au PAYカードは、auフィナンシャルサービス株式会社が発行するクレジットカードです。名前の通りauユーザー向けではありますが、じつは提携店での2.5%還元やコンビニでのポイントアップ、海外旅行傷害保険が付帯しているなど、auユーザー以外でもメリットの多い1枚。
au PAYカードの基本情報
- auユーザーにもそうでない方にも便利なサービスが豊富
- アプリで簡単に利用履歴を管理できるので、不正利用や使いすぎを防げる
- 使い道が豊富なPontaポイントを貯められる
年会費 | 実質無料※auユーザー以外で年1回の利用がない場合1,375円(税込) |
ポイント還元率 | 1.0% |
付帯サービス | 海外旅行あんしん保険/お買い物あんしん保険/紛失・盗難補償 |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
ランク | 一般 |
次に、au PAYカードの詳しい情報を紹介していきます。必ず入会申請する前に、自分に必要なクレジットカードかどうか慎重に判断するようにしてください。
au PAYカードが選ばれる理由
au PAYカードは普段の買い物でPontaポイントが貯まるのが魅力。auユーザーにとって使い勝手のよいPontaポイントは、auスマホの料金支払いからau PAYマーケットショッピングまで幅広い使い道があります。
普段Pontaポイントを使わない方や、auユーザーでない方であってもクレジットカード請求額へ充当すればポイントを無駄なく利用できるため、多くのユーザーから選ばれています。
1. 提携店で還元率1.5%以上
au PAYカードは基本還元率が1.0%あり、年会費無料クレジットカードの中では高水準です。auユーザー以外の方でも、普段の買い物や公共料金の支払いなど、あらゆる利用で無条件に1.0%の還元が受けられます。また、全国にある提携店で利用すれば、通常のポイントに加え200円につき1ポイントがもらえるので、合計で1.5%の還元率になるのが大きな魅力。
提携店には「セブン-イレブン」や「かっぱ寿司」、ネットカフェの「自遊空間」や家電量販店「ノジマ」など有名チェーンが多数揃っており、1.5%で利用できる機会は非常に多いです。さらに、「サンキュードラッグ」や「スターバックスカード」など、一部の店舗やサービスでは2~3ポイント追加でもらえるので2.5%還元も可能。auユーザーでなくても所持する価値があります。
国際ブランドも世界シェアNo.1のVisaとNo.2のMastercardから選択可能。国内でも海外でも、訪れた店舗でクレジットカードのブランドが対応していないことはほとんどありません。
2.ポイントの使い道が豊富
au PAYカードはご利用100円(税込)ごとに1Pontaポイントが貯まり、スマホ決済から普段のお買い物、公共料金のお支払いまで、お得に貯める方法が豊富です。
1Pontaポイント=1円相当として利用でき、コンビニやスーパーなど身近なお店で利用できるほか、au携帯料金のお支払い、au PAY残高へのチャージ、au PAYカード請求額のお支払いなどポイントの使い道が豊富に用意されています。
3.海外旅行傷害保険やショッピング保険が付帯
au PAYカードは年会費無料でありながら海外旅行傷害保険やショッピング保険が充実しており、付帯サービスを重視する方や高額な買い物をよくする方にもぴったりです。
特に魅力的なのは、旅行傷害保険の個人賠償責任と携行品損害を保障してくれる点です。海外旅行で死亡もしくは後遺障害に至るほどの事故になる可能性は低いですが、うっかり備品を壊してしまったり、盗難にあったりといったことはいつ起こってもおかしくはありません。また、ショッピング保険では国内・海外問わず破損や盗難、火災などの場合に100万円まで保障してくれます。商品購入から90日間も担保期間があるのも魅力です。
年会費無料でここまでの保障をしてくれるクレジットカードはないので、すでにメインのクレジットカードを所持している方でも、au PAYカードを1枚サブカードにすると海外旅行傷害保険やショッピング保険などの保障が手厚くなります。
au PAYカードをおすすめできる方|他券種と比較
