auのiPhoneの留守電設定方法!留守番電話サービスは無料で使えない?

iPhoneではFaceTimeでの通話機能は進歩しているのに、電話や留守電機能は退化している嫌いがあります。にもかかわらず、auではiPhoneでの留守電は有料対応なのが現状です。そんなiPhoneのauでの留守電設定方法と無料での利用方法をお教えします。

auのiPhoneの留守電設定方法!留守番電話サービスは無料で使えない?のイメージ

目次

  1. 1iPhoneの留守電をauで使うには?
  2. auではiPhone 4Sまでは無料で利用できた
  3. 現在主流の4G携帯では有料サービスの申し込みが必要
  4. 2iPhoneの留守電をauで申し込む方法
  5. まずは使っているiPhoneのシリーズを確認しよう
  6. 留守電サービスの申し込み
  7. 留守電の設定手順
  8. 3iPhoneの留守電をauで無料で使う方法は?
  9. 複数のサービスを組み合わせて伝言メモのように使う
  10. 4iPhoneをauで使う場合の留守電は自分に合ったものを使おう

iPhoneの留守電をauで使うには?

iPhoneで通話する女性

iPhoneに掛かってきた電話に出られない場合には、留守電に録音してもらうのが普通です。しかし、残念ながらiPhoneには、かつてのガラケーのような本体での留守電=伝言メモ機能はありません。そのため、キャリア側で留守電に記録してもらい、それをiPhoneから改めてキャリア側に電話して留守電に残されたメッセージを確認する必要があります。

この際、留守電への対応はキャリアによって異なり、2019年5月現在、auでは現行のiPhoneでの留守電機能は有料対応となっています。

auではiPhone 4Sまでは無料で利用できた

iPhone 4S

auでは、通信方式が3GだったiPhone 4Sまでは無料の「お留守番サービス」が自動で利用可能です。3分までの留守電を20件まで、48時間保持するという、オーソドックスな留守電サービスですが、7年半前に発表されたiPhone 4Sを元号が改まった現時点まで使い続けている方はあまり多くはないのが現状です。

現在主流の4G携帯では有料サービスの申し込みが必要

それに対し、iPhone 5以降の4G方式のiPhoneでは有料サービスの「お留守番サービスEX」もしくはこのサービスを含む「電話きほんパック」「電話きほんパック(V)」を申し込まなければなりません。「EX」を名乗るだけあって、20件→99件、48時間→1週間と機能は拡張されていますが、申し込みが必要かつ有料というのはマイナスポイントです。

iPhoneの留守電をauで申し込む方法

auブース

それでは実際にauでiPhoneの留守電を設定する方法をお教えします。

まずは使っているiPhoneのシリーズを確認しよう

auでは、先に3G方式と4G方式で対応が異なることをお伝えしましたが、実は4G方式の中でも音声通話をデジタルで行うVoLTEに対応しているか否かで通信方式が分かれます。
 

  • 非VoLTE専用…………………iPhone 5、iPhone 5S、iPhone 5C
  • VoLTE・非VoLTE両対応……iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6S、iPhone 6S Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE
  • VoLTE専用……………………iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhoneXR

このうち、非VoLTEのiPhoneでは月額300円の「お留守番サービスEX」もしくはやはり月額300円で「お留守番サービスEX」のほかに「待ちうた」「三者通話サービス」「迷惑電話撃退サービス」も利用できる「電話きほんパック」が利用できます

auの電話きほんパック

出典: https://www.au.com/mobile/service/denwa-kihon/

同様にVoLTEのiPhoneであれば月額300円の「お留守番サービスEX」もしくは月額400円で「お留守番サービスEX」のほかに「割込通話」「待ちうた」「三者通話サービス」「迷惑電話撃退サービス」も利用できる「電話きほんパック(V)」が利用できます

auの電話きほんパック(V)

出典: https://www.au.com/mobile/service/denwa-kihon-v/

留守電サービスの申し込み

続いて、iPhoneの上記サービスの利用をauに申し込みます。申し込み方法には以下の3つがあります。
 

  1. Webでの申し込み…………My auを使っての申し込み
  2. 電話での申し込み…………KDDIお客さまセンターの「ご契約内容の確認・変更」0077-7023へ連絡
  3. auショップでの申し込み…最寄りのauショップへ出向いて申し込み

このうち、1のWebでの申し込みは、まず以下のリンク先にアクセスして、au IDでログインします。

My auのオプションサービス変更
My auログイン画面

そして留守電サービスを設定するiPhoneを選択すると、「オプションサービス変更」画面が表示されます。そこで、「電話きほんパック」か「電話きほんパック(V)」あるいは「お留守番サービスEX」の項目で「追加する」を選択して、画面の一番下にある「同意して次に進む」を選びます

My au留守電サービス申し込み

続く確認画面で「次へ」を選ぶと、再度確認画面に変更される結果が表示されますので、内容を確認した上で「この内容で申し込む」を選択します。これで、WebからのMy au経由での留守電サービスの申し込みは完了します。

なお、先にも記したようにiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6S、iPhone 6S Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SEは、VoLTEの使用と非使用を選択できます。これを選択、もしくは確認するには、まずiPhoneで「設定」を立ち上げ「モバイルデータ通信」から「通信のオプション」をタップします。

VoLTEの設定01

その上で「4Gをオンにする」を選ぶと、VoLTE使用の「音声通話とデータ」か、VoLTE非使用の「データ通信のみ」を選択できます

VoLTEの設定02

このiPhone上での選択結果に合わせて「電話きほんパック」と「電話きほんパック(V)」を使い分けてください。

留守電の設定手順

auの留守電サービスは、iPhoneから1417に電話することで伝言が再生されます。また141への電話で総合案内が始まりますので、最低限141さえ覚えておけば、auの留守電サービスを一通り受けられます

