インスタグラムのいいねで表示されるアカウントの順番は関心度が関係？

SNSでよく使われる機能に、投稿に「いいね」を付けるという機能があります。この機能はSNS全般に見られる共通機能で、TwitterやFacebookにも装備されています。インスタグラムにもこの「いいね」機能が装備されており、投稿画像の下に表示されている「ハートアイコン」をタップすることで自分のお気に入りの投稿に「いいね」を付けられます。

インスタグラムの自分の投稿に「いいね」がたくさんついていると、うれしくなってどんな人が評価してくれているのか気になり、「いいね」のリンクをタップすると思います。「いいね」のリンクをタップすると、「いいね」をつけてくれた閲覧者のアカウント名が表示されるからです。

リンクをタップすると「いいね」をくれた閲覧者はもちろん確認できるのですが、表示されている順番がいまいち腑に落ちません。この順番は何か意味があるのかと勘ぐってみてもはっきりとした答えが見つからないのではないでしょうか？どうも、「いいね」をタップしてくれた順番ではなさそうです。

今回は、インスタグラムの「いいね」の表示に関するそうした順番の意味や順番の基になるファクターについて解説します。

インスタグラムの「いいね」を付けた閲覧者の表示順番が意味するところは、「いいね」を押してくれた順番でもユーザー名のアルファベット順でもありません。

ただ、この「いいね」の閲覧者の表示順番の由来に関しては、インスタグラムの管理側で公的な説明はなされていません。「いいね」の閲覧者の表示順番の基になるアルゴリズムが不明なため、その表示順番の由来に関してはユーザー側で考察するしかないようです。

現在のインスタグラムのユーザー側の総評としては、インスタグラムの「いいね」の閲覧者の表示順番は、インスタグラムの管理側がユーザーの関心と合いそうな閲覧者を分析して、関心度が高いと思われる閲覧者を順番に並べていると考えられています。

はっきりとしたアルゴリズムが明かされていないので断定はできませんが、客観的に判断すると、過去の自分の投稿・検索・いいねの内容から総合的に判断されているようです。

そもそもインスタグラムの「いいね」とは、自分の投稿に好意を持ってくれた人が、自分のポジティブな意思表示として「ポジティブ票」を1票入れてくれるという意味合いのものです。ただ「いいね」は投稿者が自分の投稿の評価として参考にするだけでなく、別の閲覧者が投稿を見たときにその投稿の注目度を測る目安にもなります。

また、「いいね」は投稿の評価という意味だけでなく、閲覧者が「お気に入りの投稿を見つけた」というれしい気持ちを表現する一種のエンターテイメント機能ともいえるかもしれません。

「いいね」機能の気が利いているところは、投稿を閲覧して感動したとしても、わざわざ感動のコメントまで書く気にならないという状況があった場合、コメントを書き込まなくてもタップ1つで気軽に自分の意思表示ができるという点です。「いいね」をタップすることで自分の気持ちも解放されるのでお気軽に投稿閲覧を楽しめます。

自分の投稿にポジティブな意思表示をされた側もコメントで好意を示されるとお礼のコメントを返信しなくてはいけないと考えてしまいますが、「いいね」が付いているだけであれば軽い気持ちで喜んでもらえていると受け止められます。

また、「いいね」にはもう1つの意味・機能があります。それは、気に入った投稿を収集するという意味・機能です。「いいね」をつけた投稿は自分の「お気に入りリスト」に追加されるので、後で「いいね」を付けた投稿を見返せます。一度「いいね」を付けておけばその投稿は何度も閲覧して楽しめるようになります。

そうした点を考察すると、SNSというお気軽にコミュニケーションを楽しむ環境では、「いいね」機能は理にかなった機能と言えます。

ちなみに、自分が「いいね」した投稿を後から確認するには、画面右上の「三マーク」→「歯車マーク」→「アカウント」→「いいね！した投稿」から確認できます。

インスタグラムで自分のお気に入りの投稿に「いいね」を付けたいときは、通常、投稿画像の下に表示されている「ハートアイコン」をタップしますが、この方法以外にも「いいね」を付ける方法があります。

意外に知られていない方法ですが、投稿画面をダブルタップするとハートアイコンが表示されて「いいね」をつけられます。この方法もお手軽操作でできるので、慣れるとこの方法の方が感覚的に使いこなせるかもしれません。

インスタグラムで「いいね」を一度付けると、取り消しできないと思い込んでいる人もいるようですが、そんなことはありません。インスタグラムで一度付けた「いいね」を取り消すには投稿のハートアイコンをもう一度タップします。

「いいね」を付けると白いハートアイコンが赤くなりますが、もう一度タップして「いいね」を解除すると白いハートアイコンに戻ります。

また、「いいね」を付けると投稿元の「アクティビティ」に「いいね」が付いたという通知が届きますが、「いいね」を取り消したときは「取り消した」という通知が届くのではなく、「いいね」が付いたという通知が消去されるようになっています。そうしたシステムなので「いいね」を取り消す場合は投稿元に余計な気遣いをしなくて済みます。

インスタグラムの「いいね」の順番は関心度が関与しているようですが、「関心度」と一言で言われても抽象的で、説明されている側は実際に何を指しているのかはっきりしないのではないでしょうか？

インスタグラムの関心度を割り出すアルゴリズムは公表されていませんが、自分の投稿に「いいね」してくれる相手と自分が閲覧しているジャンルの共通点を割り出して、関心度を判断しているようです。

