iPhone12はUQモバイルで使える？動作確認状況や機種変更の仕方を紹介！

現在、国内で携帯電話回線を利用している方の約20％が格安SIMを利用しています。格安SIM会社は数多くありますが、その中でもテレビCMやネット広告などでおなじみのUQモバイルには根強いものがあります。

UQモバイルを利用している方や、これから乗り換えを検討中の方の中には、2020年10月に発売されたばかりのiPhone12が使えるか気になっている方がいるようです。この記事では、UQモバイルでのiPhone12の利用方法について詳しく解説します。

まず、iPhone12をUQモバイルのモバイルデータ通信の回線で利用できるか解説します。iPhone12をUQモバイルのモバイルデータ通信回線で利用できます。もちろん、音声通話も問題なく利用できます。

UQモバイルのSIMカードをiPhone12に挿入したときの動作確認も、UQモバイルですでに行われています。UQモバイルの公式ホームページにある動作確認端末一覧には、iPhone12が記載されています。iPhone12には、iPhone12、iPhone12 mini、iPhone12 Pro　iPhone12 Pro Maxの4機種があります。

また大手3大キャリアが販売しているので、SIMロックが設定されていることがあります。SIMフリー版のiPhone12全機種もちろんのこと、SIMロックされている端末であっても、SIMロック解除すれば、全機種UQモバイルでも動作します。

ただし、iPhone12はUQモバイルでは現在のところ販売していません。UQモバイルで販売しているiPhoneは、第2世代のiPhone SEとiPhone7のみです。iPhone12は扱っていません。

現在、iPhone12を販売しているのは、Appleと、携帯電話会社のドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアだけです。UQモバイルでiPhone12を利用したい場合には、Appleもしくは3大キャリアの販売店で購入する必要があります。

UQモバイルで利用するためにiPhone12を購入する方法をお伝えします。

iPhone12を現在販売しているのは、Appleとドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話会社の3大キャリアのみです。iPhone12を利用するためには、この4社のいずれかの販売店で購入しなくてはいけません。

最もおすすめなのが、SIMフリー版を販売しているAppleの販売店で購入することです。SIMフリー版であれば、将来、UQモバイルから他社へ乗り換える時でも、SIMロック解除せずに利用できます。Appleの公式サイトもしくは最寄りのApple Storeで購入しましょう。

3大キャリアの中でもauで購入したiPhone12であれば、SIMロック解除は必要ありません。UQモバイルはauと同じKDDIグループの会社で、auをメインブランド、UQモバイルをサブブランドとして展開しています。

UQモバイルではau回線を使っています。そのために、auのSIMロックがかかっている端末でも、UQモバイルでSIMロック解除せずに利用できます。

ドコモとソフトバンクで購入したiPhone12はSIMロック解除が必要です。また、iPhone12はnano SIMとeSIMのデュアルSIMを設定できます。ドコモもしくはソフトバンクをメイン回線として、UQモバイルをサブ回線にする場合でも、SIMロック解除が必要です。SIMロック解除の方法は、ドコモもしくはソフトバンクに問い合わせて下さい。

iPhone12でUQモバイルのモバイルデータ通信が利用できるように設定する方法を解説します。UQモバイルへの新規申し込み、他社からの乗り換え、UQモバイル内での機種変更のそれぞれの手順について解説します。

新規申し込み、他社からの乗り換え、機種変更のいずれであっても、共通してまず行うべきことは、SIMフリー版もしくはSIMロック解除したiPhone12を用意することです。新規申し込みや他社からの乗り換えの場合には、UQモバイルでの端末の同時購入ではなく、SIMカードのみの申し込みになります。

UQモバイルへ新規申し込みする場合の手順について解説します。

まずはUQモバイルへ新規申し込みに手続きを行います。申し込み前に必要なものを用意しておきましょう。

• メールアドレス
• 免許証などの本人確認書類
• 本人名義のクレジットカード

「ご契約・お申し込み」の「SIMのみ」をクリックします。「VoLTE用マルチSIM」の「お申し込み」へ進みます。

「新規契約」を選択して「料金プラン」「オプション」などを選びます。必要事項を入力して、本人確認書類などのアップロードを手順に従って進めると、UQもバルへの新規申し込みができます。