非VoLTEの場合

  • 留守電サービス起動(無応答時と話し中時)……1411
  • 留守電サービス起動(無応答時のみ)……………1413
  • 留守電サービス停止…………………………………1410
  • 呼び出し時間変更(5〜55秒)……………………1418xx(xxは設定する秒数。初期設定は24秒)

1411で設定すると、呼び出しに出られなかった時と話し中だった時に、掛かってきた電話が留守電に転送されますが、1413の場合は話し中の際には留守電へは転送されません。

iPhoneの留守電画面

VoLTEの場合

  • 留守電サービス起動(無応答時と話し中時)……1411
  • 留守電サービス起動(常時)………………………1412
  • 留守電サービス停止…………………………………1420
  • 呼び出し時間変更(5〜55秒)……………………1418xx(xxは設定する秒数。初期設定は24秒)

1411で設定すると、呼び出しに出られなかった時と話し中だった時に、掛かってきた電話が留守電に転送されますが、1412の場合はすべての掛かってきた電話が留守電へ転送されます。

iPhoneの留守電をauで無料で使う方法は?

紙幣

auの留守電機能は、上記のように簡単で便利ですが、月々の使用料が必要な上に留守電を確認するためにいちいち電話をかける必要があります。最近はauのカケホやスーパーカケホを利用している人も少なくないので、留守電を確認するたびに電話代がかさむという心配も減りましたが、これらを利用していないユーザーも少なくありません。

そこで、auの留守電サービスを使わずに、iPhoneを使って無料で伝言メモ機能を利用する方法をお教えします

複数のサービスを組み合わせて伝言メモのように使う

留守番電話

この伝言メモ機能は無料で利用できますが、auの提供する留守電サービスよりは少々面倒な手順を踏みます。大ざっぱに説明すると、
 

  1. 出られなかった電話をauの「着信転送サービス」を利用して、留守電機能アリのIP電話サービスへ転送する
  2. IP電話サービスで留守電を受けさせる
  3. IP電話サービスからの連絡を受けて留守電を確認する

という手順です。IP電話サービスには色々な種類がありますが、今回はFUSION IP-Phone提供による月額無料のIP電話アプリ・SMARTalk(スマートーク)を利用して伝言メモ機能を実現します。

IP電話サービスのアカウントを作成する

留守番電話

まず、FUSION IP-Phoneにアカウントを作成します。この際、クレジットカードか楽天銀行・スルガ銀行のデビッドカードが必要です。これらを用意したら、以下のリンク先にアクセスします。

スマホの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART

そして、「メニュー」→「MYページログイン」→「新規申込」と進みます

IP電話アカウント作成01

その後、メールアドレスを入力して仮登録し、届いた「SMARTalk仮登録のお知らせ」というメールに記載されているURLアドレスから本登録を行います。本登録では、
 

  1. 各種条件に同意
  2. iPhoneの電話番号を認証
  3. 住所・氏名の個人情報の入力
  4. クレジットカード、もしくは楽天銀行・スルガ銀行のデビッドカードの情報入力

を行い、問題がなければ「登録完了」を選びます。これで、会員登録は終了です。

IP電話サービスの設定をする

FUSION IP-Phoneのアカウントが作成できたら、今度はそのアカウントで改めて先のアドレスにアクセスして、作成したアカウントでログインします。

IP電話ログイン画面

そして画面下の「アカウント」を選択して、「SIPアカウント」と「SIPアカウントパスワード」を確認しメモしておきます。さらに画面をスクロールして、050で始まる「IP電話番号」も記録します。

IP電話アカウント情報画面

続いて画面下の「各種設定」を選択し、「着信転送・留守番電話設定」をタップします。

IP電話留守電設定01

画面が切り替わったら「留守番電話を利用する」を選択し、「メール通知」のなかから「メール通知あり(データ添付なし)」か「メール通知あり(データ添付あり)」を選び「設定を変更する」をタップします。

IP電話留守電設定02

これで、IP電話の側での留守番電話機能が設定できました。なお、今回の伝言メモを無料で使うやり方では不要ですが、iPhoneでIP電話を利用できるように、以下のリンク先からSMARTalkをインストールしておくことをおすすめします。なお、SMARTalkを使うには、先にメモした「SIPアカウント」と「SIPアカウントパスワード」が必要です。

‎「SMARTalk -スマホの通話料をトコトン安くする-」をApp Storeで

au側サービスの設定をする

最後にiPhoneからauの転送サービスを設定します。こちらは非常に簡単で、iPhoneの電話のキーパッドから「1422+IP電話番号」を入力するだけです。

auの転送サービス設定

すると音声でIP電話番号が復唱され、転送機能が設定されます。以上で、伝言メモ機能が無料で設定できました。

iPhoneをauで使う場合の留守電は自分に合ったものを使おう

iPhoneを利用する女性

以上、auのiPhoneで留守電・伝言メモを使う場合のやり方を説明しました。auの留守番電話サービスは有料ですし、毎回キャリア側に電話して留守番電話を確認する必要がありますが、設定は簡単ですし、これまでの留守電のやり方をそのまま使えます。

一方、auの転送サービスとIP電話の留守電機能を組み合わせた方は、設定に手間がかかるものの、無料で利用できる上に留守録された音声をそのままメールで受け取ることもできます。
どちらも一長一短なので、あなたの使い方に合ったやり方を選んでください。

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この記事のライター
julyten
PDAの頃から携帯機器やPC関係を扱ってきた旧きプロレス愛好家。