東急カードは、東急カード株式会社が発行するクレジットカード。名前の通り東急線や東急グループ加盟店を利用した際、最大10%ものポイント還元を受けられるのが大きな特徴です。また、PASMO機能やJAL・ANAマイルのマイレージ機能などが付帯した券種もあり、自分の用途に応じて複数券種から選択できます。
口コミの傾向を把握したところで、東急カードの基本的な特徴をご紹介します。
東急カードの基本情報
- 東急線の利用で簡単にポイントが貯まる
- 東急グループ加盟店の利用で最大10%のポイント還元
- JALマイルやANAマイルも貯められる
年会費 | 本会員:初年度無料/2年目以降1,100円(税込) 家族会員:初年度無料/2年目以降330円(税込) |
ポイント還元率 | 1.00~20.00%(基本1.0%) |
付帯サービス | PASMOオートチャージサービス/TOKYU CARDジュニアオートチャージ/ノッテチャージサービス/Web明細サービス/海外WiFiレンタル/おまとめログインサービス/分割払い/リボ払い/キャッシングサービス/カード利用枠の増枠/ |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
ランク | 一般 |
ここからは、東急カードがなぜ選ばれるのか、その理由を確認していきましょう。必ず入会申請する前に、自分に必要なクレジットカードかどうか慎重に判断するようにしてください。
東急カードが選ばれる理由
東急カードの人気の理由は、東急線をはじめとする東急グループの利用でどんどんポイントが貯まっていくことと、ポイントの使いやすさにあります。
1. 東急線の利用でポイントが貯まりやすい
東急線の定期券売り場や券売機でPASMO定期券を購入する際、0.5%または3%のポイントが後日還元されます。また、電車やバスにてオートチャージサービスやノッテチャージサービスを利用することができます。
PASMOの残高が足りないときや現金を持っていないときでも自動的にチャージされるため、改札で止められることがありません。このサービスを利用することによってもポイントを得ることができ、TOKYU CARD ClubQ JMBカードや各種ゴールドカードを所持していた場合その還元率は1%、東急カードでは0.2%です。
東急線を利用するたびにかかる電車賃の一部が実質キャッシュバックされるため、東急線を利用する方は東急カードを所持することでお得に通勤・通学ができます。そのうえ、東急線で貯まるのはTOKYU POINTだけではありません。東急線で下車するたびに「のるる」が貯まり、貯まった「のるる」に応じて会員ランクが上がります。「のるる」はアイテムに交換できたり、プレゼントへの応募ができたりします。
2. 東急グループでのポイント還元率が高い
東急グループ加盟店でお買い物の際、東急カードでの支払いや提示によってポイントが貯まります。東急百貨店では年間お買い物額に応じて最大10%のポイントが還元。ポイント還元率を10%にするためには年間300万円以上購入しなくてはいけませんが、年間の購入金額が10万円未満でも3%のポイントは還元されるので、お得といえるでしょう。
その他の東急グループ加盟店でも0.5~3%のポイントが付与されます。東急プレッセでは月間お買い上げ金額に応じてボーナスポイントが付与されるため、ポイントを得やすいのが特徴です。
貯めたポイントはTOKYU POINT加盟店で1ポイント1円としてショッピングやお食事に使えます。また、ポイントをJALマイルに換えて旅行をする際に利用可能。東急グループ加盟店以外の店舗ではポイントを貯めることができませんが、東急グループのお店でよくお買い物やお食事をする方にはおすすめのクレジットカードです。
3.JALマイルやANAマイルが貯まる
東急カードにはJALグループ航空会社やJMB提携航空会社の利用でマイルを貯めることができるJALマイレージバンクの機能が付いたものもあります。航空会社だけではなく、国内・海外のJMB提携ホテルやレンタカー、宅配サービス、JALグループのツアーでもポイントが還元されるのでお得に貯められます。
TOKYU CARD ClubQ JMBならパソコンやケータイで好きな座席の予約やチェックインができるため、搭乗の際に手続きがいりません。また、フライトやホテル予約でANAマイルを貯めることができるANAマイレージクラブ機能付き東急カードも。ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカードなら、空港内店舗や機内販売の際に10%の割引サービスを利用可能です。
