インスタ蝿の意味とは？うざいと言われる理由や迷惑な行動の特徴を解説！

「インスタ蝿」という言葉の意味を知っていますか？なんとなく文字面の意味から「うざい」イメージを想像できそうですが、はっきりとその意味とそう呼ばれる理由を言い当てられる人は意外に少ないかもしれません。

今回は最近「うざい」イメージで使われ始めている、この「インスタ蝿」の意味・実態、またそう呼ばれる理由についてまとめました。

「インスタ蝿」とは、インスタ女子を蝿に例えて「うざい」イメージを揶揄した言葉です。「インスタ映え」から派生した言葉であることは想像に難くありませんがないですが、「インスタ映え」は本来、インスタに投稿すると興味を持つ人が多いといったプラスの意味で使用される言葉です。

それに対して「インスタ蝿」の意味は、インスタ映えする写真・画像を撮れそうな物や風景、おもしろスポットに群がって周りの迷惑を顧みない行動をとる、「うざい」インスタ女子を指しています。

「インスタ蝿」と呼ばれる、うざいインスタ女子が、あえてこのような俗称をつけられてまで揶揄される理由は、行き過ぎた執着心からくる「目的のずれ」があまりにもひどいためです。

堅苦しい言い方になるかもしれませんが、インスタグラムを含め本来SNSとは、自分たちの身の回りにあったホットなニュースや、今の自分の現状を共感してもらったり、アドバイスを求めたりするために利用するツールと言えます。

しかし、この「インスタ蝿」と呼ばれる、うざいインスタ女子は、ただ単に、インスタに投稿して注目してもらうことを目的として行動するため、時に周りの人間を不快にさせたり、クレイジーに思われたりする行動をとってしまうことが、揶揄される理由になっています。

典型的な例を挙げれば、食べ物・飲み物をインスタ写真を撮るためだけの目的で用意し、写真を撮った後に廃棄してしまったり、おもしろスポットのような観光名所を他の観光客のことはお構いなしに、ひたすら写真を撮り続けたりするといった行動です。

「インスタ蝿」という「うざい」イメージの呼び名は、現在SNSでは定着していて、ときおりオリジナルの画像でその存在を例えられています。

「インスタ蝿」は主にインスタ女子に多いようですが、中には男子学生や年配の女性にも同種のうざい行動が見られます。

こうした「インスタ蝿」が出現する目立った場所を言えば、ナイトプールなどの非現実的な施設・アトラクションの周辺や、普通の人は注文しづらいど派手なメニューやデザートを並べたテーブルの周りなどです。国内のみならず、海外でもチャンスがあれば仲間と群がります。

「インスタ蝿」と呼ばれるインスタ女子については、TwitterなどのSNSだけでなく、2chでも迷惑と話題になっています。

この「インスタ蝿」という呼び方は、それだけインスタ投稿が社会現象化したことの反動とも考えられますが、実際に周りに迷惑をかけている人たちがいることは事実なので、常識はずれの行動は自制してほしいと願うのは言うまでもありません。

また、この「インスタ蝿」という言葉を使って、「インスタ蝿」にならないように気を付けようとか、画像をアップしたけれど「インスタ蝿」みたいでちょっとはずかしいといったニュアンスで利用されることもあるので、そういう意味では反面教師的に良い使われ方をしている例もあります。

次に、「インスタ蝿」と呼ばれるインスタ女子がうざいと言われる理由や、行動の特徴についてまとめました。

「インスタ蝿」がうざいと言われる理由・特徴は、インスタ映えの写真・画像を撮ることに夢中で、周りの人が不快に感じていることに気づかないという点が挙げられますが、逆に同じ「インスタ蝿」の反応に対しては敏感という変わった特性も見受けられます。

「インスタ蝿」は、インスタ映えの写真・画像を撮ることに執着しているので、納得のいく写真・画像が撮れるまで対象物やスポットの周りを徘徊する習性があります。そうした特徴が、敢えて蠅をイメージしている理由でしょう。

