クレジットカードの中でも特に人気があるのが、PayPayカードと楽天カード。どちらも年会費無料で、それぞれのポイントを貯めてお得にショッピングを楽しめます。
しかし、いざクレジットカードを申し込もうと思っても
「どちらのカードがお得にポイントを貯められるの?」
「自分に合ったサービスが付帯しているカードはどっち?」
と、困っている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、PayPayカードと楽天カードの特徴を比較した結果について解説していきます。それぞれのカードが持つ特徴を比較して、各カードがおすすめな方の特徴についても解説しているので、どちらのクレジットカードにするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- PayPayカードはスマホ決済アプリPayPayにチャージできるためPayPayを利用する機会が多い方におすすめ
- 楽天カードは楽天サービスを利用するとポイントを効率よく貯められるので楽天サービスを利用する方や、さらに海外旅行保険が付帯しているので海外旅行をする予定がある方におすすめ
- 両方のカードも持つと効率よくポイントを貯められる店舗が増えてお得にショッピングを楽しめる
楽天カードとPayPayカードを比較
ではさっそく、楽天カードとPayPayカードを比較していきます。それぞれのカードが持つ特徴をチェックし、自分に合ったカードを選んでください。
1.還元率・ポイントの種類
まずは、還元率とポイントの種類について楽天カード・PayPayカードそれぞれの特徴を紹介します。
楽天カード
楽天カードを使用すると、楽天ポイントを貯められます。基本の還元率は1.0%と年会費無料カードの中では高い水準です。楽天市場でショッピングをする際、楽天カードで決済すればポイントが+2倍され、お得にネットショッピングができます。さらに楽天SPUを活用すると最大16倍のポイントを獲得可能です。
ポイントは楽天市場や楽天トラベルなどの楽天系サービスをはじめ、マクドナルドやファミリーマートなどの提携店で1ポイントあたり1円相当として利用できます。またポイントの有効期限は1年間ですが、期限までに新しく通常ポイントを獲得すると有効期限が更新され、1年延長が可能です。
PayPayカード
PayPayカードを使用した場合は、PayPayポイントが貯まります。基本の還元率は楽天カード同様1.0%と高い水準です。PayPayカードはYahoo!ショッピングやLOHACOの決済で使用すると、ポイント倍率が最大5%までアップします。
獲得したポイントは、PayPay(残高)として利用可能です。全国のPayPay導入店で1ポイントあたり1円相当で利用できるので、ポイントが活用しやすいことも魅力。また、ポイントには有効期限がないため、いつでも利用できます。
2.年会費
次に、年会費についてそれぞれのカードの特徴を紹介します。
楽天カード
楽天カードは、年会費無料です。条件なしで永年無料なので、コストを気にせず所有できます。楽天カードでは1枚目とは異なる国際ブランドで2枚目のカードも作成でき、2枚目を持つ場合も年会費無料で所有可能です。
また家族カードやETCカードも作成でき、家族カードは年会費無料で作成できます。ETCカードは基本的に年会費は550円(税込)ですが、楽天会員ランクが上位のダイヤモンドランクとプラチナランクの場合は年会費無料で所有可能です。
PayPayカード
PayPayカードも、年会費無料で利用できます。楽天カード同様条件なしで永年無料なため、所有コストが必要ありません。
また楽天カード同様、家族カードやETCカードも作成できます。家族カードは年会費無料ですが、ETCカードの作成は年会費550円(税込)が必要です。
3.ネットショップ
ここでは、楽天カードとPayPayカードがどのようなネットショップでお得に利用できるかを解説します。
楽天カード
楽天市場では、楽天カードを使ってショッピングするとポイントが+2倍にアップします。また楽天SPUを活用すると、最大15倍までポイントアップを狙えるのも魅力です。
- 楽天カードを使って楽天市場でショッピング(通常分):+1倍
- 楽天カードを使って楽天市場でショッピング(特典分):+1倍
- 楽天市場アプリを利用:+0.5倍など
決済に楽天カードを使うだけでポイントが+2倍、さらに楽天市場アプリを使ってショッピングをすれば+2.5倍になります。簡単な条件でポイントアップを狙えるので、楽天カードを持っているとお得にネットショッピングが可能です。
PayPayカード
PayPayカードは、Yahoo!ショッピングやLOHACOでショッピングする際、決済に使用するとポイントが最大5%までアップします。内訳は以下の通りです。
