動画を投稿するなら当然高画質でアップロードしたいですよね。ここでは、Twitterの動画投稿による高画質動画の劣化の原因や、その原因への対処方法などを解説していきます。また、エンコードという動画の圧縮についても解説します。
公式の情報では動画仕様の情報は少ない
なぜ動画投稿をした時に解像度が劣化するか知るために公式サイトで情報を得ようと思うものですが、Twitterの公式では、動画をアップロードする方法しか明記されておらず、画質や解像度の劣化、動画のエンコードや圧縮などについては明記されていません。
なぜTwitter公式に情報が無いのかはわかりません。しかし、仕様もわからずにせっかく撮った高画質な動画の解像度が投稿すると劣化してしまうとなると、納得いかない人も多いと思います。早速、Twitterの動画の画質が劣化する原因を解説していきます。
Twitterの動画のエンコード(圧縮)が画質劣化の原因?
では、Twitterの動画の画質や解像度が悪くなってしまう原因とはなんでしょうか。どうやらTwitterに動画を投稿する時に、動画のサイズを圧縮するエンコードという処理が働いているからかもしれません。
動画のエンコード(圧縮)とは?
では、その動画のエンコードとは一体何なのでしょうか。エンコードとは、サイズが大きい高画質動画などのデータを扱う時に、データを扱いやすくするためにそのデータサイズを圧縮することです。
エンコードが無いと、サイズが大きいため処理しづらく重い動画を処理しなければならないため、低スペックな端末などに大きな負担をかけてしまいます。そのため、サイズの大きい高画質動画はサイズを圧縮することが多くあります。
Twitterにアップロードすると自動的に圧縮がかかる
前述の内容はもちろんTwitterにも当てはまります。解像度の高いサイズの大きい動画を一度に多くの人が利用するTwitterのサーバーで処理するには、おそらく負担が大きすぎるのでしょう。そのため、動画の圧縮が必要になります。
そのため、高解像度の動画をTwitterにアップロードすると、自動的にTwitter側でエンコードして圧縮されるため、画質が落ちてしまうのです。では、Twitterに高画質動画をアップロードすることは不可能なのでしょうか。
Twitterに動画を可能な限り高画質で投稿するには
Twitterに高解像度の動画をアップロードすることは不可能ではありません。エンコードは、サイズの大きい動画を処理する時のみに必要なので、ギリギリエンコードに引っかからないサイズの動画を投稿すれば、Twitterに高画質動画を投稿できます。
動画のサイズ(解像度)を最適な設定にする
まず動画のサイズを抑えるには、動画の解像度を適切な設定にすることです。Twitterは基本的には縦横で短い方か720px以上だと、720pxになるようにエンコードします。そのため、短い方の解像度が720pxギリギリになるようにしましょう。
1280×720の720pの動画なら問題なくアップロードできます。フルHD(1080p)になるとエンコードされてしまうため、画質がかえって悪くなってしまいます。高画質を求めすぎて圧縮されないように注意しましょう。
また、動画の画質を決める要素として、ビットレートというものが存在します。Twitterでは、動画をエンコードする時に、ビットレートが2000kbpsになるようにエンコードされます。2000kbpsでは、フルHDの動画はビットレートが足らないため、かえって画質が悪くなってしまうのです。
また、2000kbpsでは、60fpsと呼ばれる、1秒間に60フレームの滑らかな動画を処理することも厳しいです。こちらも高品質を求めるあまり、かえって悪くなってしまわないように気を付けましょう。
できるだけエンコードでの劣化を逃れる動画のコツ
Twitterに高品質動画をアップロードする時には、エンコードを逃れるための動画作りが重要となってきます。Twitterに動画をエンコードされない動画作りの方法は複数存在するので、それぞれ参考にして動画作りをしてみて下さい。
動画をゆっくり動かす
激しい動きのある動画は、見てて気持ちいい側面がありますが、Twitterにアップロードする際には不利です。なぜなら、動きの激しい動画は、同じ品質の動きの無い動画に比べてより大きいビットレートを必要とするためです。
つまり、動きの大きいかっこいい動画などをせっかく作っても、Twitterのエンコードで画質が劣化してしまうのです。それを逃れるためには、動画をゆっくり動かすことが大事です。動きが少なくても見る人に良い印象を与えることは可能なので、1度チャレンジしてみてはいかがでしょう。
1部だけを動かす
動画の全体が動くような動画も、その他の動画に比べてビットレートを必要とするため、Twitterのエンコードにより画質が劣化してしまいます。ダイナミックな印象を与えられますが、画質が悪くてはあまり良い印象は持たれません。
そのため、細かいものを全体で動かすような動画作りは避けた方が良いでしょう。Twitterの仕様上こういった動画作りは諦めた方が良いでしょう。画質を求めないなら可能です。
透明度やグラデーションにも弱い
動画に透明度のあるものを使ったり、グラデーションで色を変化させて表現する方法ならどうでしょうか。残念ながらこちらも厳しいです。こういった細かい変化の動画も、動画によっては画質が劣化してしまうのです。
Twitterに見ている人が楽しめる良い動画、かつ高画質な動画を作るには多くの手段を削らなければいけません。逆に言うと、動画作りのスキルが問われることになるのです。動画作りのスキルを高めて、良い動画をアップロードしましょう。
どうしてもダイナミックな動画をアップロードしたい場合は
それでも、動きの激しかったり、全体が一気に動くようなダイナミックな動画を作りたいと思う方は多いでしょう。この場合、高画質と両立することは確実に不可能となってしまいます。しかし、逆にその劣化を利用する、という手段もあります。
動きの激しい動画を作る際には、できる限り動きを妥協するのではなく、逆に思い切り動画に動きをつけてしまいましょう。あまりに動きの速い動画は、実際にぼやけて見えたりすることが多くあります。そのため、Twitterで劣化してしまっても、動きが速すぎるが故の目の錯覚と捉えることが可能です。
また、Intel Core i7のような高性能なCPUを持つハイスペックPCなら、CPUに負荷をかけることで、2000kbps以下で高画質な動画を作り出すことも可能です。高画質でダイナミックな動画を求める方は、ハイスペックPCの購入を考えてもいいかもしれません。
その際には、PCの知識や動画のビットレートについてより詳しく知らなければいけないという手間はあります。しかし、PCで動画作りをしている人ならある程度は知識を持っているため、さほど長い期間はかからないでしょう。努力次第でどんな動画でもTwitterに投稿できるのです。
動画の画質には再生環境が影響してるかも?
今までは動画を投稿する側、動画作りをする人の視点で画質の話をしました。では、仮に作り手が高画質でアップロードしているのに、自分では画質が悪くなって再生されているといった場合には、どのような原因が考えられるのでしょうか。
この場合、端末そのものが重い、通信環境が悪いなど、原因は多岐に渡ります。動画が重い場合、YouTubeが重い場合と同じような原因が考えられるため、下記のリンクが参考になるかもしれません。
Twitter動画視聴時のブラウザ環境で品質が変化
Twitterで動画を見ている時のブラウザの環境で画質が悪くなっている可能性があります。ブラウザの環境が悪いと、動画が止まったりしないようにするため画質を落として再生されます。突然画質が良くなることがあるのはこれが原因です。
当然ブラウザの環境が良くなれば画質は改善するため、1度ブラウザの環境を見直してみてはいかがでしょうか。
Twitterの仕様に合わせた動画づくりをしよう!
Twitterの動画が低画質になる原因と、その対処方法について解説しました。Twitterの仕様に合わせた動画作りをして、より高画質で見やすいTwitterの動画を楽しんでください。