具体的には、自分の投稿を見る回数が多い・お互いの投稿の傾向が似ている・お互いの閲覧するジャンルが近いなどの要因が推測されます。

実際に検証してみると、やはり自分の投稿内容と同じジャンルの投稿が目立つアカウント・自分が良く閲覧しているアカウントが上位に配列されやすいようです。

「いいね」の表示の順番は自分のインスタグラム上のアクション（投稿・閲覧・いいねなど）からから割り出される自分の関心度を基に配列されています。自分の関心度に近いユーザー（自分の好きなジャンルや好みと関係が深いユーザー）が上位に表示されます。

自分の投稿に「いいね」が付いているか確認するときに、投稿の下を見ると「いいね」の件数が表示されています。ただ、この表示の仕方に2つのパターンがあることに気づいていますか？1つは単純に「いいね！●件」という表示の仕方ですが、もう1つ「（閲覧したアカウント名）、他●名がいいね！しました」という表示の仕方があります。

閲覧したアカウント名が表示されている場合は、この閲覧者が他の投稿でも「いいね」を付けていて、その投稿がユーザーにとっても関心度が高いので、その投稿へ誘導しようという意図があるようです。ここでも関心度のファクターが活用されています。

インスタグラムのタイムライン・フィードとは、画面左下の「ホームアイコン」をタップすると切り替わるホーム画面で表示されている投稿一覧のことです。タイムライン・フィードでは自分がフォローしているユーザーの投稿などを一覧で表示しています。

このタイムライン・フィードの投稿表示の順番は、以前は時間軸に沿って並べられていましたが、2016年以降、関心度順に並べられるようにルールが変更されています。逆に時間軸に沿った順序で表示することはできなくなっています。

つまり、30分前にアップされた投稿よりも1時間前にアップされた投稿の方がユーザーの関心度が高いとインスタグラムが判断した場合は1時間前の投稿が上位に表示されるようになります。

では「ストーリー」の表示順番も関心度順に変更されているのでしょうか？「ストーリー」とは本投稿とは別に投稿できる機能で、「ストーリー」で投稿すると24時間で投稿が消去されるので、投稿を長く残さずに気軽に投稿ができるという機能です。「ストーリー」の投稿はホーム画面の上方に丸いアイコンで表示されます。

この「ストーリー」に関しては、表示順番のルールに変更はなく、時間軸に沿って表示されています。

インスタグラムの「いいね」の順番は時間とともに変わるのかという疑問があります。

結論として、時間が経ってもインスタグラムを利用せず放置したままでは、「いいね」の順番が変わることはありません。インスタグラムで新たに投稿する・閲覧することがなければ「いいね」の関心度のファクターが変更することはありません。

インスタグラムの「いいね」の順番とアカウントとの関係について解説します。

インスタグラムは1人のユーザーが複数のアカウントを持つことができす。ここで、この「いいね」の順番について疑問がわくのが、関心度が「いいね」の順番を決めているのであればアカウントごとに関心度が分析されているのか、という点です。

アカウントごとにそれぞれ投稿するジャンルや閲覧するジャンルが違うので、アカウントごとに関心度を分析しているのであれば、アカウントそれぞれで違う関心度が分析され、例えば同じ閲覧者が自分の別のアカウントに「いいね」を残したらそのアカウントごとに「いいね」をつけた閲覧者の順番が変わってくるはずです。

この点に関しては、現実にはどのアカウントでも関心度の分析は同じになるようです。その理由は次章で説明します。

インスタグラムの「いいね」に影響する関心度はアカウントごとではなく、端末ごとに分析されているようです。次に、インスタグラムの「いいね」の順番と端末との関係について解説します。

インスタグラムの「いいね」の表示順番はアカウントを切り替えても変わりません。その理由は「いいね」の表示順番のファクターになる関心度の分析は、端末ごとに統計を取っているためです。

この見解はある検証を行うと確認できます。その検証とは同じアカウントの「いいね」の表示順番を別の複数の端末を使って確認するというものです。別の端末で確認すると同じアカウントであるのもかかわらず「いいね」の表示順番に整合性が見られません。それぞれの端末で独自の表示順番になります。

また、同じ端末を使って複数のアカウントで同じ投稿を行った場合、アカウントごとに関心度を分析しているのであればアカウントごとの「いいね」の表示順番が異なるはずですが、実際検証してみると同じ投稿はどのアカウントの表示を見ても「いいね」の表示順番が同じになるようです。

この結果から「いいね」の表示順番のファクターになる関心度の分析は、端末ごとに統計を取っていると考えられます。

インスタグラムの「いいね」の順番のファクターになる関心度は、自分の端末ごとの関心度と考えて良いようです。端末つまりアカウントごとではなくインスタグラムのアプリ全体の総計として関心度が測られています。

インスタグラム「いいね」の表示順番に注目しましょう。インスタグラム「いいね」の表示順番に意味があります。インスタグラム「いいね」の表示順番を決めるアルゴリズムは時を追うごとに変化しています。現在はユーザーの「関心度」がインスタグラム「いいね」の表示順番を決めるファクターです。

「関心度」はユーザーのインスタグラム上のアクション（投稿・閲覧・いいね）を基に割り出した好きジャンルや好みから分析しています。インスタグラム「いいね」の表示順番はそうして分析されたユーザーの「関心度」により近い閲覧者を上位に配列するように整理されています。

また、インスタグラム「いいね」の表示順番を決める「関心度」の分析はアカウントごとに行われるわけではありません。端末ごと、つまりインスタグラムのアプリ全体の総計でユーザーの「関心度」は測られるので、どのアカウントに付けられる「いいね」の表示順番も同じ「関心度」をファクターにして決定しています。