イオンゴールドカードは、株式会社イオン銀行が発行するクレジットカードです。ゴールドカードなのに年会費無料で、全国のイオンラウンジが使えるお得なカード。
次に、イオンゴールドカードの基本的な特徴をご紹介します。
イオンゴールドカードの基本情報
- 年会費無料
- 全国のイオンラウンジが利用可能
- 各種保険が無料付帯
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~10.0% |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険(最高5,000万円)/国内旅行傷害保険(最高3,000万円)/ショッピングセーフティ保険(年間300万円まで) |
国際ブランド | VISA/Master/JCB |
ランク | ゴールド |
イオンゴールドカードのメリット・デメリット
それでは、イオンゴールドカードの詳しい特徴を確認していきましょう。必ず入会申請する前に、メリットだけではなくデメリットも把握し、自分に必要なクレジットカードかどうか慎重に判断するようにしてください。
イオンゴールドカードのメリット3つ
まず、イオンゴールドカードのメリットを3つご紹介します。
1. 全国のイオンラウンジで休憩ができる
イオンゴールドカードの保有者は、全国のイオンラウンジが無料で利用できます。このサービスは、イオン株主優待カードの保有者と同様のサービス。保有者だけでなく、帯同者3名まで利用できるため、子連れの方にもうれしいメリットです。
イオントップバリュのコーヒーや紅茶、お茶、ジュースなど、ドリンクサービスをいただける他、イオントップバリュのお菓子類の試食もできます。さらに、新聞や雑誌も閲覧でき、イオン関連情報や行政サービスをインターネットにて閲覧することも可能です。
利用は一日一回、一組30分が制限ではありますが、少し休憩するのには最適な空間で、買い物途中や帰宅前の一休みなどにとても便利です。子供との休憩、買い物をしている家族を待つなど、さまざまな使い方ができます。
しかし、現在(2021年2月)イオンラウンジは新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴い、休止しています。最新の情報や再開については、適宜イオンゴールドカードのホームページなどでご確認ください。
2. 国内主要空港のラウンジ利用で出発前もゆっくり快適
イオンゴールドカードを保有していると全国のイオンラウンジだけでなく、空港のラウンジも利用できます。利用できる空港は羽田空港(国際線)、成田空港(第2旅客ターミナル)、新千歳空港(国内線)、伊丹空港(大阪国際空港)、福岡空港(国際線は出国審査後の利用)、那覇空港の全国主要都市の6空港、合計12のラウンジです。
無料のソフトドリンクサービスや軽食などがいただけるため、出発前にゆっくりでき、快適かつ贅沢な時間を過ごすことができます。さらに無線LANサービスやフリースペースなどが用意されているラウンジもあるので、出発前にお仕事をしたり着替えたりなど、時間とスペースを有効活用することができます。年会費無料のゴールドカードなのにも関わらず、空港のラウンジが利用できるのはとてもお得なカードではないでしょうか。
利用する際はイオンゴールドカードと当日の搭乗券、または航空券の提示が必要です。同伴者は基本的に有料となってしまいますが、イオンゴールドカードの家族カードを持っていれば、その家族も無料で一緒に利用することができます。
3.年会費無料なのに付帯サービスが充実していて安心
イオンゴールドカードは無料付帯サービスも充実しています。海外旅行、国内旅行の傷害保険に加え、ショッピングセーフティ保険、クレジットカード盗難補償が付帯されています。海外旅行の傷害保険は最高補償額5,000万円、国内旅行の傷害保険が最高補償額3,000万円と金額も十分です。
どちらもイオンゴールドカードを利用した旅行であることが条件なため、宿泊費や交通費、パッケージ旅行であればパッケージツアー代金をイオンゴールドカードで支払えば補償の対象となります。旅行で万一のことがあっても安心です。
ショッピングセーフティ保険はイオンゴールドカードでお買い物された商品が偶然による破損、火災などの事故で被害を受けた場合に安心のサービス。一品5,000円以上であれば購入日から180日以内、年間300万円まで無料で補償してくれます。