UQモバイルへの新規申し込みが完了すると、数日でSIMカードが送られてきます。iPhone12の電源を切って、SIMトレイにSIMカードを挿入します。電源を入れると、iPhone12の初期設定が始まります。画面に従って操作して設定していきます。

iPhone12の初期設定が完了してもまだUQモバイルのSIMカードでのモバイルデータ通信には接続できていません。UQモバイルに接続するためには、UQモバイルのプロファイルをインストールする必要があります。

iPhone12をWi-Fiに接続して、上記のリンクへiPhone12からアクセスします。iPhone12のプロファイルのページへアクセスして、表示される手順に従ってプロファイルをダウンロードしてインストールします。

プロファイルのインストールが完了したら、iPhone12でUQモバイルのモバイルデータ通信や音声通話を利用できるようになります。

他社からUQモバイルに乗り換えた上でiPhone12を使い始める場合の手順は次の通りです。

まずは、現在使っている携帯電話会社でMNP予約番号を取得します。利用している携帯電話会社のホームページもしくは電話での申し込みで取得できます。

MNP予約番号を取得したら2日以内にUQモバイルへ申し込みましょう。UQモバイルへ申し込むために必要なものは次の通りです。

• メールアドレス
• 免許証などの本人確認書類
• 本人名義のクレジットカード
• MNP予約番号

必要なものを用意できたら、上記のリンクからUQモバイルの公式ホームページへ入り、「SIMのみ」から「VoLTE用マルチSIM」の「お申し込み」へ進みます。「契約方法」で「のりかえ」を選択して、料金プランやオプションを選びます。その他必要事項を記入して、本人確認書類のアップロードなどを行えば申し込みができます。

UQモバイルへの申し込みができたら、数日で新しいSIMカードが届きます。UQモバイルへモバイルのSIMカードが届いたら、回線の切り替えを行います。UQモバイルへの申し込み完了時に送られてきたメールに初期IDと暗証番号が記載されているので確認します。

上記のリンクから、初期IDとパスワードを使ってUQモバイルのマイページである「my UQ mobile」へログインします。「お申し込み状況一覧」にMNP転入する電話番号と受付番号が記載されています。そちらに「回線切替」のボタンがあるのでクリックします。すると、30分程度で前の携帯電話会社の回線が使えなくなり、UQモバイルの回線が開通します。

回線の切り替えにはしばらく時間がかかるので、その間にiPhone12の初期設定を完了します。iPhone12の電源を切ってSIMカードを入れます。すでに前の携帯電話会社でiPhone12を利用している場合にはUQモバイルのモバイルのSIMカードに差し替えます。

電源を入れるとiPhone12の設定が始まります。すでに使っているiPhone12でも、SIMカードを挿し換えると本人確認のためにApple IDとパスワードの入力を求められます。iPhone12のチュートリアルに従って初期設定を進めていきます。

上記のリンクにiPhone12からWi-Fi回線でアクセスして、iPhone12用のプロファイルをダウンロードしてインストールします。プロファイルのインストールが完了したら、UQモバイルのモバイルデータ通信と音声通話の回線を利用できるようになります。

すでにUQモバイルのモバイルを利用していて、iPhone12へ機種変更する場合の設定方法を解説します。

機種変更する前の古いiPhoneもしくはAndroidスマホの電源を切ってSIMカードを取り出し、iPhone12へ差し替えます。このときにSIMカードのサイズが合っているか確認しましょう。