本人たちは自覚がないかもしれませんが、周りから見ると「インスタ蝿」と呼ばれるインスタ女子は物を大切にしない傾向があります。

「インスタ蝿」にしてみれば、インスタ映えの写真・画像を撮ることが最終目的なので、写真・画像を撮った後に食べ物などを廃棄することは、自分たちの目的は終えているという理由で抵抗ありませんが、普通の人間から見るとものの取り扱い方が異常に見えます。

次に、インスタ蝿の迷惑な行動の事例をまとめました。

私有地に「インスタ蝿」が群がって写真撮影をしているという被害報告が挙がっています。

インスタで、「千と千尋の神隠し」のモデルスポットになったとタグ付けされた、スポットが「インスタ蝿」の被害にあっているという報告があります。

場所は、船舶修理に使用されている海岸で、海に向かって線路が伸びている、ちょっとしたおもしろスポットですが、ここは実際は私有地で、「千と千尋の神隠し」のモデルスポットになったという話も事実ではないようです。所有者が迷惑しているというツイートが投稿されています。

北海道の牧草地・畑に「インスタ蝿」が無断で入り込んで、写真撮影を行って迷惑しているという報告があります。

牧草地・畑は私有地というだけでなく、外部の人間が入り込むことによって、害虫や病原体を持ちこむ可能性があり、大事な家畜の餌や農作物に悪影響を及ぼす可能性があるのでやめてほしいという、注意のメッセージがネット上に挙がっています。

阪神淡路大震災追悼イベントの神戸ルミナリエの下で、インスタ映え写真を狙って、持参したペットボトルの水をわざわざまいて電飾が反射している写真を撮影していた光景が目撃され、常識を外れている行為と批判されています。

ディズニーランド内の非常識な写真撮影に関する報告は後を絶ちませんが、トゥーンタウンの名物で、開けると音が鳴る木箱のアトラクションが、インスタ映えを狙って箱の上に乗って写真撮影を行う観光客があまりに多いため、撤去されるという事態が発生し、ディズニー愛好者を中心に批判の声が挙がっています。

テレビ番組で、インスタ映えしないペットを捨てる人が急増中というネタが放映され、「ペットはインスタの道具じゃない」と批判のツイートが挙がり、物議を呼んでいます。

インスタでうけるという理由で、敢えてコインランドリーの中に入って写真撮影する、「インスタ蝿」のインスタ女子が増えており、批判の対処になっています。

友だちとアイスを食べに行ったら、インスタ写真を撮ってそのまま食べずに捨てられたという「インスタ蝿」のインスタ女子の実態がツイートされています。

「インスタ蝿」がインスタ映えしそうなドリンクを、そのまま外に放置している光景が最近よく発見され、批判の報告が挙がっています。

「インスタ蝿」が道路の真ん中で写真撮影している現場が確認され、マナーのない非常識な行為と、批判しているツイートがあります。

「インスタ蝿」以外に、「バカッター」と揶揄されて批判されている対象者がいますが、次に、「インスタ蝿」と「バカッター」の違いについてまとめました。

バカッターとは、いわゆる悪ふざけ行為の度が過ぎている未成年のことです。

バカッターは、未成年のくせに派手に飲酒・喫煙を行ったり、バイト先でありえないような非常識行為を行って目立とうとする傾向があります。

基本的に「インスタ蝿」はインスタ写真を撮るために周りに迷惑をかけたり不快な思いにさせていることに気づいていない輩を指しますが、「バカッター」は明らかに初めから悪ふざけで非常識行為を行っているという点で違いがあります。

「バカッター」はある程度、自分で馬鹿なことをやっているという自覚がありますが、「インスタ蝿」はインスタ映えする写真・画像を撮るという目的があって、結果的に周りに迷惑をかけているので、自分で馬鹿なことをやっているという自覚があまりないといえます。