また、万一クレジットカードを紛失・盗難などで不正利用されてしまっても損害額を補填してくれるクレジットカード盗難補償も付帯されています。
イオンゴールドカードのデメリット3つ
つぎに、イオンゴールドカードのデメリットを3つご紹介します。
1.イオングループ以外ではポイントが貯まりにくい
イオンゴールドカードのポイント還元率は、イオングループの対象店舗では実質ポイント1.0%と高い還元率ではありますが、イオングループ以外の店舗やサービスではポイント還元率が0.5%です。そのため、他のクレジットカードに比べるとそこまで高いポイント還元率ではありません。
イオンゴールドカードのみ保有する方であれば、イオングループ以外での買い物をしてもポイント還元率が高くなく、なかなかポイントが貯まらない、と感じることも予想できます。
しかし、「AEONCARD ポイントWデー」でポイントが2倍、毎月0のつく日(10日、20日、30日)に対象店舗でイオンゴールドカードを利用した買い物をするとポイントが5倍つくなど、イオンを利用する方にとってはWAON POINTをためやすい環境は整っています。
2.選べるデザインが少ない
イオンゴールドカードのデザインは、ベーシックデザイン、ミッキーマウスデザイン、トイストーリーデザインの3つのみです。一般のイオンカードではミニオンズのデザインやTGC(東京ガールズコレクション)のデザインもありますが、それらの人気デザインはゴールドカードには用意されていません。
さらに、一般のイオンカードからゴールドカードに変える場合、それまで使っていたデザインと変更することもできず、デザインが選べないのはデメリットといえるでしょう。たとえば、一般のイオンカードが通常デザインだった場合、ゴールドカードにランクアップしてもデザインをミッキーなどに変更することができず、再び通常デザインを保有することになります。
ちなみに、ミニオンズやTGCの一般イオンカードはゴールドカードへのランクアップ対象外なため、最初の一般イオンカードのデザインは慎重に選ぶ必要があります。
3.空港ラウンジは国内主要都市のみ、同伴者は原則有料
イオンゴールドカードは国内主要都市の計12ヶ所の空港ラウンジが利用できるのはメリットですが、それ以外の空港で利用できないのは少し残念なポイントです。羽田空港、成田空港、新千歳空港、伊丹空港、福岡空港、那覇空港以外の空港ラウンジは利用できないため、全国の空港ラウンジを利用されたい方にはデメリットになります。
また、家族カードを持っている家族なら一緒に無料で利用できますが、持っていない同伴者の方は有料利用となるのは残念な点です。出張などでお一人の場合はメリットとして利用できるかもしれませんが、同伴の方がいる場合や家族カードを持たない家族と利用される場合は、少しマイナスに感じるでしょう。
イオンゴールドカードをおすすめできる方|他券種と比較
イオンゴールドカードはどんな方におすすめなのか、同じゴールドカードである「楽天ゴールドカード」や「JCBゴールド」と比較しました。他社のクレジットカードと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
年会費無料でゴールドカードを保有できる点は、イオンゴールドカードが飛び抜けてお得です。基本還元率は0.5〜1.0%と平均的ですが、上記3種のカードすべて、特定の店舗やサービスの利用で大幅にポイントアップできる特徴があります。
国際ブランドは、イオンゴールドカードと楽天ゴールドカードはVISA・MasterCard・JCBから選べます。JCBゴールドはJCBのみとなっています。
海外旅行損害保険は上記3種のカードすべてに付帯されていますが、一番手厚い補償がJCBゴールド、次いでイオンゴールドカード、楽天カードの順となっています。
楽天ゴールドカードとJCBゴールドが気になる方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。


イオンゴールドカードをおすすめできるユーザーの特徴
もし、イオンゴールドカードが自分に適しているか気になったなら、本記事で紹介した3つのクレジットカードと比較してみましょう。下記のチャート図を参考にしてください。
イオン系列店でよくショピングをする方
イオン系列店で買い物をする機会が多い方は、ポイントが貯めやすくメリットも大きいです。「AEON CARD ポイントWデー」でポイントが2倍、毎月0のつく日(10日、20日、30日)に対象店舗でイオンゴールドカードを利用した買い物をするとポイントが5倍とお得にポイントを貯められます。
