Mac「写真」アプリの元データ保存場所の表示方法と注意点を解説！

今回は、Macの写真アプリの元データの保存場所についてレビューします。Macの写真アプリで管理されている写真は、アプリ上では閲覧・書き出しを行えますが、実際の保存場所を知っている人は少ないはずです。Macの写真アプリで管理されている写真は特殊な管理方式を取っているので、通常のMacの操作では保存場所を確認できないようになっています。

以下、Macの写真アプリの元データの保存場所と、取り扱いに関する注意点を解説します。

Macの写真アプリで管理されている写真のオリジナルフォルダの場所は、「フォトライブラリ」というフォルダ内に保存されています。ただし、写真データの破損を防ぐためにこの「フォトライブラリ」フォルダは、単純にクリックしただけでは開きません。

「フォトライブラリ」フォルダは、「ユーザーフォルダ」にある「ピクチャ」フォルダ内に保存されています。「フォトライブラリ」フォルダを表示するには、Macのファイラー「Finder」を使います。

次に、Macの写真アプリの元データの表示方法を解説します。

Macの写真アプリの元データを表示するには、まず、Macの画面下のDock（ツールバー）内の「Finder」アイコンをクリックして立ち上げます。

「Finder」を立ち上げたら、ウインドウ左側のメニュー項目で「ユーザーフォルダ」を選び、「ピクチャ」→「アプリ」→「写真Library」まで進みます。

「写真Library」にカーソルを合わせて右クリックし、表示されたメニューで「パッケージの写真を表示」を選択します。

「写真ライブラリ」内のデータが表示されます。データ内の「Masters」フォルダがMacの写真アプリの元データです。「Masters」フォルダをクリックすると年ごとのフォルダが表示され、さらにそのフォルダを展開すると月フォルダ、日フォルダが保存されています。日フォルダを開くとその日に撮影した写真ファイルが表示されます。

次に、Macの写真アプリの元データを参照・コピーする時の注意点について解説します。

上記の方法で「Finder」を通して写真アプリの元データを参照した際、「フォトライブラリ」内のデータ内容を手動で変更しないように注意しましょう。写真データの取り扱いは、基本的に閲覧するもしくはコピーするだけにとどめ、削除したり切り取ったりしないように気を付けましょう。

できれば、写真データの閲覧・書き出しは写真アプリを使って行い、写真アプリの元データに関してはいざというときのために保存場所を把握しておくというやり方が無難です。

Macの写真アプリの元データは注意して参照・コピーしましょう。Macの「写真」アプリの元データは、破損を防ぐため、特殊な管理方式をとっています。そのため、通常操作では表示されませんが、前述の手順に従って表示した場合は、データ管理の不具合を引き起こさないようにデータの変更を行わないように注意しましょう。

Macの「写真」アプリの元データは、閲覧・コピーは問題ありませんが、削除・切り取りは行ってはいけません。またその他の作業でも、データが破損する恐れがある取り扱い方は避けましょう。

基本的には、写真アプリを使って写真データの閲覧・書き出しを行い、緊急対応の予備知識として写真アプリの元データの保存場所を確認しておくという取り扱いが理想的です。