au PAYカードの申し込みを検討している場合、気になるのは「auユーザーだと他のクレジットカードよりどのくらいお得なのか?」もしくは、「auユーザー以外の場合、あえて選ぶ価値はあるのか?」という点ではないでしょうか。
そこで、au以外のドコモ系クレジットカードである「dカード」と、ソフトバンクユーザー御用達の「PayPayカード」を例に、カードのスペックを比較しました。カード選びの参考にしてください。
3種類のクレジットカードはどれも基本的に年会費無料です。それぞれ、貯まるポイントがPontaポイント、dポイント、PayPayポイントと違いがあります。ポイントアップする店舗も異なるので、どの店舗を利用するかで決めるのもおすすめです。また、PayPayカードのみJCBブランドの作成ができます。
それぞれのクレジットカードはそのキャリアを使用している場合に最大の恩恵を受けられるため、現在お使いのキャリアに合わせて選択するとサービスがぴったりかみ合います。今後もしクレジットカードのサービスが変更されたときも、キャリアが同じであれば引き続きキャリアユーザーに有利な特典が受けられる可能性が高いです。
ただし、他キャリアのクレジットカードを選んではいけないわけではありません。各カードはどれも加盟店でのポイントアップやショッピング保険、高い基本還元率など、キャリアユーザー以外が利用できる特典も多彩です。
たとえば「auユーザーだがPayPay加盟店を利用することが多いのでPayPayカードがほしい」というように、もしこれらの中で気になる特典があるのであれば、他キャリアの場合でも申し込む価値があります。
ポイント還元率を比較
どのクレジットカードもポイントの基本還元率は1.0%です。そのため、特約店やショッピングモールなどどの店舗を利用するかによってお得さが変わってきます。Yahoo!ショッピングやLOHACOをよく利用する、ネットショッピングが多い方ならPayPayカードだと最大5%還元になります。
dカードは加盟店次第で1~4%の還元率が設定されており、基本還元率に加えて追加でポイントを獲得できるのが魅力です。たとえばマツモトキヨシでは特約店ポイントとして3%の還元が受けられます。
一方、au PAYカードのポイントアップ店は日常的に利用できるコンビニやスーパー、家電量販店などが多め。特に利用する店舗が決まっていないなら、au PAYカードを利用しているといつのまにかポイントが貯まっているでしょう。
au PAYカードをおすすめできるユーザーの特徴
上記の結果から、au PAYカードは以下のような方におすすめします。
特徴その1:auユーザー(光回線含む)
au PAYカードはauユーザーの方であれば、余すところなく特典を受けられるのでおすすめです。特に年会費はauスマホやauケータイ、auひかりなどのユーザーであれば永年無料。契約回線のない他キャリアのユーザーは、いざ使用しなくなったときに1.375円(税込)の年会費がかかってしまうためややリスキーです。
また、au PAYマーケットではauユーザーがau PAYカードを利用するとスマホの利用料金5%割引が適用されます。auユーザーであればあえて他のクレジットカードを選ぶよりも節約できる部分が多くなるはずです。
特徴その2:セブン-イレブンやローソンの利用が多い
近所にセブン-イレブンやローソンの利用が多い方は、au PAYカードを利用するとポイント還元率が高くなるのでおすすめです。特にローソンはauの運営元であるKDDIと提携していることから、Pontaポイントとの相性も抜群。Pontaカードを使用したポイント二重取りも簡単にできます。
特徴その3:海外・国内の旅行傷害保険がほしい
3券種の中で、au PAYカードが秀でているのが付帯保険です。dカードでは旅行傷害保険は29歳以下限定となっており、ヤフーカードには付帯されていません。海外・国内の旅行傷害保険がほしい方はau PAY カード一択です。au PAYカードはショッピング保険も海外利用に対応しています。
ただし、dカードのように海外レンタカーやサポートデスクなどのサービスはありません。そのため、旅行傷害保険以外のサービスが充実した他のクレジットカードと一緒に所持するとより安心です。