次に、自分で「インスタ蝿」かもしれないという自覚があるユーザーが、「インスタ蝿」をやめる方法をまとめました。

「インスタ蝿」の迷惑行為をまとめると、根本的な原因は「目的のずれ」といえます。インスタは本来、自分が日常生活を普通に営む中で、身近な写真・画像を撮って投稿するという使い方で楽しむツールであり、周りに迷惑をかけてまでうける写真・画像を撮影して投稿で注目を浴びるというのは正しい使い方ではありません。

その違いを意識して、自分のインスタに関する行動をまとめて振り返る必要があります。

まず、インスタ撮影を行うときに、他人の迷惑になっていないかを常に意識するようにしましょう。第三者的な客観視できる目ができると、純粋に自分の行為がばかげていることに気づけるようになります。

インスタ撮影を行うときに、被写体の著作権や肖像権・管理者の存在を念頭において撮影するようにするという点も大事です。

インスタ撮影は自由度が高いイメージがあるので、写真を撮るだけであれば、なにをやっても許されるという勘違いを起こしやすいという盲点があります。

自分の写真ならどこまでも自己責任で済みますが、他人の写真自体が既に個人情報であり、他人の所有物の写真は他人が管理する情報に該当するので、そうした社会的ルールを意識するようにすると、思い上がった自分の行為を抑えられるようになるでしょう。

自分の写真ならどこまでも自己責任で済むと前述しましたが、自己責任で済むといっても、基本的な考えとしては可能な限り個人のトラブルも避けるように行動するべきです。

これはSNS全般に対してまとめて言えることですが、安易な気持ちでおもしろがって自分の写真・画像を投稿すると、どこで転用されて一般に情報が拡散するか分かりません。

SNS上で削除すればそれで済むという考えは勘違いです。SNS上にアップした時点で、写真データはどのような形でも取り込んで保存できます。情報が拡散した場合、それをまとめて消去する方法はありません。

そうした全体をまとめた考えや視点をもって、自分の写真の投稿に関しても十分配慮する必要があることを覚えておきましょう。

インスタ映えの写真撮影に夢中になっているときに、「写真を褒めているのは結局、友人だけかもしれない」という冷静な発想を持ってみるのも良策です。

「インスタ蝿」になっているときは、通常よりもテンションが上がっているときなので、理性があまり働いていない状態です。そんな時に、少し頭を冷やす発想を入れてみると、冷静な自分を取り戻せるはずです。

「インスタ蝿」対策として、精神的な発想だけでなく、物理的な手段を講じてみるのも良いでしょう。

敢えて、低通信量のSIMカードに変えてみるのも1案です。通信量の残量が気になると、無駄な通信量は使いたくないので、必然的にインスタ投稿も必要最小限に抑えられ、結果、「インスタ蝿」のような過度なインスタ映えを狙った写真撮影は行わなくなるでしょう。

スマホ依存症を抑えて、スマホ離れする意味では、スマホのカラー表示をモノクロに切り替えるという方法もあります。スマホの画面がモノクロになると、機能優先に頭が切り替わり、インスタ映えするような派手なカラー写真を敢えて望まなくなる効果が期待できます。

スマホの画面がモノクロにする方法は、iOSの場合は、「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」→「カラーフィルタ」まで進み、トグルをオンに切り替えて「グレイスケール」を選びます。

Androidの場合は、機種によって手順が異なりますが、おおよその手順でいうと、「設定」→「ユーザー補助」まで進んで、カラー調整の項目で調整します。

「インスタ蝿」は基本的に恥ずかしい行為です。「インスタ蝿」の行為を行っているときは、本人はインスタ映え写真に夢中なので、周りに迷惑をかけているという自覚がないまま、写真撮影を行ってしまいます。

別な意味で周りに迷惑をかける「バカッター」は、明らかに意識的に悪ふざけを行っているので、本人の自覚次第で行為を抑えられる可能性があります。

「インスタ蝿」のような行為を控えるには、第三者的な客観視できる目を持って、情報管理の大切さを意識するなどして、冷静に自分の行為を判断できる習慣を身に着けることが大切です。また、SNS上で取り扱う情報に関して、様々なリスクを含めた可能性や考え方を自分なりにまとめておくことも大事です。