TiWorker.exeとは？Windows10で重い・終わらない時は停止しても大丈夫？

Windows10が突然重くなって、タスクマネージャーを確認したら、Windows Modules Installer WorkerがCPUなどのPCのスペックを大量に使っている場合があります。

Windows Modules Installer WorkerはTiWorker.exeというファイルで実行しているプログラムですが、いったいどのような働きをしているのか、PCが重い時にはどのように対処したらいいのかこの記事では詳しく解説します。

TiWorker.exeで実行しているWindows Modules Installer Workerとは、Windows Updateで重要な処理を実行するためのプログラムです。Windows Updateでは様々なプロセスが実行されます。

TiWorker.exeは主に、Windows Updateのバックグラウンドでの実行を可能にするためのプログラムです。Windows Updateは毎月第2週の火曜日に配布されることが多いので、毎月第2週の火曜日から水曜日にかけてTiWorker.exeのためにWindows10が重くなるという声が多く見られます。

TiWorker.exeは馴染みのないプログラムなので、ウイルスではないかを心配する方もいるようです。TiWorker.exeがウイルスの可能性はあるのかどうか解説します。

TiWorker.exeがウイルスかどうか心配であれば、TiWorker.exeがある場所を確認してみましょう。「C:\Windows\System32」の中にTiWorker.exeがあって、発行元がMicrosoftになっていればウイルスではありません。

TiWorker.exeをかたるウイルスが出現したとの情報はありませんが、もしもTiWorker.exeが「C:\Windows\System32」以外の場所にある場合には、本来のTiWorker.exeとは言えないでしょう。

本来あるべき場所以外の場所にTiWorker.exeが見つかった場合には、早急にウイルススキャンをかけてみることをおすすめします。

TiWorker.exeはCPUを大量に使うので、スペックの低いPCでは動作が重くなってしまうことがあります。TiWorker.exeが原因でPCが重くなる場合には、TiWorker.exeを停止したいという声もあります。TiWorker.exeは停止しても大丈夫かどうかお伝えします。

どうしても停止したい場合には、タスクマネージャーから右クリックして「タスクの終了」をクリックすると停止できます。しかし、アップデートのプロセスが中断されてしまうので、Windows Updateがやり直しになってしまいます。

できることであれば、PCが重くなってもTiWorker.exeの実行中は我慢したほうがいいでしょう。アップデートが終了すれば、TiWorker.exeも終了してWindows10が重いのも解消されます。TiWorker.exeは常駐アプリではなく、PCが重くなるのはWindows Updateが実行されるときだけです。

Windows10の「設定」のWindows Updateの確認画面からは、PCのアクティブ時間を設定できます。アクティブ時間を設定すれば、仕事中にはWindows Updateは実行されません。

ぜひこちらの設定も活用して、TiWorker.exeを停止せずに済むように工夫しましょう。

TiWorker.exeはWindows Updateには欠かすことができない重要なプログラムです。どうしてもPCが重くて困る場合には、停止することもできます。しかし、Windows Updateには重要なセキュリティに関する更新も多いので、できることなら終了するまで停止せずにおきましょう。