また、イオンゴールドカードを持つと、全国のイオンラウンジが利用できます。イオンでお買い物をしたついでに、飲み物やお菓子をもらえるのはうれしいメリット。また、WAON POINTも貯まるため、イオンユーザーにとっては持っていて損のないカードではないでしょうか。
出張や旅行で国内の空港をよく利用する方
イオンゴールドカードは羽田空港をはじめとする全国主要都市の空港ラウンジも利用できます。出張や旅行で飛行機をよく利用する方にとっては、出発前にゆっくり快適な時間を過ごる点は嬉しいポイントといえるでしょう。
さまざまな付帯サービスを年会費無料で使いたい方
イオンゴールドカードには、海外旅行・国内旅行の傷害保険だけでなく、年間300万円までのショッピングセーフティ保険なども付帯されています。年会費無料でこれらの付帯サービスを利用できる点は大きなメリットといえます。

イオンゴールドカードのお申し込み方法と審査基準
イオンゴールドカードのお申し込み方法
イオンゴールドカードは、インターネットお申し込みが可能です。入会申請時は、お持ちのスマホやパソコンから公式サイトにアクセスしてみましょう。なおイオンゴールドカードは、事前準備として以下のものが必要です。
- イオンカードからの招待状(インビテーション)
- 電話、またはインターネット環境
- 年収など本人の基本属性
イオンゴールドカードは、イオンカードからのご案内(インビテーション)が来たら申し込みが可能となります。まず、そちらが発行されてから申し込みを行いましょう。ここでは、インビテーションが届いてから実際のお申し込み方法について簡単にご説明いたします。申し込み方法は2通りあり、どちらも簡単なのでご都合にあわせた方法で行ってください。
1つ目は、電話にて手続きをする方法です。インビテーションに記載されている電話番号に電話をして、ガイダンスにて従い手続きを進めます。
2つ目は、インターネットにて手続きをする方法です。まず「暮らしのマネーサイト」のマイページへログインし、「各種カード切替・追加申し込み」を選択します。その後、「イオンゴールドカードのお申し込み」を選択し、お名前やご住所、年収などの基本属性を入力したらお申し込み完了です。
電話、インターネットどちらもお申し込みが完了すると、インビテーションが来たとしても審査がなされ、審査に通ると晴れてイオンゴールドカードが発行されます。
イオンゴールドカードの審査基準
- 直近年間利用額が100万円以上
- その他一定の基準あり(公式非公開)
イオンゴールドカードはお申し込み方法の項目でも説明しましたが、ゴールドカードへランクアップできるご案内が発行されないと作ることができません。このご案内が発行される基準としては、直近の年間カードショッピングが100万円以上の方に発行していると公式サイトでは公表しています。
お買い物だけではなかなか難しい、と思ってしまいますが、イオンカードでさまざまな支払いを行っていれば難しくない条件といえるでしょう。そして、この条件を満たすと翌月中旬ごろにインビテーションが送られます。この条件以外にも、他の一定基準をクリアするとご案内が発行されるそうですが、その詳細については公式サイト非公開のようです。
インビテーションが届いて、イオンゴールドカードへの発行手続きを行ったとしても、お申込み後に再度審査がなされます。この審査基準についても公表されておらず、「お申込みの意にそえない場合もある」と公式サイトにて掲載されているため、必ずしもインビテーションが届いたからといってイオンゴールドカードに切り替えられるわけではないようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、イオンゴールドカードの口コミ・評判を紹介しました。とくに、はじめてクレジットカードを作る方は、自分にぴったりなものが見つかるよう慎重に選ぶようにしてくださいね。 では、最後にイオンゴールドカードのおさらいをしておきます。
- 年会費無料
- 全国のイオンラウンジが利用可能
- 各種保険が無料付帯
もしイオンゴールドカードを魅力に感じたなら、ぜひこの機会にお申し込みを検討してみてください。

※この記事は2023年2月8日に調査・ライティングをした記事です。
※本記事の価格はすべて税込価格で表記しております。