-
PayPayカード特典:1%
-
Yahoo!ショッピング・LOHACO指定支払方法利用特典:3%
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ストアポイント・LOHACOポイント:1%
決済方法にPayPayカードを利用するだけで、100円につき5ポイント獲得できます。ネットショッピングを利用する方は、効率よくポイントが獲得可能です。
4.付帯サービス・付帯保険
楽天カードとPayPayカードにそれぞれどのようなサービスが付帯しているのかを紹介します。
楽天カード
楽天カードは、海外旅行保険が付帯しています。補償額は傷害治療や疾病治療なら最高200万円、賠償責任なら最高3,000万円と、年会費無料カードでありながら手厚い内容です。利用付帯となっており、日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払うと保険が適用されます。
さらに楽天カードには、カード盗難保険も付帯しているのが魅力です。カードが紛失や盗難され不正使用があった場合、紛失・盗難を届け出た日から60日前までさかのぼって損害額が免除されます。
PayPayカード
PayPayカードは、保険などの付帯サービスがありません。保険が付帯したPayPayカードがほしい場合は、ゴールドランクのPayPayカードゴールドが必要です。
ただしPayPayで不正利用があった場合には、被害額が全額補償されます。ショッピングをする際に不正利用の対策をしたい方は、PayPayカードを使用してPayPayアプリで支払いをするのがおすすめです。
5.電子マネー・スマホ決済
最後に、それぞれのカードに対応した電子マネーやスマホ決済について解説していきます。
楽天カード
楽天カードなら、電子マネーの楽天Edyやスマホ決済の楽天Payが利用できます。楽天Edyではチャージをする際に楽天カードが使用でき、楽天Payではチャージだけでなくカードを登録して決済も可能です。また、楽天Payは以下のお店で使用できます。
- セブンイレブン
- 西友
- ハックドラック
- カレーハウスCoCo壱番屋
- 牛角など
セブンイレブンをはじめとしたコンビニエンスストアや西友、ハックドラックなど、幅広い店舗で決済が可能です。
PayPayカード
PayPayカードは、スマホ決済のPayPayで利用できます。カードを登録しての決済やPayPay(残高)のチャージに使用でき、以下のお店で利用可能です。
- セブンイレブン
- 京急ストア
- ハックドラック
- Amazon
- 各種請求書払いなど
PayPay(残高)のチャージができるクレジットカードは、PayPayカードとPayPayカードゴールドのみなので注意しましょう。また2023年8月1日より、決済用に登録できるクレジットカードもPayPayカードとPayPayカードゴールドのみに変更されます。
楽天カードとPayPayカードどちらがお得?
ここまでで、楽天カードとPayPayカードの特徴を比較しました。ここからは、それぞれのカードがおすすめな人について解説します。
楽天カードがおすすめな人の特徴
楽天カードは、以下の方におすすめです。
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楽天市場でネットショッピングをする方
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楽天Edyや楽天Payを使用する方
-
海外旅行をする方
楽天市場でネットショッピングをする方
楽天市場を使ってネットショッピングをする方は、楽天カードを持つのがおすすめです。支払いで楽天カードを使うだけでポイントが+2倍になり、さらに楽天市場アプリを使用するとポイントが+0.5倍、合計で+2.5倍になります。
またお買い物マラソンなど、楽天市場でキャンペーンをしている場合には最大で40倍以上ポイントを獲得できるケースもあります。楽天カードがあれば、楽天市場でお得にショッピングが可能です。
楽天Edyや楽天Payを使用する方
電子マネーの楽天Edyやスマホ決済の楽天Payを使用する方も、楽天カードがあると便利です。楽天Edyのチャージをする際には楽天カードが使用でき、オートチャージもできます。チャージでも楽天ポイントが200円ごとに1ポイント貯められます。
また楽天Payでは楽天キャッシュへのチャージやカードを登録しての決済で利用でき、チャージした場合にはEdy同様楽天ポイントが200円ごとに1ポイント貯められます。楽天キャッシュへのチャージで0.5%分、楽天Payを使った支払いで1%分ポイントが獲得できるので、ポイントの二重取りが可能です。
海外旅行をする方