もちろん、空港ではパソコンやスマホかな簡単にチェックインでき、搭乗の際の手続きもいりません。貯まったJALマイルやANAマイルはTOKYU POINTに換えて利用することもできるため、よく飛行機を使って旅行に行く方にはおすすめです。
東急カードのキャンペーン情報
東急カードの入会前に確認しておきたいキャンペーン情報は次の通りです。
- 入会・利用で最大8,500ポイントと2,000マイルをプレゼント
東急カードでは現在新規入会で1,000ポイント、1回5,000円以上の東急線PASMO定期券購入で1,000ポイント、3,000円以上のPASMOオートチャージで500ポイント、5万円(税込)以上のカード利用で2,000ポイント、15万円(税込)以上のカード利用で+4,000ポイントもらえるキャンペーンを実施中です。
また、日本航空主催のキャンペーンとしてJALグループ便に搭乗すれば2,000マイルがもらえます。同じく日本航空主催のキャンペーンとして、歩くだけでマイルを獲得できたり、スポーツクラブの優待が受けられたりするプログラム「JAL Wellness & Travel」を最大3ヶ月間無料体験できるので、興味がある方はこの機会に申し込みしてみましょう。
なお、新規入会特典の1,000ポイント以外はすべてWeb上でキャンペーンへのエントリーが必要なので、注意しましょう。
※本記事に掲載されているキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。
東急カードをおすすめできる方|他券種と比較
東急カードはどんな方におすすめなのか、特徴を他券種と比較して紹介します。今回は鉄道系クレジットカードの中でも、特に人気の高い「ビュー・スイカカード」や「ソラチカカード」を比較対象に選出しました。
3券種はどれも鉄道やバスの乗車でポイントが貯まるカードですが、ポイントが貯まる路線が異なります。東急カードは東急線、ビュー・スイカカードはJR東日本、ソラチカカードは東京メトロや京王電鉄といった私鉄各社の利用でポイントが貯まるのが特徴です。
東急カードと同じくPASMOが利用可能なのがソラチカカードです。ソラチカカードは航空機と地下鉄に強く、航空機によく乗る方やマイルを貯めたい方に向いています。一方、ビュー・スイカカードはJRやJR駅構内にある店舗で買い物したい場合に効率よくポイントが貯まります。
3券種では旅行保険も注目したい部分です。東急カードは利用付帯ながら、国内・海外同額が補償されます。ビュー・スイカカードは海外であれば500万円の自動付帯が利用可能です。国内は利用付帯になりますが、その分補償額は1,000万円と、海外の2倍の補償額になっています。
ソラチカカードは旅行傷害保険に関しては海外のみですが、国内では航空傷害保険が付帯しているのが特徴的です。また、海外でのショッピング保険や航空機遅延保険など、保険の種類に関しては3券種の中でも一番豊富に揃っています。
ポイント還元率を比較
ポイント還元率を比較すると、3券種の中では東急カードが1.0%と、ビュー・スイカカードやソラチカカードの2倍の還元率が設定されています。そのため、提携店舗以外での利用に関しては東急カードがもっともポイントを貯めやすいでしょう。
ただし、ビュー・スイカカードはSuicaへのオートチャージでポイント3倍になるため実質1.5%の還元率で利用でき、ソラチカカードの場合は一般ランクなら平日の乗車で1回あたり5ポイント、土日祝日なら15ポイントが獲得できます。
このように提携グループでの利用はどのカードも還元率が突出しているので、使用頻度が一番高い路線に合ったものを選ぶのがおすすめです。
東急カードをおすすめできるユーザーの特徴
上記の結果から、東急カードは以下のような方におすすめです。下記のチャート図を参考に、自分にぴったりの1枚を見つけてください。
特徴その1:東急線を利用する
東急カードは名前の通り東急グループに特化しているので、東急線を頻繁に利用する方におすすめです。
「電車とバスで貯まるTOKYU POINT」に登録すれば、PASMO定期券の購入時に最大3%ポイントが還元されます。また、オートチャージサービスやノッテチャージサービスでも最大1%のTOKYU POINTが貯まります。
特徴その2:東急グループ加盟店でよくお買い物をする
東急線同様、東急グループでの買い物でもポイントが貯まるため、東急グループをよく利用する方におすすめです。東急グループやTOKYU POINT加盟店では年間お買い上げ額に応じて、3~10%のポイントが還元されます。
