iTunes音楽のジャケット写真表示方法！アルバムアートワーク(画像)を追加！

あなたのiTunesに登録された音楽をiPhoneで聴くと、アルバムジャケットの写真が表示されるのは、見ていても聴いていても楽しいものです。しかし、そんなかでグレーに音符が記されただけの寂しい曲がときどき見つかることでしょう。これらはiTunes Storeから購入しなかった曲です。

iTunes Storeから購入した曲にはしっかりとアルバムジャケットの写真が表示されるのに、手許のCDなどから登録した曲にはアルバムジャケットの写真がなくて、iPhoneで音楽を聴くときに悲しい思いをするのは、iTunesあるあるです。

そこでiTunes Storeから、あるいは手持ちの画像からアルバムジャケットの写真を追加して、どんな曲にも画像が表示されるようにしましょう。

まずはiTunes Storeからアルバムジャケットの写真を追加する方法です。

iTunesではアルバムジャケットの写真のことを”アルバムアートワーク”とオシャレに呼びます。そこでこの記事でもこれ以下では”アルバムアートワーク”の名称を使います。

あなたがアルバムの中から1曲だけのお気にいりをiTunesに登録した場合、その曲が収録されているアルバムのアートワークをiTunes Storeから追加できます。

まず、iTunesを立ち上げ”ライブラリ”を開き、アルバムのタブを選び、その曲が収められている音符マークのアルバムを選択します。

そこで右クリックをして表示されるコンテキストメニューから”アルバムアートワークを入手”を選びます。

するとiTunesがiTunes Storeにアクセスして、アルバムのアートワークを追加します。

これ以降、あなたの登録した音楽であってもiPhone上でアルバムアートワークが表示されるようになります。

前節では1曲単位でアルバムアートワークを設定しましたが、アルバム単位でまとめてアートワークを追加する方法は同じです。

iTunesを立ち上げ”ライブラリ”を開いたら”アルバム”タブを選択して、アートワークを追加したいアルバムの上で右クリックをして表示されるコンテキストメニューから”アルバムアートワークを入手”を選びます。

これで、アルバムに対して一括でアルバムアートワークが追加されます。

アルバム内のどの音楽を聴いても、iPhoneのミュージックでアルバムのアートワークが表示されます。

先に述べた方法で、無事CDなどから取り込んだ曲やアルバムにアートワークを追加できるようになりました。

しかし、これまで取り込んだ音楽全部にいちいちこの作業を繰り返すのは面倒極まりありません。そこでこの作業をライブラリに全体に施す方法をお教えします。

これまで同様にiTunesの”ライブラリ”で”アルバム”のタブを選択します。

今度はそれぞれのアルバムの上で右クリックするのではなく、メニューバーの”ファイル”から”ライブラリ”を選び、その中から”アルバムアートワークを入手”をクリックします。

するとiTunes Storeにアルバムアートワークがある音楽にジャケット写真が追加されます。

残念ながらマイナーなアルバムはアートワークを拾ってきてもらえません。とはいえ、ひとつひとつのアルバムを右クリックしていくことに比べればはるかに手間が省けます。

最近の曲であれば、まず問題なくアートワークが追加されるでしょうから、iPhoneでのプレイ画面も賑やかになることでしょう。

先の章で記した方法で、iTunesのライブラリに取り込み済みの音楽にアルバムアートワークを追加できるようになりました。しかし、今後もCDなどから音楽を取り込んだあとにいちいち右クリックしてアートワークを当てはめていくのはできれば避けたい作業です。

そこで、iTunesのライブラリに音楽を取り込んだ際に、同時にアルバムアートワークを自動的に登録するように設定します。

Macの場合はメニューバーの”iTunes”から、Windowsの場合は”編集”から、”環境設定”を選びます。

”環境設定”がポップアップしたら”ストア”タブを選択して、”アルバアートワークを自動的にダウンロード”にチェックを入れ、”OK"をクリックしてください。

この設定を済ませれば、これ以降、ライブラリにCDなどから音楽を取り込むと自動的にアルバアートワークが追加されるようになります。ただし、その曲のデータがiTunes Storeにあれば、という前提がつくことを忘れてはいけません。

アートワークが自動的に追加されるのは便利なのですが、iTunes Storeにその曲が存在していなかったり、違う読みで登録されていてアートワークが見つからなかったり、あえてジャケット写真以外を音楽に当てはめたりしたい場合もあります。

そういう場合は手動で画像を追加していきます。

アートワークに登録できるのは、必ずしもスキャナなどで読み込んだジャケットの画像でなければいけないわけではありません。JPEG、PNG、GIF、TIFF、Photoshopファイルなどの画像形式であればどんな画像でもかまいません。