現在、UQモバイルから提供されているSIMカードは、切り取り方によって、mini、micro、nanoのすべてのサイズに対応できるマルチSIMカードです。また、iPhone12のSIMカードのサイズはnano SIMです。サイズがmini、もしくはmicroの場合には、新しいSIMカードを取り寄せる必要があります。

my UQ mobileもしくはUQモバイルお客様センターで交換の手続きができます。SIMカードの再発行には3,300円の手数料がかかります。

SIMカードのサイズが大丈夫であれば、iPhone12にSIMカードを差し替えます。すると、iPhone12の初期設定が始まります。iPhone12のチュートリアルに従って初期設定を進めていきます。

iPhone12の初期設定が完了したら、iPhone12をWi-Fiに接続します。

ブラウザを開いて上記のリンクへアクセスします。iPhone12向けのUQモバイルモバイルのプロファイルをダウンロードしてiPhone12にインストールすると、iPhone12でUQモバイルの回線を利用できるようになります。

iPhone12をUQモバイルの回線で利用することにはメリットもあれば注意点もあります。どのようなメリットと注意点があるのか解説します。

iPhone12をUQモバイル回線で利用するメリットは次の通りです。

UQモバイルでiPhone12を利用すると、毎月支払う携帯電話料金が格安になります。最も安いデータ容量3GBのくりこしプランSなら税込み月額1628円、データ容量15GBのくりこしプランMなら2,480円、25GBのくりこしプランLなら3,480円で利用できます。前の月に余ったデータ通信量は翌月に繰り越せるのも魅力の一つです。

格安SIMは大手キャリアから回線を借りているので、回線が混み合う時間帯は通信が遅くなる傾向にあります。しかし、UQモバイルはauのサブブランドなので、au回線を優先的に提供してもらえます。格安SIMの中では、通信環境が安定している点は見逃せません。

UQモバイルを利用する上で気をつけたほうが良い注意点には次の2点があります。注意点を頭に入れておかないと、「こんなはずではなかった」ということにもなりかねないので気をつけましょう。

まず気をつけたい点は、UQモバイルをモバイルでは5G通信は利用できないという点です。日本では2020年に5G通信の一般に向けての提供が始まりました。現在、携帯電話会社の中で5Gを提供しているのは、ドコモ、au、ソフトバンクの携帯電話3大キャリアと、格安SIMからの脱却を図りつつある楽天モバイルの4社のみです。

現在のところ、UQモバイルをモバイルは5G通信に対応していません。iPhone12は5G通信に対応した点が注目されていますが、UQモバイルのSIMカードを挿入した場合、5G通信は利用できません。au回線の5G対応エリアでも、UQモバイルでは4G通信となる点は理解しておきましょう。

MNP予約番号の有効期限は15日間です。有効期限内に新しい携帯電話会社にMNP転出での申し込みを行わない場合には、MNP予約番号は無効になります。

前の携帯電話会社でMNP転出の手続きを行ってから、15日以内にUQモバイルの申し込みを行えばいいと考えているのなら、それは違うので注意しましょう。UQモバイルでMNP転入での新規申し込みができる条件が、MNP予約番号の有効期限が13日以上あることです。

ということは、前の携帯電話会社からMNP予約番号を取得してから2日以内にUQモバイルの申し込みを行わないと、MNP転出でのUQモバイルへの乗り換えはできません。

MNP予約番号の有効期限は15日間あるからと考えずに、MNP予約番号を取得したらUQモバイルはすぐに手続きを行う必要があることに注意しましょう。

なお、MNP予約番号は15日たてば無効となります。無効になったあとでまた再度手続きを行えば新規に発行してもらえます。

この記事では、UQモバイルではiPhone12を利用できるのか、iPhone12にUQモバイルでモバイルを設定するにはどうしたら良いのか解説してきました。iPhone12の大きな売りである5G通信がUQモバイルでは利用できない点は少し残念ですが、そもそもまだ日本では5Gの環境が整っていません。

まだまだ5Gを満足に使えない現状と、いずれはUQモバイルをはじめとする格安SIMにも5Gの提供が始まることを考えると、現状はまだまだ通信料が安いUQモバイルで十分でしょう。自分でiPhone12を用意しなければいけない手間はありますが、携帯電話料金を節約したい方にはUQモバイルでiPhone12はおすすめです。