また、ポイントカードとしての機能もあるため、クレジットカードでのお支払いだけではなく、カードを提示すれば現金のお支払いでもポイントを貯められます。ポイント加盟店以外でも、クレジットカードを使用することで1%ポイントが還元されます。
特徴その3:旅行でANAグループ、JALグループ航空会社を利用する
JALのマイレージバンク機能付き東急カードなら、JALマイルも貯まります。JALマイルとTOKYU POINTは相互交換できるため、旅行によく行く方はさらにお得です。
どちらかが中途半端に貯まった場合も、相互変換により無駄なくポイントを使用できます。TOKYU POINTからJALマイルへ移行する場合は1:1、JALマイルからTOKYU POINTへ移行する場合は2:1のレートで交換可能です。
また、TOKYU POINTはANAマイルとも交換可能。ANAの提携カード「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO」を選べばANAマイルとTOKYU POINTの二重取りもできます。

東急カードの使い方・お得な活用術
東急カードの使い方について、公式サイトの情報をはじめ実際に利用したユーザーから「どんな点に注目できるか」をまとめました。ユーザーの声のなかには、公式サイトには記載されていないお得な活用術も紹介されていることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
※掲載しているユーザーの声は、編集部独自が調査して収集したものです(2021年8月現在)。最新情報については、公式サイトからご確認ください。
公式サイトの声






ユーザーの声



専門家の声

SNSの声

今回関東に来た主目的、年末で期限の東急カードのポイントをPASMOにチャージ。
東急カードのお申し込み方法と審査基準
東急カードのお申し込み方法と審査基準についてそれぞれ解説します。東急カードは、インターネットお申し込みが可能です。入会申請時は、お持ちのスマホやパソコンから公式サイトにアクセスしてみましょう。
東急カードを申し込む前に準備しておくもの
東急カードは、事前準備として以下のものが必要です。
- 現住所記載の本人確認書類(運転免許所、パスポート、健康保険証、マイナンバーカード、住民票の写しまたは印鑑登録証明書)
- 現住所が確認できる公共領収書のコピー
- 引き落とし口座の預貯金口座番号
- 金融機関へのお届け印
東急カードの申し込みでは公的書類を用いた本人確認が行われます。オンライン、郵送による申し込みには、2種類の公的書類のコピーが必要です。
現住所記載の本人確認書類(運転免許証または運転経歴証明書、パスポート、健康保険証、マイナンバーカード、住民票の写しまたは印鑑登録証明書)のコピーうち2つか、現住所記載の本人確認書類1つと現住所が確認できる公共領収書(公共料金の領収証書、社会保険料の領収証書、国税または地方税の領収証書または納税証明書)のコピー1つを提出しなくてはいけません。
現住所記載の本人確認書類がない場合は、旧住所記載の本人確認書類1つと現住所記載の公共領収書のコピー2つが必要です。現住所記載の本人確認書類をコピーする際には、住所記載欄と顔写真がどちらも映るように、保険証やパスポートは裏面のコピーも忘れないようにしましょう。記載の項目に漏れのないように、A4コピー用紙の中央に書類全体が収まるよう鮮明にコピーしてください。
東急カードのカード発行までの流れ
- 公式サイトから申し込みたいカードを選ぶ
- 申し込みフォームに必要事項を入力して送信
- 審査開始
- 審査に合格すればカード発行・発送
東急カードは一般ランクの場合、PASMOとクレジットカード機能が別々になった「TOKYU CARD ClubQ JMB」と、PASMO機能が一体になった「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」の2種類があります。また、それぞれ東急ホテルで宿泊割引やチェックアウトタイム延長サービスなどが受けられる「コンフォートメンバーズ」の機能に関してある・なしを選べます。
JALマイルやANAマイルをメインにしたい場合は、提携カードの「JALカード TOKYU POINT ClubQ」と「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO」も選択可能です。このため、合計6種類のクレジットカードの中から選択する方式になります。