ただし大きな画像はその分iPhoneの容量を使用しますので、800px四方程度にとどめ、TIFFやPhotoshop画像ではなく、圧縮の効くJPEGやPNGを使うことをおすすめします。また画像の内容は自由なのでジャケット写真に捕らわれない使い方もおすすめです。

たとえばゲーム音楽集の曲ごとに全体のCDジャケット写真以外の、ゲームのパッケージ写真やゲーム画面を登録したり、演劇や映画のサントラに、その曲が使われたシーンの画像を当てはめたりするのです。そうすれば、iPhoneで再生すると、そのゲーム画面や曲ごとに変わる劇の名場面を眺めながら音楽を楽しむといった使い方ができます。

手動でアートワークを登録する方法も、ほとんどはiTunes Storeからアルバムアートワークを登録する場合と同じ手順を踏みます。

iTunesを立ち上げ、”ライブラリ”の中から”アルバム”のタブを選択したら、アルバムアートワークを登録したいアルバムを選びます。

これまでと同じく、目指すアルバムの上で右クリックをしますが、ここで”アルバムの情報”を選んでください。

するとアルバムの”詳細”画面が開きますが、そこはスルーして”アートワーク”のタブを選択します。そうすると空白状態の画面が表示されますので、ここにアルバムアートワークに使いたい画像をドラッグ＆ドロップします。

画面の大きさの関係などでドラッグ＆ドロップが難しいようなら、画面左下の”アートワークを追加”をクリックして、求める画像を選んでください。

そうすると、ドラッグ＆ドロップした画像がアートワークとして表示されますので、右下の”OK”ボタンを選択すれば完了です。

これで、あなたのiPhoneで再生すると、あなたの好きな音楽にあなたの好きな画像が表示されるという、天国のような状況が出現することになりました。

これまでの説明で、あなたのiTunesの音楽にはすべてジャケット写真が追加されたことでしょう。

しかし、初めに追加したジャケット写真の解像度が低くてiPhoneで見ると汚く感じてもっと解像度の高い画像に差し替えたくなったり、iTunes Storeの画像に不満を感じて自分用の画像に替えたくなることもあるでしょう。

そんなときには、以下の手順でアルバムアートワークを削除して、望ましい画像に差し替えてください。

まずはこれまで通り、iTunesを立ち上げ、”ライブラリ”を選択し、”アルバム”から望む曲を選びます。

手動でアートワークを追加したときと同様に、右クリックから”曲の情報”を選びます。

すると曲の情報が表示されますので、左上のアートワークをクリックしてアートワークを選択状態にします。周囲に青い枠が付いたのを確認して、”Del”（もしくは”BackSpace”）キーを押します。

するとアートワークが削除され、アートワークが登録されていない状態になりますので、”OK”ボタンをクリックします。

また、”Del”キーを押さずとも、そこに差し替えたい画像をドラッグ＆ドロップするとアートワークが入れ替わりますので、そこで”OK"ボタンを選択すれば新しい画像でアートワークが決定されます。

こうすれば、ジャケット写真に不満があっても、あなたの好きな画像で好きな音楽を聴くことができるようになるのです。

あとはデータをiPhoneに転送して、存分に楽しんでください。

せっかくがんばってアートワークを指定したのに、設定できなかったり表示されなかったりする場合があります。

以下のような場合が考えられますので、確認してみてください。

曲の保存形式が、WAVの場合は単体の曲にはアートワークを設定できません。これはMP3やAACなどが音声データのみならず、タグと呼ばれる情報を一緒に保持しているのに対し、WAVは純粋に音声データのみなためアートワークの情報などを保持できないためです。

iTunesでアートワーク表示を楽しみたいのでしたら、WAVをMP3やAAC、特にAppleロスレスバージョンに変換して利用してください。

 WindowsとMacを併用、もしくはどちらかからどちらかへ移行した場合、iPhone・iPad・iPodを使用開始したパソコンとは違うOSのパソコンにつなぐと、アートワークが表示されなかったり、本来とは異なるアートワークが表示されたりする場合があります。

この場合は、改めて移行先のパソコンで”復元”を行い、音楽・ビデオをすべて入れ直すとこの問題は解決しますので、焦らないで対応してください。

以上、これまでCDやファイルから取り込んだ音楽だから、とアートワークなしでも我慢していた楽曲にも、ジャケット写真に限らずあなたの好きな画像を追加して楽しめることをお伝えしました。

この記事によって、あなたがiPhoneででもパソコンででも、思い思いの画像を追加してよりいっそうiTunesでの音楽を楽しめるようになることをお祈りいたします。