旅行で海外へ行く機会が多い方にも、楽天カードはおすすめです。海外旅行保険が付帯しており、傷害治療や疾病治療なら最高200万円、賠償責任なら最高3,000万円と手厚い補償内容が用意されています。
保険は利用付帯で、適用されるためには日本出国前に募集型企画旅行の代金を楽天カードで支払うことが条件です。自動付帯の保険ではないため、注意しましょう。
商品画像 | ![]() |
商品名 | 楽天カード |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.0% |
特徴 | ・楽天ポイントが貯まる ・楽天サービスで楽天カードを使うとポイント+2倍 ・海外旅行保険が付帯 |
国際ブランド | JCB/VISA/Mastercard/American Express |
PayPayカードがおすすめな人の特徴
PayPayカードは以下の方におすすめです。
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Yahoo!ショッピング・LOHACOでネットショッピングをする方
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PayPayを使用する方
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ソフトバンクのスマホユーザー
Yahoo!ショッピング・LOHACOでネットショッピングをする方
Yahoo!ショッピングやLOHACOを通してネットショッピングをする機会が多い方は、PayPayカードを持っておくのがおすすめです。Yahoo!ショッピングやLOHACOの決済でPayPayカードを利用すると、ポイントが最大5%獲得できます。
PayPayカードの基本還元率である1%に加え、Yahoo!ショッピング・LOHACOのPayPayカード決済利用特典として3%、さらにストアポイントやLOHACOポイントで最大1%加算されるケースもあるのでお得なネットショッピングが可能です。
PayPayを使用する方
スマホ決済アプリのPayPayを利用する方は、PayPayカードがあると便利です。アプリにカードを登録して決済したり、PayPay(残高)にカードからチャージしたりできます。
また、PayPayカードを所有している方は、簡単にPayPayあと払い(クレジット)も利用できます。PayPayあと払い(クレジット)は基本のポイント付与率が1.0%と、通常の残高払いより0.5%高いのが特徴です。
国際ブランドが対応していない店舗などでクレジットカードが使えない場合でも、PayPayの提携店ならお得にショッピングが可能です。
ソフトバンクのスマホユーザー
ソフトバンクのスマホを使っている方は、PayPayカードを選ぶのがおすすめです。ソフトバンクスマホの通信料金などをPayPayカードで支払うと、ポイントが最大1.5%獲得できます。
また、カードをPayPayカードゴールドにするとさらにお得です。PayPayカードゴールドでソフトバンクスマホの通信料金などを支払うとポイントは最大10%と大幅にアップするので、たくさんポイントを貯められます。
商品画像 | ![]() |
商品名 | PayPayカード |
年会費 | 永年無料 |
還元率 | 1.0% |
特徴 | ・PayPayポイントが貯まる ・Yahoo!ショッピング・LOHACO利用で最大5% ・スマホ決済アプリPayPayにチャージ可能 |
国際ブランド | JCB/VISA/Mastercard |
迷ったら併用するのもおすすめ
楽天カードとPayPayカードを比較し、どちらのカードを持つか迷っている方は、両方作成して併用するのもおすすめです。
例えば、楽天市場でショッピングする際は楽天カードを使用し、PayPay(残高)チャージにはPayPayカードを使用するなど、必要に応じて使い分ければお得にポイントを貯められます。どちらも年会費無料なので、1枚持っても所有コストがかからないこともメリットです。
また、2枚・3枚クレジットカードを持つメリットやおすすめカードについて紹介している記事もあるので、よろしければぜひそちらもお読みください。

まとめ
この記事では、PayPayカードと楽天カードの比較結果を紹介しました。もし、今回紹介したカードの中で魅力に感じたものがあれば、ぜひこの機会にお申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
最後におさらいとしてPayPayカードと楽天カードの比較表を見てみましょう。
気になるクレジットカードの公式サイトにぜひアクセスしてみてください!

※この記事は2023年6月29日に調査・ライティングをした記事です。