特にPASMO一体型は1枚で済む一方、万一紛失した際にクレジットカードとPASMO両方を失うリスクがあるため慎重に検討しましょう。
申し込むカードを決定したら、表示される入力フォームにしたがって入力していきます。Yahoo!IDを所持している場合、ログインすると住所や氏名などYahoo!で登録している情報をそのまま流用できるため、入力時間を短縮できます。
また、できるだけ早くカードを受け取りたい場合、支払い口座はオンラインで設定しましょう。オンラインで口座設定した場合最短10日で発行できます。オンラインではなく、郵送で口座を登録する場合は3~4週間が目安です。
東急カードの審査基準
- 18歳以上の方(学生可、高校生不可)※未成年の学生は親権者の同意が必要
- 本人または配偶者に安定継続収入のある方
一般的に、クレジットカードの審査でもっとも重視されるのが返済能力です。クレジットカードを発行する会社は収入の安定性、過去の取引、現在の取引状況で個人の返済能力を判断しています。まず審査される情報は職業や勤務年数、年収などの収入の安定性です。高収入でも勤務年数が短かかったり、完全歩合制だと審査に通りにくくなることもあります。
しかし、東急カードの場合、条件に正社員であることは記載されていないため、パートやアルバイトで収入が少なくても継続した収入があれば申し込みは可能です。また、東急カードは専業主婦の方も多く所持していることから、配偶者に十分な収入があれば無職でも問題ないと考えられます。
審査では過去に延滞履歴がないか、過去に借金を踏み倒していないかなど過去数年の取引状況がチェックされます。クレジットカードだけでなく、奨学金や携帯電話料金の延滞や滞納も影響するので気をつけましょう。
その上、現在の取引状況にも注意が必要です。お金の借入状況は金融機関で共有されています。そのため、他社での借入金額が多いほどカードの審査に通りにくくなります。また、短い期間中に多くのクレジットカードに申し込みをしている場合、審査に通りにくくなる傾向があります。申込時に、該当する部分がないか確認しましょう。
東急カードに関するよくある質問
- すでに持っているPASMO定期券を移行できる? 残念ながら、「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」を申し込んだ場合すでにあるPASMO定期券の機能を上書き(載せかえ)はできません。まず手持ちの定期券を有効期限まで使用した後、あらためて新しくPASMO定期券を購入する際、一体型クレジットカードの方で定期券を作成しましょう。
- 東急カードを受け取ったら必要な手続きは? カードが届いたらまずは署名をしましょう。それから、ポイントやマイルを貯めるために公式サイトを通じてTOKYU POINT CARD会員への登録やJALマイレージバンクなどへの登録を済ませましょう。これらの登録をしないと、ポイントやマイルを貯めたり使ったりできません。東急カードアプリやご利用代金Web明細サービスへの登録もしておくのがおすすめです。また、必須ではありませんが「TOKYU ROYAL CLUB」への登録もしておくと、さらにラグジュアリーな特典を受けられます。
- 明細書は紙でも発行できる? 東急カードは標準で紙での明細発行になりますが、毎月発行のたびに99円(税込)がかかります。「ご利用代金Web明細サービス」に登録すると、Web上で簡単に明細を確認できるほか、紙での発行も行われなくなるためお得です。なお、このサービスに登録しないと東急グループ以外での1%還元が受けられないため、実質登録は必須といってよいでしょう。
東急カードの口コミ・評判のまとめ
いかがだったでしょうか。
この記事では、東急カードの口コミ・評判を紹介しました。とくに、はじめてクレジットカードを作る方は、自分にぴったりなものが見つかるよう慎重に選ぶようにしてくださいね。 では、最後に東急カードのおさらいをしておきます。
- 東急線の利用で簡単に貯まる
- 東急グループ加盟店の利用で最大10%のポイント還元
- JALマイルやANAマイルも貯められる
もし東急カードを魅力に感じたなら、ぜひこの機会にお申し込みを検討してみてください。
- 入会・利用で最大8,500ポイントと2,000マイルをプレゼント
※本記事に掲載されているキャンペーンは予告なく終了する場合がございます。詳しくは公式サイトをご確認ください。

※この記事は2023年2月13日に調査・ライティングをした記事です。
※本記事の価格はすべて税込価格で表記しております。