au PAYカードの使い方・お得な活用術
au PAYカードの使い方について、公式サイトの情報をはじめ実際に利用したユーザーから「どんな点に注目できるか」をまとめました。ユーザーの声のなかには、公式サイトには記載されていないお得な活用術も紹介されていることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
※掲載しているユーザーの声は、編集部独自が調査して収集したものです(2021年8月現在)。最新情報については、公式サイトからご確認ください。
公式サイトの声




ユーザーの声




SNSの声

au PAYカードのお申し込み方法と審査基準
次に、au PAYカードについて申し込みの流れや審査基準を詳しく解説します。au PAYカードはオンラインから申し込みできるので、まずは公式サイトへアクセスしましょう。
au PAYカードを申し込む前に準備しておくもの
au PAYカードに申し込みするためには、以下のものが必要です。au IDに登録する必要があるため、事前に登録を済ませておきましょう。
- au ID(auユーザー以外も取得可能)
- メールアドレス
- 本人確認書類(各種被保険者証もしくはマイナンバーカードなどの記号や番号部分はマスキングすること)
- 支払い用の金融口座番号
au IDは申し込みボタンを押してからでも、画面の指示に従っていれば次のように新規登録可能な画面が表示されます。au IDに事前登録しておくことで、申し込み画面で住所・氏名など一部の個人情報を入力する手間を省けます。
au PAYカードのカード発行までの流れ
準備ができたら、au PAYカードの申し込みの流れは簡単です。au IDにログインした状態で申し込みボタンを押し、画面の指示にしたがって入力を進めましょう。
au回線を契約しているユーザーであれば、スマホ契約時点ですでに本人確認が済んでいる状態のため、クレジットカード発行における本人確認を省略できます。すべて選択・記入が終わって申し込みを済ませると、Eメールが届くので確認してください。Eメールから最短4日で審査が完了し、au PAYカードが発行されます。
なお、口座番号をWebで登録しなかった場合、郵送される「預金口座振替依頼書」を記入して返送しないと発行ができません。
au PAYカードの審査基準
続いて、au PAYカードの審査基準について解説します。au PAYカードの発行に必要な条件は次の通りです。
- 満18歳以上であること(高校生不可/未成年者は親権者の同意が必要)
- 本人または配偶者に定期的な収入があること
- 個人のau IDを所持していること
au PAYカードは一般ランクのクレジットカードなので、審査基準にそれほど多くの条件はありません。
au PAYカードのゴールドランクの場合は「学生、無職、パート・アルバイトを除く」と記載がありますが、au PAY カードには記載がないため、パートやアルバイト、学生などでも申し込みが可能です。「定期収入のある方」との条件があるため、無職の方は審査に通らない可能性があります。また、学生の方は収入条件がないため、たとえ無収入でも問題ありません。
ただし、過去にクレジットカードの支払い遅延があったり、複数のクレジットカードに同時に申し込んでいたりすると「支払い能力がない」「お金に困っている」とみなされ、審査に落ちてしまう可能性があります。複数のクレジットカードを作成したい場合は、それぞれの申し込み期間を半年程度空けて申し込むのがおすすめです。
au PAYカードに関するよくある質問
- Pontaポイントに有効期限はある? Pontaポイントは獲得してから1年の有効期限があります。しかし、さらに追加でポイントを貯めたり、あるいは使用したりすると自動的に更新され、貯めたり使用したりした時点からまた1年有効になります。そのため、定期的に使用し続けている限り、有効期限は気にしなくてよいでしょう。
- ポイントがつかないことはある? キャッシングやカードローンの利用料金、年会費や手数料、電子マネーへのチャージにはポイントがつかない仕様です。特にモバイルSuicaやnanaco、楽天Edyなどにチャージしたとき、「ポイントがつかない」と焦るケースが多いので注意してください。
- 探しても見つからないサービスがあるのはなぜ? 総合ショッピングモール「au Wowma!」は現在「au PAYマーケット」に名称を変更しています。また「ポイントアップタウン」、「au STARギフトセレクション」はそれぞれサービスを終了しています。auは次々と新たなサービスを打ち出しており、旧サービスは提供終了して情報更新が追いついていない場合があるため、見つからないサービスがあった場合は名称変更や統合、サービス終了していないか確認するのがおすすめです。
au PAYカードの口コミ・評判のまとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、au PAYカードの口コミ・評判を紹介しました。とくに、はじめてクレジットカードを作る方は、自分にぴったりなものが見つかるよう慎重に選ぶようにしてくださいね。 では、最後にau PAYカードのおさらいをしておきます。
- auユーザーにもそうでない方にも便利なサービスが豊富
- アプリで簡単に利用履歴を管理できるので、不正利用や使いすぎを防げる
- 使い道が豊富なPontaポイントを貯められる
もしau PAYカードを魅力に感じたなら、ぜひこの機会にお申し込みを検討してみてください。

※この記事は2023年2月13日に調査・ライティングをした記事です。
※本記事の価格はすべて税込価格で表記しております。